車種別・最新情報
更新日:2024.08.29 / 掲載日:2024.08.29

ノア&ヴォクシーの《マスト装備》《買い得グレード》教えます!

SUVブームが定番化して久しいが、今なおファミリーカーの王道と言えるのがミニバンだ。子育てファミリーならなおさら、人生の一時期において最も使い勝手のいい車型であることは間違いない。今回は車種ごとに必須アイテムや買い得グレードに着目し、クルマ購入の達人・渡辺陽一郎が徹底解説!

●文:渡辺陽一郎

TOYOTA ノア/ヴォクシー

●価格:267万〜389万円/309万〜396万円●発表年月(最新改良):’22年1月(未実施)

パワートレーン2ℓ 〈FF/4WD〉1.8ℓハイブリッド 〈FF/4WD〉

パワートレーンは同一でデザインなどが異なる

ノア&ヴォクシーは、ミドルサイズミニバンの人気車種だ。ノアは、標準ボディとエアロパーツを装着した2種類のボディを用意する。ヴォクシーはエアロ仕様のみで、フロントマスクを個性的に造り込み、ノアでは物足りなさを感じるユーザーに向けて開発されている。

全長が4600〜4800㎜前後に収まるミドルサイズのミニバンは、適度なサイズで広い室内空間を備えるため、実用性を重視するファミリーユーザーを中心に人気が高い。そのために車種の数も豊富で、ライバル同士の競争も激しい。そこでノア&ヴォクシーは、各種の装備を充実させた。オプションでは、高速道路上の渋滞でステアリングホイールから手を離しても運転支援が続く機能、スマートフォンを使って車外から車庫入れの操作が行える機能、電動スライドドアが開き始めた時に車両が接近すると作動を止める安全装備などが幅広く用意される。

また3列目のシートは、レバー操作だけで左右に持ち上がり、シート本体を側面へ押し付けると自動的にロックする。さまざまな機能を充実させて、安全かつ便利に使えることが特徴だ。

開放的なコックピット。TNGAアーキテクチャーを採用し、運転支援機能なども最新仕様に。ポケットやトレイ、カップフォルダーなど、ユーティリティへの配慮も万全だ。
2列目キャプテンシートの7人乗りのほか、ベンチシートの8人乗りも設定。3列目のシートはやや簡易な印象だが、格納は楽だ。

マストアイテム

エアロパーツ[ 「S-G」「S-Z」に標準

リセールを考えればエアロがリーズナブル

各種の先進装備がマストアイテムだが、オプションを含めると、最も安価なノアX以外の全グレードに装着できる。従ってどのグレードでも積極的に選びたい。グレードの選択に影響するマストアイテムはエアロパーツだ。ノアの場合、エアロ仕様の価格は標準ボディよりも7〜8万円高いが、数年後に売却する時の条件も含めると割安に感じる。

ヴォクシーが全車エアロボディなのに対し、ノアのエアロはグレード別設定。非エアロ車にOPで追加することはできない。

買い得グレード

ノア ハイブリッド S-G(FF)●価格:361万円

ハイブリッド+エアロでバリューが高い選択

ノアのフロントマスクはヴォクシーよりも大人しいが、価格も同じ仕様同士の比較で5〜7万円安い。そこでノアのエアロ仕様を選ぶ。パワーユニットはハイブリッドだ。価格はノーマルエンジンよりも35万円高いが、税額は安く、実質価格差も23万円に縮まる。レギュラーガソリン価格が170円/ℓなら、6万kmを走ると23万円の実質価格差を取り戻せる。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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