新型車情報
更新日:2024.10.09 / 掲載日:2024.10.09
デビュー予想は2024年12月! クラウンエステート先取りチェック
もうすぐ登場! 2024〜2025注目モデル先取りCHECK
今年前半のクルマ業界は、いろいろあった影響もあって、新型の発表は少なかったが、秋以降は一変。魅力的なモデルが続々とデビューするようだ。ここでは注目度の高いモデルをピックアップ。デビュー予想を含めて、現在分かっている最新情報をお伝えしよう。
●文:横田 晃
TOYOTA 新型クラウンエステート

デビュー予想2024年12月
久々の復活となるクラウンのワゴン人気爆発は間違いなし!
すでに北米ではデビュー済み。国内仕様はPHEVも投入
1955年に国産初の本格量産乗用車として誕生以来、高級セダンの代名詞だったクラウンがSUVの特集記事を飾る日が来ようとは、2年前までは想像もしなかった。2022年7月にワールドプレミアされた16代目のクラウンは、セダンも設定されていたものの、主役は3タイプのSUV。世界市場ではそれも、ごく自然に受け入れられているようだ。
国内市場に同年9月に最初に導入された新型クラウンは、ズバリ、「クロスオーバー」を名乗るファストバッククーペのSUVだった。翌’23年秋にクラウン初となる2BOXハッチバックボディのクロスオーバーSUVの「スポーツ」と、シリーズで唯一燃料電池(FC)も選べる「セダン」が加わっている。
駆動方式はセダンのみハイブリッド/FCともに後輪駆動で、他は横置きエンジンのFFをベースに後輪をモーターで駆動するハイブリッド4WDがメインだ。
初代クラウンはトヨタの乗用車としては初めて、1957年に北米に上陸したものの、性能も信頼性も酷評されて撤退したという屈辱の過去がある。以来、歴代クラウンは一部を除いて国内専用車だったが、新型は最初からグローバルカーであることが宣言されている。4タイプのクラウンを用意したのも、それぞれをニーズの合う市場に投入するためだ。
この発表された4モデルのうち、まだ日本市場に導入されていない「エステート」だが、すでに北米市場ではこの夏から販売されている。ただし、現地での車名はエステートではなくシグニア。北米では不人気のステーションワゴンを想起させるエステートの呼称を避けて、新感覚クロスオーバーSUVであることをアピールしているのだ。
一方、日本国内では’60年代の2代目時代からクラウンに設定されていたステーションワゴンが、’99年の11代目でエステートを名乗って好評を得ていた。クロスオーバーSUVとなった新型でも、それを名乗ることで歴史を継承するというわけだ。
新型クラウンエステートは、先発のクロスオーバーやスポーツとは異なるマスクが与えられ、よりワイルドなSUVテイストを増している。後席を折りたたんだ荷室は2m近い奥行きを持ち、ワゴンとしての積載力はもちろん、最近ブームの様相を呈している車中泊への適性も高そうだ。
パワートレーンは北米向けは2.5ℓNA+モーターのハイブリッド4WDのみだが、日本国内向けにはスポーツに設定されているのと同じプラグインハイブリッド(PHEV)車も用意される。発売は年末が有力。久々に登場するクラウンのワゴンは、豪華キャビンに加えて、広大なラゲッジスペースが備わるなど、走りの良さと使いやすさを併せ持つ。プレミアムワゴンを求めるユーザーを中心に、相当な人気を集めるのは間違いないだろう。




