災害対策・防災グッズ
更新日:2015.11.19 / 掲載日:2014.11.18
雪道用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の選び方

goo-net編集チーム
雪道を走行する際に必要なアイテム「スタッドレスタイヤ」
ノーマルタイヤよりも優れたその性能と、選び方をご説明しましょう。
スタッドレスタイヤとは?
雪道や凍結した路面などを走行している時でも、「走る、曲がる、止まる」という、
タイヤに当たり前に求められる基本性能を発揮してくれるタイヤを、
「スタッドレスタイヤ」と言います。
雪道対策ではタイヤチェーンを巻くという選択肢もありますが、
着脱のタイミングが読めなかったり、
着けてからハンドル操作がしにくいなどのデメリットが目立ちます。
その点スタッドレスタイヤの場合は、
雪道以外でもノーマルタイヤと同様のハンドル操作が可能なので、
チェーンより便利と認識されています。
スタッドレスタイヤの性能
スタッドレスタイヤは路面の水分を吸う事でタイヤの性能を発揮します。
タイヤが水分を吸う事により、乾燥路面と同じような状態で路面とタイヤの間に摩擦が発生し、
「走る、曲がる、止まる」を機能させる事が可能なのです。
日本の雪は水分が多い為、どこのタイヤメーカーも吸水性を重視して開発してきました。
各メーカーが吸水性と走りの安定性を切磋琢磨した結果、
日本のスタッドレスタイヤの基本性能は飛躍的に向上しているとの事です。
スタッドレスタイヤは環境に合わせて選ぶ
スタッドレスタイヤは雪道での走行に適していますが、
タイヤによって路面凍結に強いタイプや給水性に優れたタイプなど
種類も様々あります。
では、どういったタイプを選んだら良いのでしょう。
スタッドレスタイヤを選ぶ際には、自分の住んでいる地域の環境や
走行の目的によってもポイントが変わってきます。
例えば同じ積雪が多い地域でも、日中の気温や雪の質により
雪道がアイスバーンなのかシャーベット状なのかということも
変わってきます。
・アイスバーン
タイヤのゴムの表面や内部に、気泡のような細かい穴によって
氷表面の水分を密着させやすくするタイプなど、
氷上性能に優れたタイプが向いています。
・シャーベット状
タイヤの溝やブロックパターンが、
排雪性能やグリップ力に優れたタイプを選ぶと良いでしょう。
また、住んでいる地域が雪国で、
日常的な運転でスタッドレスタイヤを使用するのか
普段は雪の降らない地域に住んでいて、
スキーなどのレジャーで数回雪道を走行するのかなどによっても異なります。
自分の目的とタイヤの性能を理解した上で選ぶようにしましょう。
スタッドレスタイヤは国産メーカーを選ぶ
スタッドレスタイヤを選ぶ場合は、少々値段が張っても、
日本国産のものを選びましょう。
スタッドレスタイヤには外国産のものもありますが、
日本の雪事情は世界的に見ても少し特殊で、水分の多い雪が降り、
路面が濡れたり凍結したりの繰り返しとなります。
外国の雪ではそのように路面が濡れる事がなく、雪も溶けにくい為、
吸水性の面ではおススメできません。
スタッドレスタイヤの吸水性は日本の雪道事情では欠かせないポイントなので、
運転慣れしていない人程、日本国産のスタッドレスタイヤを選びましょう。
スタッドレスタイヤはホイールとセットで購入する
スタッドレスタイヤを購入する場合、
タイヤのみで購入し、ノーマルタイヤとホイールを共有して使用する人もいますが、
ホイールからタイヤを外すのはプロでないとできない為、装着に費用がかかります。
タイヤホイールとセットで購入しておけば、タイヤを履きかえるだけで済むうえに、
出来る人なら自分で履き替えが可能です。
高いホイールでなくても問題ないので、スタッドレスタイヤはホイールとセットで購入しましょう。