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更新日:2016.02.23 / 掲載日:2016.02.23

車の水温計のマーク(H・C)が示す意味とは

車の水温計のマーク(H・C)が示す意味とは

goo-net編集チーム

車の運転席の部分にさまざまなメーターが取り付けられています。

主にガソリンの量を示すメーター、スピードメーター、エンジンの回転計などがありますが、
水温計も取り付けられています。

車の水温計の役割や、水温計のマーク(H・C)の表記が示す意味などについてみていきましょう。

水温計の役割について

普段運転をしているときに頻繁にチェックするメーターといえば、
ガソリンメーターやスピードメーターだと思いますが、
ガソリンメーターのすぐ隣にあるHとCという表示が書かれてあるメーターが水温計になります。

水温計とはエンジンを冷やすための冷却水の温度を示す計器です。

現在、主に販売されている自動車の多くが水冷式エンジンを採用しています。
エンジンは、動かすと熱を発生するので、適切な温度に下げて保つ為に排熱をしなければいけません。
冷却方式として冷却水を用いて排熱するものが水冷式エンジンです。

しかし、エンジンを冷やすための冷却水の温度が適切でなければ、
その冷却機能も低下し、最悪の場合オーバーヒートなどのトラブルに繋がる可能性もあります。

この冷却水の水温の温度が正常であるかどうかを、
常にチェックできるようにしているのが水温計の重要な役割になります。

水温計のHとCの表記について

水温計にかかれているHとCの表示ですが、HはHot、CはCoolを意味します。

水温計は具体的な温度について表記がなされていませんが、
Hに近くなると冷却水の温度が120度、
Cの近くになると冷却水の温度が20度前後になっていると判断できます。

ちなみに冷却水の適正温度は70度から90度であり、
100度を超える、40度を下回ってくるとエンジンが故障する危険性が高くなってしまいます。

水温計が低かったり高かったりするとどうなるの?

水温計は適切な温度にあるのが望ましいのですが、
もしもそれが低すぎるもしくは高すぎる温度を示していた場合、
どのような危険が起こると考えられるのでしょうか。

水温計が高すぎる状態で車を走行させると、オーバーヒートを起こす可能性が高くなります。
オーバーヒートが起こるとエンジンの回転が悪くなり、異音や臭いが発生します。

逆に水温が低すぎると今度はオーバークールという現象が起こりやすくなります。
オーバークールが起こると燃料がエンジン内にもれてしまって、最終的にエンジンが焼きつく可能性もあります。


水温計が示す状態が、温度が高すぎても低すぎてもトラブルになる可能性があります。
何かあればすぐ対処できるように、水温計が示す適正位置や温度を知っておくことが大切です。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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