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更新日:2020.01.30 / 掲載日:2020.01.30
キャンピングカーでエアコン使用!家のエアコンとの違いや電源の種類を調べてみた!

グーネット編集チーム
近年では家庭用のエアコンが搭載されているキャンピングカーが増えています。
しかし、エアコンを使うには大量の電気が必要になります。それに対して、エアコンが搭載されているキャンピングカーが増えたといっても、まだキャンピングカーで使える電源の種類やバッテリーの容量が限られていることから、利用できるエアコンの種類や時間に関しては制限があるというのが現状です。
今回は、そういったキャンピングカーでのエアコン利用について、キャンピングカーと家のエアコンの違いや、キャンピングカーで利用できる電源についてご紹介します。
キャンピングカーで使えるエアコンの種類
一般的に、キャンピングカーで使えるエアコンは以下の4種類となっています。
ルーフエアコン
ルーフエアコンはキャンピングカーのエアコンとして最も一般的で、かなり涼しくなるのが特徴です。ただ、重量が40kg以上のものがほとんどなので、車体のバランスが悪くなるという声もあります。
家庭用エアコン
家庭用エアコンはその名の通り、家庭用のエアコンなので冷房はもちろん、暖房、送風、除湿なども利用できます。
ポータブルクーラー
ポータブルクーラーはコンパクトかつ省電力であることが特徴で、トラックやワンボックスの車中泊にも人気があります。
ウィンドエアコン
ウィンドエアコンは窓に取り付けるタイプのエアコンで、他のエアコンに比べて安値で購入・取り付けができることが大きな魅力といえるでしょう。
キャンピングカーと家のエアコンの違いとは?
キャンピングカーで家庭用のエアコンが使えればかなり快適ですが、実際はいろいろな問題があります。
電流のボルト数
一般的な家庭の電源は100vであるのに対し、キャンピングカーで利用できるサブバッテリーの電流は12vです。そのため、キャンピングカーで家庭用のエアコンを使う場合はインバーターを使って100vに変換する必要があります。
また、エアコンを使っている間はテレビや冷蔵庫といったほかの電気製品が使えなくなるため、外部電源が確保できない限り、家感覚で使用するのは難しいといえるでしょう。
長時間使い続けることができない
基本的に、家庭用エアコンの電源はサブバッテリーから取るため、エンジンを停止した状態で使用できるのは4~5時間が限界でしょう。長く使い続けるとバッテリー切れが起きてしまうので注意が必要です。
キャンピングカーのエアコンに使える4つの電源

グーネット編集チーム
キャンピングカーでは走行充電で蓄えた電気を使うのが一般的ですが、ほかにもソーラーパネルや外部電源といったさまざまな電源が使用できます。
走行充電で蓄えた電気
キャンピングカーが走ることで、メインバッテリーからサブバッテリーに電気が蓄えられます。バッテリーの容量が大きければ、そのぶん多くの電気を蓄えることが可能です。
ソーラーパネルで蓄えた電気
太陽の熱を電気に変換し、これをサブバッテリーに蓄えるという方法です。太陽さえ出ていれば停止している状態でも充電できますが、設置コストは高額になります。
外部電源
外部電源は、キャンピングカーの外部から100vの電気を引き込むという方法です。キャンプ場の電源付きサイトや家のコンセントなどから引き込めば、気兼ねなくエアコンを使うことができます。
発電機
ガソリンが無くなるまで発電し続けるため、サブバッテリーの電気量やコンセントの有無を気にせずエアコンを使うことができます。ただ、騒音が大きいことと、排ガスによる一酸化炭素中毒に注意が必要です。
まとめ
キャンピングカーで家庭用のエアコンを使用すれば、冷暖房のほかにも送風、除湿などが使えるため、車内をより快適な空間にすることが可能です。
ボルト数や電気量といった問題もありますが、最近ではコンセントが利用できるキャンプ場や施設が増えているほか、いろいろな方法で電気を使うことができます。
また、家庭用エアコンもほとんどが省エネ仕様になっているので、ぜひこの機会にキャンピングカーへエアコンを導入してみてはいかがでしょうか。