新型 スバル クロストレック特集！エクステリアのXVとの違いとは

人気のスバルXVがフルモデルチェンジ。9月15日にワールドプレミアが行われ、新たに世界共通のモデルネーム「クロストレック」として登場することになった。より逞しくなったスタイリングやスバル最新技術の投入により、その人気はさらに高まるのは間違いなさそうだ。

●文:川島茂夫　●写真:奥隅圭之／スバル

SUBARU 新型クロストレック
今秋発表＆受注開始（納車は来春スタート）

タフネスさを巧みに表現する
新感覚スタイリングが印象的
　車体寸法は従来型とほぼ共通。全長差は5㎜でしかなく、全高はルーフレール込みでは15㎜低くなっているが、ルーフ高自体は同じである。つまり、サイズやプロポーションは従来型と同等だ。
　ただ、実車を前にするとSUV感覚が強まった印象を受ける。フェンダー周りのクラッディングだけでなく、フロントマスクやサイドシル周りのプロテクター部の面積が増加している。粗めの桟で立体感が強調されたラジエターグリルなど、タフネス感が一段アップしたように感じる。ルーフレールのデザインの違いも大きく、クロストレックのキャラに見合ったデザインが節々に注がれている。
　前後のランプグラフィックはレヴォーグにも似た雰囲気を漂わせ、従来型に比べると精悍な印象が強い。このあたりは最新スバルデザインの影響を強く感じる。
　機能的な特徴が強まったわけではなく、ある意味、フェイスリフト的な変化でもあるのだが、それはXVのポジションやコンセプトの継承するためにあえて変えなかった部分。本格SUVのパッケージングには、抵抗あるいは不便と感じるユーザーにはむしろ安心できるはず。正しいキープコンセプトの在り方と思える。