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更新日:2022.10.05 / 掲載日:2022.09.06

新型スバル クロストレック特集!エンジン&アイサイトの性能は?

人気のスバルXVがフルモデルチェンジ。9月15日にワールドプレミアが行われ、新たに世界共通のモデルネーム「クロストレック」として登場することになった。より逞しくなったスタイリングやスバル最新技術の投入により、その人気はさらに高まるのは間違いなさそうだ。

●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之/スバル

SUBARU 新型クロストレック
今秋発表&受注開始(納車は来春スタート)

上級モデルから水平展開した
最新機能を惜しみなく注入
 従来型のXVに採用されているSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)は、現行インプレッサ譲りの第一世代型になるが、新型クロストレックのSGPは、現行レヴォーグから採用が始まったフルインナーフレーム(FIF)の第二世代を採用。従来型と基本骨格形状は共通だが、従来型ではアッパーボディとアンダーボディを個別に組み立て、その後結合していたところを、クロストレックではボディ全体の骨格部を接合し、その後車体外板を接合。工程の変更によりFIF構造としている。また、ルーフとクロスメンバーの間に塗布する接着剤を高減衰型に変更するなど細部の改良も加えて、剛性と静粛性を向上させている。
 パワートレーンは直噴2ℓにCVTをベースに1モーター/2クラッチのパラレル式ハイブリッドを組み合わせたe-BOXERを採用。詳細スペックは発表されていないが、従来型やフォレスターと同じくモーター最高出力10‌kW、ハイブリッド用リチウムイオン電池容量約0・6kWhと思われる。モーターもバッテリーもハイブリッド車では容量が少なく、高機能型のマイルドハイブリッド仕様と考えれば理解しやすいだろう。
 4WDシステムは電子制御カップリング(多板クラッチ)により後輪への伝達トルクと前後輪の同期性を制御する電子制御型を採用。もちろん、悪路制御のX-MODEも装備。こちらも詳細は不明だが、制御分解能の向上等で更に進化しているのは間違いない。
 アイサイトは広角型ステレオカメラと対歩行者/二輪車認識機能に優れた単眼広角カメラを組み合わせた新世代型にバージョンアップ。アイサイトXのような高度運転支援機能はないが、歩行者との接触事故予防の強化はユーザーにとってもメリットが大きい。

第二世代のSGPの投入で操縦安定性と乗り心地を強化。サスペンション取り付け部の剛性強化など、上級モデルからの知見や技術も投入されている。※写真はレヴォーグ用
左右2つのステレオカメラの間に広角対応の単眼カメラを配置。3つのカメラを用いることで衝突回避性能が大きく向上したこともトピックだ。
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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