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更新日:2022.06.15 / 掲載日:2022.06.15
仏水素自動車メーカー「ホピウム」 コンセプトモデル発表

フランスの高級水素自動車メーカー「Hopium(ホピウム)」は現地時間の6月14日、水素自動車のコンセプトモデル「Hopium Machina Vision」を発表した。同モデルは今後、2022年10月17日から23日まで開催予定の2022年パリモーターショーに出展が予定されている。
デジタル化されたインターフェース 高級メーカーならではの高品質な内装

同モデルは、ポルシェやテスラ、米電気自動車メーカーのルシード・モータースなどに在籍していた自動車デザイナーのFelix Godard氏がデザインを考案。インテリアでは、正面のピラー・トゥ・ピラーディスプレイが目に飛び込む。車幅とほぼ同等に広がるディスプレイで、ドライバーもそのほかの乗員もデジタル情報へアクセス可能に。波のような動きで、完全または最小化された レイアウトに変身させることができ、 触角コンソールによって、インターフェイスとの新しい感覚接続を実現しているという。また、後席には快適で妥協のない内装スペースと比類なきスカイビューが用意された。
これら内装に使用される素材はすべて最高品質のものを揃えたとし、透明性とトレーサビリティの両方を維持しながらも、車両が長い歳月に耐えうる耐久性をも実現しているという。また、素材は環境への負荷軽減を考慮し、欧州圏内で調達されている。
外装では、ノッチバックのシルエットを採用してスポーティとエレガントを両立したビジュアルに。また、燃料電池システムの冷却を最適化するために稼働する印象的なグリルや、水面の波に着想を得たというヘッドライトのデザインなども同モデルの特色となっている。


Hopium(ホピウム)とは
Hopium(ホピウム)は、2011年のル・マン24時間レースにおいてLMP2クラスを制し、当時の最年少優勝者となったオリビエ・ロンバート氏が設立した高級水素自動車メーカー。同社の自動車開発は、ロンバート氏の7年間にわたる水素自動車のレーシングカー運転の経験が活かされており、今日の環境面での課題に対応できる新たなモビリティソリューションについて検討し、気候変動と闘うプレイヤーとしての地位を固めつつあるという。
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