ドライブ
更新日:2015.10.09 / 掲載日:2015.10.01
運転初心者が左ハンドルを運転するのは難しい?

goo-net編集チーム
近頃は輸入車も手ごろな値段で購入できる車種が増えており、
幅広い年代の方が輸入車に乗っているのを見かけるようになりました。
初心者の方が免許を取って車を購入するときに、
憧れていた輸入車に乗りたいと思っている方もいらっしゃるでしょう。
それでは、運転初心者が左ハンドルを運転するのは難しいのでしょうか?
左ハンドルの運転について見ていきたいと思います。
輸入車と国産車の違いとは
輸入車と国産車の違いの一つがハンドルの位置です。
国産車が右側に運転席が設けられているのに対して、
輸入車の多くが左側に運転席が設けられています。
それは海外の道路常識が日本とは異なり、
海外では右側車線を車が走行することになっているからです。
左側通行日本の道路で、運転免許を取ったばかりの初心者が、
左ハンドル車に乗って運転するのは、やはり難しいと考えた方がいいのでしょうか。
それとも乗りたい車に思い切って乗ってしまった方がいいのでしょうか。
左ハンドルの方が運転しやすい点
初心者が左ハンドルの車に乗ることを無謀だと考える方もいるとは思いますが、
実はデメリットだけがあるわけではなく、
運転が不慣れだからこそ、左ハンドルのほうが運転しやすい場面もあるのです。
初心者が最も苦手とする縦列駐車や狭い道での擦れ違いの時に、
実は右ハンドルよりも左ハンドルのほうが視界がよく、運転がしやすいのです。
日本の住宅街や大通りから一本入った道はまだまだ狭いところが多く、
一方通行でもないのに車一台がやっと通れるような幅しかない道路も少なくありません。
そんな狭い道で対向車とすれ違うときは、左側から見た方が、
対向車とすれ違う右サイドが見やすくなるため、車をぶつけにくいのです。
また場所によっては縦列駐車を行って車を止める必要が出てくるのですが、
縦列駐車のときも左ハンドルのほうが、
後方やサイドが見やすくて初心者でも縦列で駐車しやすいのです。
初心者に左ハンドルの運転が難しい点
左ハンドルのデメリットは、日本の場合だと駐車券などが取りづらい点です。
一部の駐車場には駐車券を受けとって入るのですが、
この駐車券を受け取る場所は運転席の右側に設けられている場所がほとんどです。
まだ車幅の間隔が上手く取ることができない初心者が、
駐車場で駐車券を取ろうとしても上手く車を寄せられませんし、
何よりも窓から自分で手を伸ばして駐車券を取れないのです。
初めから左ハンドルの車を選んで「慣れる」というのもあり
左ハンドルの運転、右ハンドルの運転を比較してみると、
運転しやすい点、運転が難しい点、メリット、デメリットなどが、
それぞれにあるかと思います。
運転初心者が左ハンドルを運転するのは難しいと思われるかもしれませんが、
運転に慣れることで、運転が難しい点やデメリットと感じることも、
少なくなってくるということも考えられます。
そう考えると、初心者でも初めから左ハンドルの車を購入して、
運転に慣れてしまう、というのもありだと思います。
左ハンドルの車にしようか、右ハンドルの車にしようか迷う場合は、
実際に試乗などで運転をしてみて、運転感覚などをチェックするようにしましょう。