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更新日:2023.05.22 / 掲載日:2023.05.22
米国トヨタ 新型「タコマ」発表 オフロード特化の「トレイルハンター」新設定

米国トヨタは現地時間の5月18日、4代目となる新型ピックアップトラック「タコマ」を発表した。
同モデルは今年後半の販売開始を予定しており、メーカー希望小売価格は発売に合わせて発表される。
“タコマらしさ”を追求し新たに設計

新型タコマはタンドラやセコイアと共通のTNGA-Fグローバル・トラック・プラットフォームをベースに、米国市場向けに設計。新しい高強度ボックス型スチールラダーフレームを採用して剛性を高めつつ、アッパーボディにアルミニウムを採用するなど軽量化も図った。
また、デザインは“Badass Adventure Machine(直訳で、ヤバいアドベンチャーマシン)”をテーマに掲げ、タフネスとアスレチックな姿勢を表現。
初代ハイラックスを彷彿とさせるナローボディとワイドなアッパーグリルに、アグレッシブなスキッドプレートを組み合わせてタフな走りを示した。
さらにハイマウントヘッドランプ、サイドファンクショナルエアインテーク、ヘキサゴングリルモチーフ、ルーフとテールゲートの一体型スポイラーといった要素で個性を強めている。

タコマ史上最強のパワートレイン

パワートレインは2種類を設定。
標準グレードには2.4L 4気筒ターボエンジンが搭載され、電子制御式ATの「ECT-i」との組み合わせでは最高出力278馬力、6速MTの「iMT2」との組み合わせで270馬力としている。
上位グレードは2.4L 4気筒ターボエンジンに48馬力の電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「i-FORCE MAX」を搭載、最高出力326馬力はタコマ史上最もパワフルなものになったという。
また、アプローチアングルは最大33.8度、ブレークオーバーアングルは最大23.5度、デパーチャーアングルは最大25.7度。走行地上高は最上位グレードのTRD Proで最大11インチ(約280mm)となっている。
トレイルハンター:オフロード特化の新グレード

今回新たに設定された「トレイルハンター」は、2022年のSEMAショーで“トレイルハンター・コンセプト”として公開されたモデルの市販化仕様。
オーストラリアの大手4WDアクセサリーメーカー・ARBと共同開発し、スチールリアバンパー、取り外し可能なパネル付きベッドユーティリティバーなどを装着する。
また、ARB社のOMEサスペンションと33インチタイヤの組み合わせで、フロントを2インチ、リアを1.5インチアップしている。
このほか、20インチLEDライトバー内蔵のヘリテージインスパイアグリル、2400WのACインバーターなどといった夜間やキャンプでの使用に役立つ装備を揃えている。
さらにアウトドアでの活用を想定した100以上のアクセサリーも用意し、オーナー好みのオフロードマシンを作り上げることができるという。

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