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更新日:2018.10.30 / 掲載日:2011.12.16
ホンダ インサイト 新車紹介
ホンダ インサイト(2011年~)新車紹介
紹介
【マイナーチェンジ】
発表・発売/2011年10月27日・11月11日
本田技研工業/0120-112010 (2011年10月)
■ホンダハイブリッドの頂点として存在感を発揮できるか
ホンダのCセグメント・ハイブリッド専用車、インサイトが本格的なマイナーチェンジを受けた。最大のトピックは、新たに1.5Lハイブリッドを搭載したエクスクルーシブの追加だ。これによりインサイトは同一モデルで2つの排気量が選べる、世界初にして唯一のハイブリッド車(HV)となった。従来の1.3L版も燃費向上やサスペンションのチューニング見直し、VSA(横滑り防止装置)標準化など熟成を図っている。内外装のリファインはシリーズ全車に実施。
■ドライビング/ユーティリティ
エクスクルーシブが搭載するのは、CR-Zから移植された1.5L i-VTEC+IMAだ。エンジンは1.3Lの1気筒2バルブではなく、一般的なガソリン車と同じ4バルブ。i-VTEC(可変バルブ機構)にも低速巡航のモーター走行を可能にする全気筒休止に代え、低中回転/高回転でバルブリフト量を切り換えるパワー型を採用。
スペックもCR-Zと同等。1.3Lとモーターは同じでも、エンジンの23ps・2.2kgmアップによって、0-100km/hの到達タイムは1.8秒短縮されたという(メーカー値)。パドルシフトを備えるCVTの7スピードモードもCR-Z譲り。低燃費も両立しており、XG・XLはCR-Zより優れたモード燃費をマークしている。吸音・遮音対策の強化は1.3Lより入念で、高い静粛性を実現しているのもエクスクルーシブの特権だ。
1.3Lは燃料ポンプの省電力化などの見直しで、JC08モード燃費が26.0から27.2km/L(10・15モードでは30.0から31.0km/L)に向上。これまで並ばれていたフィットハイブリッドを抜き、ホンダ車として単独トップに立った。エクスクルーシブは従来1.3Lで最上級だったLS同等の価格設定も魅力。ホンダHVの旗艦モデルとして再び存在感を発揮できるか。
■インテリア/エクステリア写真[1]
エクスクルーシブは黒木目調や高輝度シルバーのパネル、メッキの縁取りを施した専用インテリアが高級感を演出する。
1.5LのパワートレーンはCR-Z譲り。16バルブエンジンはインサイト専用にチューンされている。エンジン+モーターのシステム最高出力は121ps。
従来の175から全車185タイヤにサイズアップ。タイヤの重量増は、フロントロアアームのアルミ化でカバーしている。
■インテリア/エクステリア写真[2]
XL系にはグランスムース(レザー調の人工皮革)をコンビシートが標準。オプションの本革シートにはアイボリーも設定。
エクスクルーシブは全面ブルーのヘッドライト、LEDアクセサリー内蔵グリル、精悍なメッキバンパーなどで差別化。
シャークフィンアンテナもエクスクルーシブ専用装備。マイナーチェンジでは後席形状の見直しや後方視界の改善も行われた。
エクスクルーシブXL(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4395×1695×1435mm |
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ホイールベース | 2550mm |
トレッド前/後 | 1480/1470mm |
車両重量 | 1210kg |
エンジン | 直4 SOHC+モーター |
総排気量 | 1496cc |
最高出力 | 111ps/6000rpm |
最大トルク | 14.5kg m/4800rpm |
モーター最高出力 | 14ps/1500rpm |
モーター最大トルク | 8.0kg m/1000rpm |
JC08モード燃費 | 23.2km/L |
サスペンション前/後 | ストラット/トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/L&Tドラム |
タイヤ前後 | 185/60R15 |
全国メーカー希望小売り価格
G | 193万円 |
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L | 213万円 |
エクスクルーシブ XG | 208万円 |
エクスクルーシブ XL | 225万円 |
エクスクルーシブ XL インターナビセレクト | 256万円 |