車種別・最新情報
更新日:2024.07.29 / 掲載日:2024.07.29

三菱・デリカD:5「ここがピカイチ!」

今回は新車購入に際して「コレを選べば間違いない!」とオススメできるモデルを“鉄板モデル”としてセレクト。いずれも弱点が少なく平均点の高いモデルが揃う車種について、平均点を超える“ピカイチ”な部分にフォーカスしてその魅力を紹介していこう。

●文:渡辺陽一郎

MITSUBISHI デリカD:5〈ミニバン〉

●価格:415万6900〜462万2200円
●発表年月:’07年1月(’23年11月)
【2.3ℓディーゼルターボ《4WD】

独自路線で愛されるロングセラーミニバン

デリカD:5は、今では珍しい長寿モデルだ。発売は’07年だから17年を経過する。それでも販売は好調で、1か月に1500台前後が登録される。理由は大きく分けて3つあり、まずはデリカD:5がSUV感覚のミニバンになることだ。外観も野性的なデザインで、最低地上高には185㎜の余裕がある。現在の駆動方式はロックモードを備えた4WDのみで、悪路走破力もSUV並みに高い。

2つめの理由は直列4気筒2.3ℓクリーンディーゼルターボの搭載だ。今の国産ミニバンでディーゼルを搭載する車種は、デリカD:5とグランエースのみになる。デリカD:5のディーゼルは、実用回転域で3.5ℓのガソリンエンジンに相当する駆動力を発揮して、特に高速道路を使った長距離移動では運転しやすい。軽油は価格が安く経済性も優れる。

3つめの理由は、’19年にフルモデルチェンジ並みの大幅な改良を実施したこと。フロントマスクを始めとする外観やインパネなどの内装、走行性能、乗り心地、安全装備、運転支援機能などを大幅に改善した。これらの相乗効果により、デリカD:5を何台も乗り継ぐユーザーも多く、好調な売れ行きを保っている。

《ココがピカイチ》SUV風の外観と走りに加えて居住性も大満足

デリカD:5は、ミニバンスタイルのSUVと呼ばれるほど、外観がカッコ良くて悪路走破力も高い。その一方で、ミニバンで重視される多人数乗車時の居住性も快適だ。全長が4800㎜以下のミニバンでは、3列目シートの居住性が最も優れている。身長170㎝の大人6名が乗車した時、2列目に座る乗員の膝先に握りコブシ2つ分の余裕を与えても、3列目の膝先に2つ半の空間ができる。3列目に座った乗員の足が2列目の下側に収まりやすく、シートの奥行寸法も十分に確保した。SUVの個性に加えてミニバンの実用性も高い。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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