ドライブ
更新日:2026.09.29 / 掲載日:2026.09.29

観光ついでに立ち寄りたいクルマの遊び場「フィアロモビリティハブ」【九島辰也】

 新しいクルマ好きの遊び場がまたひとつこの秋増えました。場所は栃木県。東北自動車道の宇都宮ICから日光宇都宮道路に入ってひとつ目の篠井ICからすぐとなります。オーナーは代わっていますが、昔からあるショートサーキットなので、足を運んだ方はいらっしゃるでしょう。私自身もその一人。かつてムービーの撮影で伺ったことがあります。

 そこが今年9月19日に新しく生まれ変わり、グランドオープンしました。名前は「フィアロモビリティハブ(PHIARO MOBILITY HUB)」、キャッチフレーズは「モビリティを楽しむための、新しい場所。」となります。

 手掛けたのは、フィアロスペース、フィアロコーポレーション、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の3社で、それぞれの個性を活かしたものとなりました。フィアログループはクルマやバイクなどの次世代モビリティを中心に企画・設計をする会社で、試作車まで走らせます。なので、こういったクローズドのサーキットは開発用に必要になります。クライアントに国産自動車メーカーが含まれますから、皆さんがこれまで目にしてきたコンセプトカーは彼らの作品かもしれません。

 「フィアロモビリティハブ」は3つの施設から成り立ちます。オンロードコースとダートコースの総称となる「シノイリンク」、ブック&カフェの「M-テラス」、それと本格的なドライビングシミュレーターを備える「モーターホーム」です。「M-テラス」ではホットドッグのような軽食やパスタ、ピッツァなどがありますから、ランチタイムを挟んで一日遊べます。それにメニューを見るとスイーツが充実していので、3時のおやつにも事欠きません。オシャレな空間でゆったりした時間を過ごせそうです。そうそう、看板メニューの焼き立てバームクーヘンは必見。他では見ないホイールをモチーフにしたカタチがユニークです。

 オンロードコースは一周1.35kmで、ホームストレートは250mあります。メディア向け内覧会で3周ばかり走らせていただきましたが、なかなかのテクニカルなコースでした。最大高低差が25mあるのもポイントです。また、サーキット保管車両として、AE86スプリンタートレノ、R32スカイラインGT-R、初代NSXなどがあります。内覧では運良くAE86のステアリングを握らせていただきました。いい経験です。

 ダートコースは外周500mで、その中に坂道やコブなどいろんな路面状態が用意されます。ただ、オフロードコースではないので極端なダウンヒルやヒルクライム、モーグルなどはありません。個人的には今後この辺が増えてくれると嬉しいですね。世界中のオフロードコースを走ってきましたから、そこに可能性を感じます。それにただいま本格オフローダーブーム。その方が関心をひきつけることでしょう。

 「モーターホーム」には世界で活躍するトップレーサーが使用するのと同じ仕様のドライビングシミュレーターが設置されていました。「シノイリンク」のコースを高精度にデータ化しデジタル空間に再現、走行時の感覚をリアルに体感できます。きっと、ここにもフィアログループのノウハウが注入されていると思います。しかも、それを運転免許の有無や年齢にとらわれず出来るのが素晴らしい。ジュニア育成のきっかけになるかもしれません。

 気になる営業時間は10:00-18:00。土日祝日は一般営業、平日は貸切り営業となります。基本的に平日は開発の拠点として使われるかと。ただ、カークラブ主催でカーミーティングをするような予定が事前に決まっていれば、平日でも予約できるようです。その辺はぜひ問い合わせてみてください。

 以上が「フィアロモビリティハブ」の概要です。場所が場所だけに、ここで遊んだ後は日光や中禅寺湖へ移動して宿でのんびりなんてのがいいですね。いずれにせよ、家族でも大人同士でも楽しめそうな新しいクルマ好きの遊び場です。

文●九島辰也 写真⚫︎フィアロモビリティハブ

この記事の画像を見る

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

九島辰也(くしま たつや)

ライタープロフィール

九島辰也(くしま たつや)

外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの”サーフ&ターフ”。 東京・自由が丘出身。

この人の記事を読む

外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの”サーフ&ターフ”。 東京・自由が丘出身。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

¥¿¥¤¥ȥë¤ÈURL¤򥳥ԡ¼¤·¤ޤ·¤¿