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更新日:2019.01.24 / 掲載日:2018.08.30

高速道路で渋滞が発生する原因は?渋滞の発生しやすい車線も解説

渋滞の様子

高速道路を運転したことがある人なら、だれもが一度は渋滞を経験したことがあるはず。目的地までなかなかたどり着かず、ついイライラしてしまいます。
高速道路の渋滞には、大きく分けて工事渋滞と事故による渋滞、そして自然渋滞の3つがあります。どの渋滞も運転している車の速度が低下することで車間距離が狭くなり、一台ずつのスピードが低下することが原因です。工事渋滞や事故渋滞は通行車線が規制されるため、必然的に車線距離が狭くなります。また、自然渋滞は天候や通行時間など周囲の環境や車の速度はもちろんのこと、高速道路の渋滞しやすいポイントで起こることが多いです。
そこで今回は、渋滞しやすいポイントや渋滞の回避方法、快適にドライブをするコツをまとめてご紹介します。

高速道路で渋滞が発生する原因と渋滞しやすい場所は?

高速道路で自然渋滞が起こる場所は、いつも同じ区間や場所であるケースが多いです。まずは、渋滞が起こりやすい場所とその場所で渋滞が発生する理由をご紹介します。

下り坂やサグ部(サグとは、下り坂から上り坂にさしかかる部分のこと)では無意識に速度低下が起こる

高速道路での自然渋滞は基本的に、速度が低下して車間距離が狭くなることで起こります。そのため、無意識のうちに速度低下が起こりやすい下り坂やサグ部が続く区間は、渋滞が発生しやすくなります。
速度低下が起こる車が1台いると、その後ろの車は車間距離が狭くなるためブレーキを踏みます。そして、その後ろの車もブレーキを踏みます。このように、連続して何台もの車が速度低下することで渋滞が起こりやすくなります。

合流部付近は渋滞が発生しやすいポイント

高速道路のインターチェンジやサービスエリア出口などの合流部分は、渋滞が発生しやすいポイントです。これは、流入車が本線に合流するときに、走行中の車が速度を落とすため。スムーズに合流できる場合は問題ありませんが、合流車が多いインターチェンジやサービスエリア出口は要注意です。
また、このパターンの渋滞は車の量が時間帯や曜日などによって異なるため、渋滞状況が大きく変動します。

高速道路では追い越し車線が渋滞しやすい

高速道路で意外と渋滞しやすいポイントと言われているのが、追い越し車線です。のんびりと走行車線を走っている車がいると、その車を追い越すために、追い越し車線には車間距離が詰まった状態で車が増えていきます。

車間距離が狭いまま走行している追い越し車線では、何かの拍子で1台の速度低下が起こると、後続車も次々と速度を落とさなければなりません。その結果、走行車線よりも先に渋滞が起こりやすくなります。

高速道路で渋滞を回避するために下道を走るべき?

高速道路で渋滞に巻き込まれた場合、高速道路を下りて下道を走ろうか迷う人も多いはず。ここでは、渋滞を回避するために下道を使うべきかどうかを検証します。

土地勘のない下道は選択しない方が早く着く

渋滞が発生したときに、最寄りのインターチェンジから下道へと変更するのはあまりおすすめできません。土地勘のある地域ならまだしも、初めて訪れる地域ではかえって時間がかかる場合も。
また、下道に入ったところで主幹道路が渋滞しているケースも考えられます。そのため、土地勘のない下道を選択するくらいなら、渋滞が解消されるのを待つほうが無難です。

交通規制などで車線が減少している場合は一部迂回もあり

事故や工事などが渋滞の原因となっている場合は、一部区間のみ下道を走ることも一つの手段です。事故渋滞や工事渋滞は、道路の状態が解消されるまで渋滞の原因が解消されることがありません。
そのため、渋滞していることが分かっている区間のみ下道を走り高速道路に戻ることで、上手に渋滞を回避することができます。

少しでも進む自然渋滞はじっと我慢

少しずつでも進む自然渋滞に巻き込まれた場合は、下道を選択するよりもじっと我慢するほうが早く着くケースが多いです。
高速道路は、それぞれの区間にできるだけ最短距離でたどり着けるように作られています。そのため、渋滞を迂回するためにぐるぐると下道を走るよりも、単純に距離が近いというメリットがあります。

東名高速や中央道などは混雑しやすい!高速道路でのドライブを快適にするコツは?

最後に、東名高速や中央道など混雑しやすい高速道路を快適にドライブするコツをご紹介します。

事前に「渋滞予測」をチェックしておく

高速道路を使ってお出かけをする場合、事前にチェックできる「渋滞予測情報」があることをご存知でしょうか。アプリやウェブサイトから確認することができ、渋滞を見込んだ予測時間や渋滞時間帯、渋滞しやすいポイントを事前にチェックすることが可能です。
お出かけ前にチェックしておくことで、渋滞ポイントや渋滞時間帯を回避しながら、快適にドライブを楽しむことができます。

予め渋滞しても快適に過ごせるように準備しておく

行楽シーズンや帰省シーズンは高速道路利用者が増加して、普段は渋滞しないような区間でも渋滞が発生しやすくなります。そのため、高速道路を利用する時期によっては、いつ渋滞してもいいように車内で快適に過ごせる準備をしておくことがおすすめです。
ドリンクやお菓子などを余分に買っておくと、サービスエリアに立ち寄る時間を省けます。また、疲れにくいシートカバーなどを利用して長距離運転に備えるのもいいでしょう。

回避ルートを抑えておくことも一つの手段

渋滞情報予測などを利用して予め渋滞することが分かっている場合には、回避ルートを抑えておくのも一つの手段です。どの区間からどの区間まで下道を走るのか、下道ではどのルートを利用するのか、予め決めておくことで、スムーズに目的地までたどり着くことができます。

今回は、高速道路で渋滞が起こる原因や渋滞を回避するときのポイント、高速道路を快適に運転するコツをまとめてご紹介しました。高速道路の渋滞は、速度低下で車間距離が縮まることで発生します。
渋滞予測情報などを利用して、上手に渋滞を回避しながらドライブを楽しみたいもの。ぜひ、中央道や東名高速など渋滞しやすいエリアにお出かけをする前に、チェックしてみてください。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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