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更新日:2023.03.07 / 掲載日:2023.02.28

ホンダN-BOXはファミリー&レジャーの最適化!軽ハイトワゴンの魅力とは

対抗モデルと何が違う!? 2023本命モデルの魅力解剖

今気になるニューモデル&人気モデルの中から、本命を名乗るにふさわしい実力派をピックアップ。ライバルにも目配りしつつ、本命たる理由に迫る!

●文:川島茂夫

ファーストカーとしてもアリ!?【軽スーパーハイトワゴン】

HONDA N-BOX

■主要諸元 (カスタムEX・FF)  ※オプションを含まず
●全長×全幅×全高(㎜):3395×1475×1790 ●ホイールベース(㎜):2520 ●車両重量(㎏):940 ●パワーユニット:658㏄ 直列3気筒(58PS/6.6㎏・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:21.2㎞/ℓ ●タイヤ:155/65R14

レジャー用途も視野に
入る万能スーパーハイト
 Nシリーズとなって2代目となるが、初代からプラットフォームも一新し、走行性能を向上させたことが同車の魅力のひとつ。高スペース効率モデル揃いのスーパーハイト系ミニにあって、キャビンユーティリティでライバルを出し抜くほどの特徴はないが、フットワークの磨き込みで高速長距離適性を向上させているのがポイント。
 業界自主規制で最高出力を制限しているため動力性能は標準レベルだが、軽乗用らしい軽快感を失わずに高速コーナリングでも腰の据わった挙動と操縦性を実現。だからといって日常域で乗り心地が荒いわけではない。和み系とまでは言わないが、サスストローク速度を抑えながらストローク量で負荷変動をいなす。これが安心感や乗り心地の質感を高めている。
 ファミリー色が弱めでレジャー向けのモデルを意識させる外観デザインもあるのだろうが、長距離走行で運転疲れや乗り疲れしにくいシャシー性能は軽乗用では適応用途拡大の要点のひとつ。ファミリー&レジャー用途に適したキャビン実用性との相性もいい。短距離用途中心の既存の軽市場では大きなアドバンテージにならないにしても、ダウンサイザーにはかなりの訴求力だろう。

【“本命”のポイント!】安定した走りと積載性の高さでコミューター超え!

 高速域での安定性の高さと落ち着いた乗り心地は現行Nシリーズに共通した特徴だが、スーパーハイト系では尚更。2ウェイの後席格納など大物積みに適したキャビン実用性や充実したターボ車設定など、スーパーハイト系でもレジャー用途適性に優れている。

積載性は空間確保に留まらず、スライドドアからのアクセス+後席座面チップアップ機構など、様々な荷姿&使い方に対応している

【対抗モデル!】レジャー適性の高さからデリカミニが好敵手に!?

 N-BOXの強味はスーパーハイト系では相対的にレジャー志向の濃いデザインや性能にあり、ダウンサイジング適性にもつながっている。それを勘案して対抗馬を選ぶならSUVモチーフのモデルであり、eKクロス スペースやスペーシアギア、タント・ファンクロス。プロト車が発表されたばかりだが、レジャー志向ならデリカミニが最有力候補。

MITSUBISHI デリカミニ
●価格:約180万〜約225万円
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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