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更新日:2019.06.20 / 掲載日:2015.11.20
ETCの通過速度に決まりはあるのか

goo-net編集チーム
最近では、高速道路に乗る際にETCを利用するのも一般的になってきました。
平成13年12月には、1日約5万台でたったの0.9%だった利用率が、
平成26年4月には1日約741万台、利用率は89.7%まで増えています。
そんなETCの利用ですが、料金所の通過速度に規定はあるのでしょうか?
ETC料金所の通過速度に決まりはある?
ETCは、料金所をスムーズに通過できることで渋滞を緩和させるといった目的があります。
実際に、ETC導入前に発生していた料金所の渋滞も、
ETC導入後にはほぼ解消されたという報告もあります。
しかし、渋滞していないからといって、そのままのスピードでの通過は大変危険です。
料金所を通る時は、必ず速度を緩めて通過するようにしましょう。
ETCレーン部分で、「20km/h以下まで速度を落としてください」、
といった表記を見かけたことのある方もいるかもしれません。
この「20km/h」が一つの目安となる数字です。
料金所に差し掛かる前から徐々に減速していき、
通過する時には10km/h程度になるまで落として徐行運転をしましょう。
通過速度をオーバーするとどうなる?
20km/h以上の速度でETCレーンを通過しようとすると、ETCをうまく読み込まなかったり、
あるいは開閉バーが開く前に侵入することで、
バーに追突してしまったり、といった恐れがあります。
また、徐行運転をしていても、通信エラーといったシステムの不具合によって、
ごく稀に開閉バーが開かないこともあります。
通過する際には、万が一の場合に備え、すぐ停車できるようにしておきましょう。
開閉バーを壊してしまった場合どうなる?
開閉バーを壊してしまうと数十万円の弁償となる、
という情報を耳にしたことのある方もいるでしょう。
しかし、ETCの不具合でバーが開かず、接触して壊してしまったという場合もあるので、
故意に付き破るなど悪意を持って起こした場合でない限りは、
基本的に弁償が発生することはほとんどありません。
壊してしまったらすぐに緊急電話などを使って報告をしましょう。
接触事故を起こしてしまった場合には、原因調査として、
連絡先を確認されるケースがあります。
ただし、20km/h以上の速度で通過しようとしたり、
バーを突き破って不正通行をした場合は、
道路整備特別措置法により罰則金として30万円以下の罰金が科せられることもあります。
ETCは、通過速度の規定を守って走行するよう心がけましょう。