車種別・最新情報
更新日:2023.03.29 / 掲載日:2023.03.29

マツダCX-5のイチ推しポイントは?おすすめグレードも要注目!

2023春版・国産車ブランド別“イチ推し”セレクション

ブランドを代表するモデルをセレクトして、そのブランドらしさ、そのモデルらしさを深掘り! 「らしさ」のポイントをわかりやすく解説し、「らしさ」満点グレードを選定する。

●文:川島茂夫

MAZDA CX-5

●価格:276万6500〜417万100円

大看板となる「CX」の中心的存在を担う基幹モデル

内燃機の豊富な選択肢がマツダ車の特徴。車種により、電動化の度合いなどに違いはあるが、いずれもベースはスカイアクティブのガソリン&ディーゼルエンジン。汎用性に富んだパッケージングもCX-5の魅力だ。
■主要諸元(XD フィールドジャーニー) ●全長×全幅×全高(㎜):4575×1845×1690
●ホイールベース(㎜)2700 ●車両重量(㎏):1690 ●パワーユニット:2188㏄ 直列4気筒ディーゼルターボ(200PS/45.9㎏・m)) ●トランスミッション:6速AT ●WLTCモード総合燃費:16.6㎞/ℓ ●タイヤ:225/65R17

クラス唯一となるディーゼルが秀逸だ
 SUVブームの後押しもあるのだろうが、現在のマツダの看板モデルと言えばCX-5である。SUVの中心的ポジションにあるミドルSUVであり、マツダの売りとなる「人馬一体」と「魂動デザイン」にきっちりと沿った設計もあり、販売面でも中心的存在となっている。

 MCではアウトドア趣味の部分を強化したフィールドジャーニーを追加し、路線拡大を図っているがSUVとしてはオンロード志向が強めであり、内外装もアウトドア趣味よりプレミアムカーの雰囲気を重視している。

 ハードウェア面ではガソリンの2ℓと2.5ℓ、ディーゼルの2.2ℓの3タイプのパワートレーンを用意。ハイブリッド車は設定されないが、同クラスの国産クロスオーバー系では唯一となるディーゼルの採用がCX-5の性能面での特徴にもなっている。

 とくに高速巡航での余力と燃費性能に優れ、癖がなく引き締まったフットワークと相まって高速ツーリング適性に優れている。もちろん、操る手応えを求めるファントゥドライブ派にも適したSUVであり、ハードウェアや性能面からもマツダらしいSUVに仕上がっている。

マツダの「魂動デザイン」を体現。エッジやラインを強調するのではなく、抑揚のある面で構成されるのが特徴だ。フィールドジャーニーには専用色のジルコンサンドメタリック(写真)を設定する。
人間工学に基づく操作系やシートなど、内装には「人馬一体」の構成要素としての一面もある。センターディスプレイは小振りで、先進性の強調というよりもドライバーの持つクルマのイメージに寄り添う志向を感じさせる。
写真のSKYACTIV-D2.2(2.2ℓディーゼル)のほか、ガソリン2ℓと2.5ℓも選べる。特にディーゼルエンジンの豊かなトルクを味わえるのは、国産メーカーの国内乗用車ラインナップではマツダのみ。ならではだ。

“CX-5らしさ”ココにあり!!

・パワーと燃費のディーゼル

・都会的プレミアム感ある内外装

・レジャー向けSUVらしさも強化中

ディーゼル車は低回転域からの太いトルクが余力感を生む。CX-5ではガソリン2.5ℓが190PS/25.7㎏・m、ディーゼル2.2ℓは200PS/45.9㎏・m。最大トルク発生回転数はそれぞれ4000rpmと2000rpmという差がある。

“らしさ満点”グレードは?

XD フィールドジャーニー
●価格:358万6000円

 都会的なSUV路線かアウトドア趣味路線かで選ぶモデルが変わってくる。前者は現行モデル開発時のコンセプトに則した、後者はMC以後に追加された新路線であり、ともに今のCX-5らしいモデル。一般的なSUV視点ならアウトドア志向のフィールドジャーニー(4WD設定のみ)を勧めるが、どちらの路線で選ぶにしてもパワートレーンはディーゼルの4WD車を勧める。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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