自動車保険
更新日:2023.07.14 / 掲載日:2015.05.25
中古車の保証範囲と保証期間延長が大切なワケとは

goo-net編集チーム
中古車を購入する時に、気に入った車の販売店では手厚い保証がないのに対し、
別の販売店の保証内容はとっても充実している場合があります。
こういった場合、保証を捨てて気に入った車を購入しますか?
それとも、気に入った車をあきらめて、保証の手厚い業者にもう一度探してもらいますか?
新車ならばあまり差はない保証内容ですが、
中古車の場合は同じ車種の同じ程度の車でも、
購入する販売店によって、その保証内容は大きく変わってしまいます。
また、中古車の場合は尚更保証がないとあとあと後悔することになるため、
販売店選びは慎重になる必要があります。
なぜ中古車は保証が重要なのか、その理由を一緒にみていきましょう。
車の保証とは
新車で車を購入した場合、メーカーによって多少の違いはあるものの、
以下のような保証が、一定の使用条件のもとで無償または有償で自動的についてきます。
≪国産車ディーラー≫
・一般保証:登録日から3年または5万km
・特別保証:登録日から5年または10万km
≪輸入車ディーラー≫
・1年から3年の保証や独自の延長保証など
これが中古車になると、
≪メーカーの保証期間内≫であれば、名義を変更した後保証継続手続きをすれば、
メーカーの保証期間内であれば新車購入時と同じ内容の保証をうけることができます。
しかし、≪メーカーの保証期間が切れているもの≫になると、
中古車販売店独自の保証内容となります。
・ディーラー系中古車の保証内容ならば、
保証される範囲も広く保証期間も6ヶ月または6,000kmが一般的です。
・中古車販売店の場合、その店独自の保証内容となっています。
・輸入中古車の場合、国産中古車よりもさらに保証内容はきびしくなります。
以上のように、中古車をどこで買うかは、
販売店の保証内容(保証範囲や保証期間など)がとても重要だということがわかります。
一般的に、中古車の保証内容は、
消耗品やオイル・ボディ内外装飾部品などは対象になりませんが、
それ以外のほとんどが対象になりえます。
また、保証の範囲が広くても、「工賃のみ」など限定されている場合があるので、
保証内容はしっかりと確認しておきましょう。
保証される範囲や保証の期間など、その業者の保証内容を詳しく確認し、
疑問に思ったことはスタッフにどんどん質問してみましょう。
そこですぐに答えらないようでは、その業者は保証修理をあまりしていない可能性もありますし、
いざという時にいろいろと理由をつけて逃げてしまう可能性もあります。
販売店によって中古車の保証内容が違う訳
保証はいわば生命保険のようなものです。
最初に掛け金を払って、その集めたお金で故障した車を修理するのです。
そのため、規模の小さな業者よりも、全国的な規模の業者の方が集まる掛け金が多いですし、
当然、できることも多くなっていきます。
(規模の小さい業者は、その分、親身になってお客様をサポートしたりするので、
どちらが良い悪いとはいえませんが…)
保証が手厚い場合は、お客様が多く集まるため集客効果がありますが、
その分、修理にかかる費用を負担しなくてはいけません。
「保証を手厚くすれば集客効果があるけれど、その分、
売り上げにならない仕事も増えて利益が出ずにマイナスになってしまう…」
中古車販売業者は、ここを上手く調整して保証内容を検討しているのです。
保証の手厚い業者になると、レッカー車代やキー閉じこみなどの、
ロードサービスにも24時間対応しており、とても安心です。
一方で、いざ故障したらいろいろと理由をつけて保証範囲から除外して、
言い逃れをしたり修理費用をしっかり請求してくる販売業者もいるのです。
保証期間延長とは
中古車を購入する際に、その車の保証期間を延長させることです。
原則として、ほとんどの場合延長は購入時の時しか契約はできず、
追加料金を支払うことで保証期間を延ばすのです。
保証範囲や保証期間などは、その業者によって様々ですし、
延長できるかも、その延長期間も料金も様々です。
中古車の場合、保証内容が大事な訳
中古車の場合、前のオーナーがどういう使用方法であったかわかりませんし、
走行距離も長くなってくると、いつ何時故障するかわかりません。
なのに、新車と違って中古車は、保証内容も充実しているとはいえません。
中古車を購入する際には、車のコンディションを見極めるのはもちろんのこと、
いつ故障しても安心なように、保証内容が手厚い業者から購入することが大事です。
