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更新日:2022.11.17 / 掲載日:2022.11.17

【新型ロードスター】一部改良でコーディネートが進化! 特別仕様車「BROWN TOP」登場

文●大音安弘 写真●ユニット・コンパス


 マツダの走りへの情熱と運転する歓びを象徴するライトウェイトオープンスポーツカーである「ロードスター」が2022年11月17日、一部改良を発表した。その改良のポイントと新登場となる特別仕様車を紹介しよう。

一部改良のポイントは「コーディネート」。新色「ジルコンサンドメタリック」を採用

一部改良を受けた新型ロードスター

 現行型となる4代目ロードスターは、2015年5月にフルモデルチェンジを実施。それ以降も年次改良を重ね、熟成を重ねてきた。2021年12月の商品改良では、コーナリング時の姿勢安定化制御「キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)」を搭載し、走りの磨き上げが行われたほか、ロードスターの持ち味である軽さに焦点を当てた、こだわりの特別仕様車「990S」を設定した。このような経緯から、今回の改良では、新たなコーディネートが目玉となる。

 ひとつは、新色「ジルコンサンドメタリック」を採用だ。ミッドサイズSUV「CX-5」の2021年11月の大幅改良より採用されたアース系カラーだが、SUVラインアップ以外に採用されるのは、今回が初。その名が示すように、砂型につかうジルコンサンドをモチーフとしている。改良型ロードスターでは、走りの装備をアップグレードした「RS」のイメージカラーとして使われており、クラシカルなライトウェイトスポーツカーの雰囲気を醸し出す。クラブレーサー風のカスタムにも、似合いそうだ。ソフトトップだけでなく、リトラクタブルハードトップ「RF」でも選択可能となる。

ラグジュアリーな雰囲気を醸す特別仕様車「ブラウントップ」

特別仕様車「BROWN TOP(ブラウントトップ)」

 もうひとつが、新提案となるソフトトップベースの特別仕様車「BROWN TOP(ブラウントトップ)」だ。ラグジュアリーなインテリアと充実装備を誇る「Sレザーパッケージ」をベースに、外装ではブラウンのソフトトップとボディ同色ドアミラー、高輝度塗装仕様となるアルミホイールを装備。インテリアでは、テラコッタのナッパレザーシートに加え、テラコッタステッチ入りのドアトリムとインパネデコレーションパネルを特別装備として加えられている。

 これらの特徴は、これまでの人気の特別仕様車から受け継がれたものだ。ブラウンのソフトトップは、2018年6月発表の「Caramel Top(キャラメルトップ)」と同仕様のもの。さらにテラコッタのインテリアは、2021年12月発表の「RF VS Terracotta Selection(テラコッタセレクション)」のものであり、ソフトトップ仕様では初採用となる。同仕様は、2023年7月31日までの期間限定受注となる。

まとめ

 現行型ロードスターでは、選ぶ楽しさを提供すべく、定期的に特別仕様車を設定しているが、現時点で同じ仕様が再び登場したことはなく、ブラウンの内外装の組み合わせは、最初で最後となる可能性も高い。自分の好みと感じた人は、この機会をお見逃しなく……。なお、ピュアな走りを追求した特別仕様車「990S」は受注好調なこともあり、継続設定となる。ただし、あくまで特別仕様車の扱いなので、今後も続投されるかは不透明だ。なので、今回の改良型が良い購入の機会であることには変わりはないことを付け加えておきたい。

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大音安弘(おおと やすひろ)

ライタープロフィール

大音安弘(おおと やすひろ)

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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