ドライブ
更新日:2015.11.19 / 掲載日:2015.11.19
猫が車酔いしない乗せ方とは

goo-net編集チーム
猫を車に乗せようと思う時、鳴いて暴れて噛み付かれ、
やっと乗せたと思ったら、車酔いをして車内が大変な事になった。
猫を車に乗せる苦労は、猫を飼っている人ならば一度は通る道かと思われます。
ここでは猫が車酔いしない乗せ方などをご紹介しましょう。
猫の車酔いの原因と症状
車酔いは人間にも猫にも容赦なくやってきます。
体質の違い、と言ってしまえばそれまでですが、
人と違って猫の場合は少々事情が違います。
猫の車酔いの原因は「ストレス」にあります。
主な理由として、「病院に連れて行かれて痛い思いをした」などのイヤな思い出によるストレスや、
自分のテリトリーの外に連れ出される事によるストレスなどが挙げられます。
猫が車酔いをすると以下の症状が現れます。
・あくびの回数が増える
・よだれが多くなる
・そわそわと落ち着きのない動きをする
・嘔吐する
・心細げに鳴く
これらの症状が出はじめたら車を止めて休憩時間を作る事が必要です。
猫が車酔いしない乗せ方とは
猫の車酔いは人間側の配慮によって最小限に抑える事が出来ます。
そのポイントをご紹介しましょう。
車酔いする猫かチェックしておく
まずは自分の猫がどの程度車酔いする猫なのかチェックしておきましょう。
どんなに短い距離でもすぐに車酔いしてしまう猫の場合は車に弱い猫です。
どうしても長距離乗らなければいけない時は、
動物病院に相談して酔い止めの薬を処方してもらうか、
酔い止めの注射によってある程度抑える事が可能です。
乗せる前に車のチェック
猫は嗅覚が鋭い生き物です。
車内の匂いで車酔いする事もあるので車に乗せる前に車内の空気をキレイにします。
灰皿の吸い殻や芳香剤などニオイの元をカットしましょう。
もちろん運転中のタバコも厳禁です。
車に乗るための下準備が必要
車に乗る前は猫の体調管理も必要です。
食事は車に乗る2~3時間前には済ませて下さい。
また、水も1時間前に飲ませておくとよいでしょう。
キャリーバッグ、またはケージに猫を入れて車に乗せる時もすぐには出発せず、
猫が落ち着くまで待ってあげてください。
運転は猫に優しく
運転する場合は、急発進や急停車をしないように心がけましょう。
急なアクションは猫のストレスになります。
空調は20℃前後に合わせると猫にとっての快適温度になります。
季節によっては人間にとって寒いと感じる温度ですが、
高温度も車酔いの原因となるので、猫の為にも20℃前後をキープしてください。
また、長距離になる場合は1~2時間に1回は休憩を取ってあげましょう。
キャリーバッグやケージから絶対に出さない
運転中、狭くてかわいそうだからと、
猫をキャリーバッグやケージの外へ出してはいけません。
どんなにおとなしい猫でも慣れない車の中で予想外の動きをする場合があります。
興奮して運転の妨げになる行動を取ったり、
狭いところにもぐりこんで出てこなくなったり、
窓から飛び出したり、ブレーキパッドの下に入ったりなど、
猫にとっても車にとっても危険な事がたくさんあるので、
絶対に外へ出さないように心がける事が大切です。
猫を置き去りにしない
目的地や休憩所に着いた時などは、猫を置き去りにしないで下さい。
特に夏場は車内の温度が50℃以上となるため熱中症で命を落とす危険性もあります。
一人で置き去りにされたこともストレスになります。
施設に猫を連れて行けない場合は同乗者と交代で傍にいてあげましょう。
子猫の頃は車酔いしなくても、成猫になったら車酔いするケースもあります。
なるべく猫にストレスをあたえず、人も猫も楽しいドライブが出来るように、
出来るだけ骨を折って対処してあげてください。