新型車情報
更新日:2020.03.25 / 掲載日:2020.03.25
ついに正式発売! HONDA 新型フィット コンプリートファイル

クロスター(CROSSTAR)HONDA 新型フィット 発売日:2020年2月14日 価格帯:155万7600~253万6600円 問い合わせ:0120-112010
4代目となる新型フィットは、ライフスタイルに合わせて選べるグレード展開や、上級ハイブリッドの搭載など見所も十分。正式発売までかなり待たされただけに、待ち望んでいたユーザーも多いはずだ。全貌が明らかになった新型フィットの魅力を余すことなくお伝えしよう。
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ネス(NESS)
リュクス(LUXE)
ホーム(HOME)
ベーシック(BASIC)
2020年に入ってからのニューモデルラッシュは、まだまだこれからが本番。中でも今月取り上げる5つのモデルは、装備も機能も最新仕様が注がれている、買う価値のあるモデルばかりだ。じっくりとその実力をチェックしてみよう。
乗員全てが快適に楽しめる 新時代のコンパクトが誕生
登録車として最小クラスとなるスモールコンパクト。一昔前は価格最優先の感が強かったが、初代フィットがいち早くファミリー&レジャーに対応することで、プラスαの魅力も求められるようになった。このクラスの”幅“を大きく広げたことは、初代フィットの大きな功績といえるだろう。
その後、よりユーティリティに優れたハイト系モデルが台頭してきても、歴代モデルにはこのコンセプトが引き継がれてきた。もちろん、新型でも重要視されるのはファミリー&レジャーへの対応力だ。ただし、これまでとは少々勝手が変わっている。
大きな違いは機能最優先ではなく、クルマを楽しめる車内環境の作り込み、雰囲気作りに力を注いだことだ。雰囲気という言葉を使うと実態がないように誤解されそうだが、乗員が快適にドライブを楽める様々な工夫を施すことで、新たな魅力を付け加えようというのだ。
ライフスタイルに合わせたグレード設定や新開発ハイブリッドの採用など、新型には多くの変化が与えられているが、それらはすべて”新生フィット“を実現するための武器。ドライバーと同乗者が一緒に盛り上がれるスモールコンパクトというのが、新型フィットの狙いなのである。
新ハイブリッド車とガソリン車を設定 今度のフィットは走りも自信あり!

従来型は軽快さに重きをおいていた感が強かったが、新型はパワーフィールもフットワークもゆとりと力強さを強く感じさせてくれる。特にe:HEV車は加速時のエンジン回転数もエンジン騒音変化も穏やかで、細かな揺れ返しを抑えたしっとりしたストロークが印象的。車格感があり、従来型とは違ったゆったり気分でドライブできる。
クロスター(CROSSTAR)

専用意匠のグリルやアンダーガーニッシュなどでSUVテイストをプラス。最も個性を感じさせるフロントマスクを実現している。

アーチモールに加えてホイールもクロスター専用意匠。タイヤサイズも185/60R16と、シリーズの中では最も大きいサイズを装着する。

開口部も広くとった積載性に優れた大型ラゲッジ。シート格納はシンプルな前倒式のため、僅かに段差ができるが、使えるラゲッジも健在だ。
インパネ周りは実用車らしいシンプルな設計だが、助手席前にはソフトパッドが加飾される。ボード上面も水平基調で視認性も申し分なし。
ホールド性と座り心地を両立させる上級モデル譲りの新世代フレームシートの採用もトピックス。クロスターには撥水シートを装着。
クロスターは4スピーカー+オーディオレス仕様。ナビはフィット専用設計の通信機能付9インチナビがディーラーOPで用意されている。
ステアリングは2本スポークタイプ。エアバックモジュールが小型化されたことで、従来型に比べセンターパッドも小さくなっている。
メーター中央部には様々な車両情報を表示することができる、7インチフルカラー液晶パネルを配置。視認性が大きく向上している。
シフトはシンプルなストレートタイプ。コンソール後端には電子制御パーキングスイッチエコモードスイッチが配置される。
SUVスタイルを巧みに融合した新感覚グレード
リップ部をスキッドプレート様にしたフロントバンパーの外観や増加した地上高を見ても分かるようにSUV志向で発展した上級設定グレード。撥水シートを採用するなど、レジャーユースを意識した装備も採用される。初期受注では3割近くがクロスターを選ぶなど、一気に人気グレードに躍り出た格好だ。
ネス(NESS)


クロスター以外のグレードの意匠は、ホイールを除けばほぼ共通のデザイン。撮影車はネス専用のライムグリーン系ツートンカラー。

基本意匠は共通だが、グレードごとに素材と色パターンが異なる。ネスはグレーもしくはライムグリーンがアクセントカラーとして用いられる。
ホンダ車の十八番でもある後席チップアップ機構も抜かりなく採用。高さのある荷物を積載する際に重宝できる機能だ。
歴代モデル同様に、多彩な収納が設けられている。ユーティリティ機能に関しても従来型と同等レベルの工夫が注がれている。
オンロード寄りのスペシャリティグレード
専用意匠のホイールや2トーンカラーの設定で差別化。オフロードを意識させるクロスターに対して、ネスはカラーコーディネートを軸とした意匠で、カジュアルなオンロード志向を強めた格好だ。装備内容はクロススターに準じているが、専用意匠の撥水シートやソフトパッドを採用することで明確に差別化されている。
リュクス(LUXE)


シートヒーターが標準になるほか、内装素材も1ランク上の仕上げ。コンビ仕様の本革シートが選べるのはリュクスだけの特権になる。
SUVスタイルを巧みに融合した新感覚グレード
リップ部をスキッドプレート様にしたフロントバンパーの外観や増加した地上高を見ても分かるようにSUV志向で発展した上級設定グレード。撥水シートを採用するなど、レジャーユースを意識した装備も採用される。初期受注では3割近くがクロスターを選ぶなど、一気に人気グレードに躍り出た格好だ。
ホーム(HOME)

シートはファブリック地だが、センター部にスリットが入った上級タイプが装着される。ソファのような良質な仕立てで質感の高さも十分だ。
新型のコンセプトに一番近い主力グレード
初期受注では最も売れている主力グレード。ソファのような質感のコンビシートや、オートエアコン、本革ステアリング、ラゲッジルームランプなど要点を押さえた装備設定を持つ。ボディカラー設定も最も豊富に選べるなど、家族や友だちと一緒に生活を楽しむという新型フィットの狙いに最も近い仕様だ。
ベーシック(BASIC)

エンボスパターンが刻まれたファブリックシート仕様を装着。ベーシックなグレードらしい、実用最優先なチョイスだ。
シンプル仕様だがホンダセンシングは標準装備
ガソリン車はエアコンがマニュアル仕様になるなど、最もシンプルなグレードだが、ホンダセンシングは標準装備で、内装もこのクラスの平均は凌駕しており貧相な印象はない。あまり勧められないがホンダセンシング非装着仕様も選ぶことができる。コスパ優先のみならず、カスタムのベース車にしたいユーザーにも適している。