災害対策・防災グッズ
更新日:2018.09.26 / 掲載日:2018.07.30

車が浸水・水没してしまった!対処方法や修理のためのチェックポイント

雨の中の車

豪雨や台風などの自然災害で車が浸水・水没してしまった場合、どのような対処をしたらいいのでしょうか?車のフロア部分まで水に浸かってしまった場合には、エンジンをかけてしまうと故障や火災、感電を引き起こす危険性があります。
そのため、水没した車を自分で動かし乗り続けるということは好ましくありません。正しい対処方法を知り、安全に乗り続けられるようにしましょう。

また、車が水没した時に確認したいのが自動車保険です。いざという時に備えて、事前に知っておくと安心です。

そこで今回は、車が浸水・水没した時の対処方法や、水没してしまった車に乗り続けるための方法、水没させないために気をつけたいポイントをまとめてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

車が浸水・水没した時の対処方法は?

まずは、車が水没した時の主な対処方法をご紹介します。

車内のフロア部分まで浸水しているかチェック!

台風や豪雨などで水没した場合は、車内の床面に当たるフロア部分を超えて冠水、浸水しているかが大切なチェックポイントとなります。
フロアを超えて冠水しているとエンジンの吸気部分に水が入っている可能性があり、エンジンが故障してしまうケースも考えられます。

また、浸水や冠水した水が海水の場合は、電気系統がショートすることで火災を引き起こす可能性も。これは、海水には電気を通す性質があるためです。

このように車が水没した場合には、まずはフロア部分まで水が浸かっているのか確認をして、その後は無理に触ったり動かしたりしないようにしましょう。

電気自動車が浸水した場合は?

ハイブリッドカーや電気自動車の場合は、主要系統が電気で操作できるように作られています。そのため、水に浸かることで感電する危険性が。自分では無理に動かそうとせずに、車から離れるようにしましょう。

車が水没しても乗り続けるには

大切な車が水没してしまった場合、どのような方法を取れば乗り続けることができるのでしょうか?ここでは、主な2つの方法をご紹介します。

自動車保険による保証を確認する

車が水没した場合は、修理が必要となります。まずは、加入している自動車保険の契約内容を確認するところから始めましょう。
自動車保険にもよりますが、水没は全損扱いとなるケースがほとんどです。そのため、設定している満額の保証金額を受け取ることができることが多いです。中には、全損時の臨時費用が受け取れる場合も。

一方で、津波や台風などの自然災害によって水没した場合には、保険適用外となる場合もあるため注意が必要です。どのような保険に入っており、どのような待遇を受けることができるのか、事前に知っておくと安心です。

修理して乗れる場合もあるが長期使用には向かない

車が水没しても乗り続けるためには、壊れた部分をしっかりと修理してもらう必要があります。しかし、エンジンが壊れている場合には修理できないケースもあり、完全に直るとは限りません。また、故障している部分が多い場合は、意外と費用がかさむ場合も。
それでも何とか修理できたとしても、一度車の内部まで水に浸かっているためエンジンなどの機械系が錆びやすくなり、思わぬトラブルに繋がることがあります。また、車の内装も劣化しやすくなる恐れもあります。

そのため、何年も同じ車に乗り続けたいという場合、一度浸水した車を使い続けることはあまり向きません。修理をしてもらう時には、どのような不具合がありどのくらい乗り続けられるのかチェックしておくようにしましょう。

車が水没しないようにするためには

最後に、車が水没しないように心がけたいポイントを3つご紹介します。

天気予報などをこまめにチェックする

車が水没する主な原因はやはり、台風や豪雨などの自然災害です。自然災害は予測することが難しいため、完全に防ぐことはできません。
しかし、こまめに天気予報をチェックすることで、豪雨地帯を回避したり事前に対策を取ることができたりする場合も。そのため、天気予報をチェックする習慣をつけることは、大切な車を守る上で重要です。

危険を感じたら減速運転をする

車を運転している最中に豪雨に見舞われたり、水はけの悪い場所に出くわしたりした場合には、スピードを上げないようにしましょう。少しでも早く抜けようと車の速度を上げることで、エンジンルーム内に水が侵入しやすくなります。できるだけ減速をして車にかかる負担を大きくしないよう気を付けることが大切です。

車の保管場所に気を付ける

車が水没しないようにするためには、車の保管場所を見直すことも大切です。できるだけ水が溜まらない高い場所に保管できるのが理想。また、豪雨などの時に備えて避難しておける場所を予め見つけておくことも一つの手段です。

今回は、車が水没してしまった時の対処方法や乗り続けるためのポイント、水没させないためのチェックポイントをまとめてご紹介しました。いざという時に焦らなくても済むように、車が水没した時の知識を身に付けておきましょう。また、普段から車を水没させないように保管場所や天気予報にもより気を配ってみてください。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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