車種別・最新情報
更新日:2022.10.03 / 掲載日:2022.08.02

人気SUV5車種をプロがおすすめ【3】トヨタ カローラ クロス

【推せる理由】を教えます『選んで損なしの実力派SUV×5モデル』

【PICK UP.1】 HONDA ヴェゼル
【PICK UP.2】 SUBARU フォレスター
【PICK UP.3】 TOYOTA カローラ クロス
【PICK UP.4】 SUBARU スバルXV
【PICK UP.5】 SUZUKI クロスビー

リポーター:渡辺陽一郎
国産車/輸入車に精通するカーライフ・ジャーナリスト。独自の視点で切り込む新車購入術&情報は高い評価を得ている。今回の企画では手頃な予算で狙えるオススメのSUVを選んでもらった。日本カー・オブ・ザ・イヤー 2022-2023選考委員。

TOYOTA カローラ クロス

●価格帯:199万9000~319万9000円

ガソリン車も不足ない性能だが、ハイブリッド車はパワーも燃費もドライバビリティも明らかに上回る。価格は上がってしまうが、その金額差に見合う性能を楽しめる。

【推せる理由】“カローラ”にふさわしい高い実用性とコスパが魅力

 カローラクロスはコンパクトSUVの人気車種で、’22年1~5月の登録台数は、1か月平均で約5600台。カローラシリーズの半数近くを占める。
 高い人気を集める理由はいろいろあるが、ここが凄い!と思わせる一番の魅力は、優れた実用性だ。外観はSUVの典型で、リヤゲートの角度を立てたこともあり、車内が広い。特に後席を使っている時の荷室長(荷室の奥行寸法)は、全長が4500㎜以下の国産SUVではトップクラスである。
 当然、居住性も良好だ。身長170㎝の大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先空間は、握りコブシ2つ弱を確保した。後席に座る乗員の足が前席の下に収まりやすく、4名で乗車して、長距離を快適に移動できる。インパネなど内装の質感にも不満はない。
 乗り心地はグレードにより異なる。ハイブリッドだけに設定された4WDは、リヤサスペンションが独立式になって2WDよりも快適だ。また18インチタイヤのZよりも、17インチのSやGの方が乗り心地は柔軟に感じる。従って快適性を重視するなら、ハイブリッドで4WDのSをおすすめしたい。
 価格にも注目したい。特にハイブリッドは割安で、ノーマルエンジンとの価格差を35万円に抑えている。しかもハイブリッドの購入時に納める税額は、S同士の比較でノーマルエンジンよりも約10万円安いから、実質価格差は約25万円に縮まる。燃費の違いも大きく、レギュラーガソリン価格が1ℓ当たり160円の場合、1km当たりの燃料代はハイブリッドの2WDが6.1円、ノーマルエンジンは11.1円だ。ハイブリッドの燃料代は、ノーマルエンジンの55%で済む。そのためにハイブリッドは、約5万kmを走ると、燃料代の節約で25万円の実質価格差を取り戻せる。カローラクロスは実用的で、価格面も大いに魅力的。特にハイブリッドの買い得度が強いと感じる。

後席格納は一般的な分割シングルフォールディングを採用。格納時の荷室容量はクラストップレベルの487ℓを実現している。
オススメグレード:ハイブリッドS (4WD)

●価格:295万9000円

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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