車種別・最新情報
更新日:2024.07.31 / 掲載日:2024.07.31

三菱・アウトランダー「ここがピカイチ!」

今回は新車購入に際して「コレを選べば間違いない!」とオススメできるモデルを“鉄板モデル”としてセレクト。いずれも弱点が少なく平均点の高いモデルが揃う車種について、平均点を超える“ピカイチ”な部分にフォーカスしてその魅力を紹介していこう。

●文:渡辺陽一郎

MITSUBISHI アウトランダー(SUV)

●価格:49951006304100

●発表年月:’21年10月(’23年12月)

2.4ℓプラグインハイブリッド 4WD

使えるPHEVとして一般化の先頭を走る

現行アウトランダーは、すべてのグレードがPHEV(充電可能なプラグイン方式のハイブリッド)を搭載する。直列4気筒2・4ℓエンジンが発電を行い、巡航時には、ホイールを直接駆動して効率をさらに向上させる場合もある。駆動用リチウムイオン電池の総電力量は、20kWhの余裕があり、電気自動車のeKクロスEVと等しい。売れ筋グレードになるGやPの場合、1回の充電で、WLTCモードにより99㎞を走行できる。動力性能も高く、アクセルペダルを踏み増すと、モーターの特性によって動力性能を機敏に高める。加速性能を自然吸気のノーマルガソリンエンジンに当てはめると、4・5ℓの排気量に匹敵するほどパワフルだ。

環境性能の優れたPHEVのメカニズムで、走行性能を向上させている。デザインでは内装の仕上げも上質だ。パワーやスノーなど、走行モードを切り替えるダイヤル式のスイッチも、ていねいに造り込んだ。居住空間も広く、前後席ともに、頭上と足元の空間に余裕がある。GやPには、荷室にコンパクトな3列目のシートを装着した7人乗りも用意される。PHEVの先進的な走りと併せて、ファミリーカーの快適性も高めた。

《ココがピカイチ》4輪の綿密な制御によりスポーツ性が強い

駆動用モーターは前後に独立して搭載され、駆動力の制御を綿密に行う。峠道などを走ると、例えば後輪の駆動力を前輪よりも高めて、なおかつ内側のホイールにブレーキを作動させ、コーナーを小さく回り込む制御も行う。アウトランダーの車両重量は2トンを上まわり、全高も1700㎜を超えるから、一般的な設定では後輪の接地性を優先させてカーブを曲がりにくい。ところがアウトランダーなら、ステアリング操作に対して車両が忠実に内側を向く。高い動力性能と相まって、スポーツ性がきわめて強い。

電気モーターは回転数に関わらずトルクを発生でき、かつ緻密な制御が可能。アウトランダーは4輪を独立制御して高い走行性能を得ている。
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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