カローラツーリングって燃費はイイの？ 実際どうなのか、調べてみた

　12代目カローラのステーションワゴンモデルとして2019年9月に誕生したカローラツーリング。2025年5月にガソリン車を廃止してハイブリッド車のみのラインナップになったのも記憶に新しいところです。

　となれば、気になるのはやっぱり燃費性能の良し悪し。過去にリサーチしたカローラクロスのハイブリッド車は、カタログ値との開きこそあったものの20km/L前後と良数値でした。カローラツーリングはどうでしょうか。

　そんなわけで、今回はカローラツーリングの燃費をリサーチします！

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現行型カローラツーリングのカタログ燃費をチェック！

　はじめに、現行型カローラツーリング（210系）のカタログ燃費を見てみましょう。今回は、2025年5月までラインナップされていたガソリン車も一緒に見ていきます。なお、カタログには「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」という区分での数値も掲載されていますが、今回は基準となる数値をピックアップしています。

　ハイブリッド車はさすがの25km/L超え。2WDモデルに至ってはもう少しで30km/Lに到達しそうな数値となっています。一方のガソリン車も平均18.63km/Lと、高い水準です。

気になるカローラツーリングの実燃費は…？

　では、実燃費はどうなっているでしょうか。調査の結果、以下のような数値となりました。

　ハイブリッド車は2WD・4WDともに20km/L超えを達成。この数値はわずかながらカローラクロスを上回っています。ガソリン車も15km/L前後で、上々の数値と言えそうです。

　気になる点と言えば、カタログ燃費との差。燃費達成率はどのモデルも75％前後に留まっています。

パワートレイン刷新前のモデルはどうだった？ カタログ燃費と実燃費をリサーチ

　発売以来、まだ一度もフルモデルチェンジされていないカローラツーリングですが、実は2022年の一部改良でラインナップが変更されています。ハイブリッド車は電動モジュールを刷新、ガソリンエンジンについては従来の1.2L ターボエンジン車（6MT）＆1.8L ガソリンエンジン車（CVT）から、1.5L ガソリンエンジン車（CVT）に一本化されました。

　特にガソリン車は大幅なラインナップ変更となりましたが、燃費性能にはどのような影響があったのでしょうか。まずはカタログ燃費を見てみましょう。

　カタログ値では、ハイブリッド車は1km/L前後、ガソリン車では4km/L前後の改善が見られました。続いては実燃費です。

　タイプごとでカタログ値との差が大きく異なる結果となりましたが、その中で良数値となったのが1.2L ガソリン車（6MT）。燃費達成率は97.9％で、15.47km/Lという平均値もかなりの好印象です。一方で今回振るわない結果だったのがハイブリッド 4WD車でした。

　今回の結果から、マニュアル車に強いこだわりを持つ人には、カローラツーリングはオススメできる1台。そのほかのタイプについては、燃費を最優先するなら2022年以降の車両が良さそうです。

中古車を検討するなら走行距離に注意！ グーネットを活用して賢いお買い物を！

　今回の調査ではカタログ燃費との差が大きかったものの、最新ラインナップのハイブリッド車は平均20km/L超えとなったカローラツーリング。燃費優先で購入を検討するなら新型車が候補ですが、マニュアル車に乗りたいという方なら中古車も検討の余地があります。中古車を選ぶ場合は、他のモデルに比べて走行距離が高い傾向にあるので、気になる方は注意が必要です。

　2025年7月現在でグーネットには約1,700台のカローラツーリングが登録されており、あなたの希望に見合う一台がきっと見つかるはず。次の愛車探しの際には、グーネットでお気に入りの一台を探してみてはいかがでしょうか。