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更新日:2019.06.22 / 掲載日:2016.07.08
車のフットブレーキとエンジンブレーキの違いとは

goo-net編集チーム
車の運転中に減速するために使うブレーキには、フットブレーキとエンジンブレーキがあります。
教習所で習った気がするけれど、それぞれ何だったのか、どんな違いがあるのかなど、
忘れてしまったという人もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、フットブレーキとエンジンブレーキがそれぞれどんなもので、
どのような違いがあるのか、特徴や使い時とともにご紹介します。
フットブレーキとは?
フットブレーキとは、足元にあるブレーキペダルを踏み込んでかけるブレーキのことで、
運転中に最も多用されるブレーキと言えます。
速度を落とす時や停車する時など、日常的に減速する際に使用します。
エンジンブレーキとは?
エンジンブレーキとは、エンジンの回転数を利用したブレーキのことです。
フットブレーキのように装置が存在しているものではなく、エンジンブレーキを利かせる場合は、
アクセルから足を離してギアをシフトダウンすることで、速度を落としています。
エンジンブレーキはどのような時に使うかと言うと、下り坂での使用が推奨されています。
下り坂でフットブレーキを連続で長時間使用すると、
ブレーキパッドなどの熱が上がり続け、フェード現象やペーパーロック現象などを引き起こし、
フットブレーキが利かなくなってしまう可能性が出てきてしまいます。
フットブレーキが利かなくなって事故を起こすリスクを避けるためにも、
長い下り坂ではエンジンブレーキを多用するようにしましょう。
フットブレーキとエンジンブレーキの違いとは?
フットブレーキとエンジンブレーキは、仕組みや使い方が違いますが、
その他にもフットブレーキを使う際はブレーキランプが点灯し、
エンジンブレーキの場合はブレーキランプが点灯しないことが挙げられます。
そのため、エンジンブレーキは減速していることに他の車が気づきにくいので、
渋滞時など車間距離が狭い状態では追突される危険性があります。
エンジンブレーキを使用する場合はフットブレーキと併用するなどの注意が必要となります。
フットブレーキとエンジンブレーキを運転の状況に合わせて使用することで、
より安全で快適な運転ができるようになります。