トヨタ「GRスープラ GT4」生産100台到達祝う世界で3台の限定車発表

　TOYOTA GAZOO Racing（TGR）は4月28日、市販車ベースのカスタマーモータースポーツ車両である「GR Supra GT4（GRスープラ GT4）」の累計生産が100台に到達したとし、その記念モデルとして「GR スープラ GT4 100エディション」を発売した。

世界で3台限定生産！ 専用装備に身を包んだ記念モデル

　GR スープラ GT4 100エディションは、世界で3台限定生産となるスペシャルモデル。

　ベースモデルの「GR スープラ GT4 EVO」は、最高出力430hpにチューンナップされた3L 直列6気筒ターボエンジンを搭載。

　7速スポーツオートマチックトランスミッション（パドルシフト付）と機械式リミテッドスリップデフを介して後輪を駆動する。

　フロントスポイラーとリヤウイングに天然繊維コンポジットを採用するなど軽量化にもこだわり、車両重量は1,350kgに。

　このほかブレーキシステムはフロントに6ポット、リヤに4ポットのレース用キャリパーを採用するなど、レース仕様に仕立てられている。

　限定車は専用のボディカラーを施すほか、専用ボンネット、シリアルナンバーバッジなどといった専用品を特別装備する。

約3年での100台生産到達　2023年は50台余りの車両がレースへ参加予定

　GRスープラ GT4は2020年3月、欧州での販売を皮切りに、アメリカ、日本を含むアジア諸国へと販売地域を拡大。約3年で節目となる生産100台到達を果たした。

　カスタマーモータースポーツへの参戦を志すユーザーに、気軽にレースへ参戦してもらいたいという車両開発時の願いは、2022年末時点で世界317レース出場という形で実現。

　各国GT4選手権や日本のスーパー耐久シリーズなどで79回のクラス優勝と20回の総合優勝、表彰台獲得数は207回という戦績を残しており、これらのレース経験はユーザーから開発陣へアドバイスとして伝えられ、マシンやパーツの改良に繋げられているという。

　なお、2023年においては、欧州で合計27台、北米では20台、日本を含むアジアは12台のGRスープラ GT4が、各国のレースに出場予定としている。

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2023.04.28