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車検・点検・メンテナンス
更新日:2024.01.17 / 掲載日:2023.10.15

愛車を長く乗り続けるために! 知っておきたい車のメンテナンス

この記事の目次

愛車のメンテナンス

愛車に長く乗り続けるためには、定期的なメンテナンスが大切です。この記事では知っておきたい車のメンテナンス知識をご紹介いたします。ぜひ参考にしていただき、愛車と長くお付き合いしていきましょう。

メンテナンスを行うメリットについて

車のメンテナンスによって、どのようなメリットが得られるのか気になりますよね? メンテナンスにより得られる具体的なメリットを順に見てみましょう。

①愛車の寿命が長くなる
定期的なメンテナンスは人間の健康診断と同じような意味を持ちます。人間が検査や予防接種を行うように、車も点検・整備を定期的に行うことで愛車の寿命を長くすることができます。。長く乗り続けたいのなら、メンテナンスを怠らないようにしたいですね。

②突然のトラブルを防げる
メンテナンスにより、突然のトラブルを未然に防げます。車のトラブルはさまざまな部分に現れるもの。日頃からメンテナンスを行っていれば、細かな不調にも早く気づけます。

③不要な修理代を抑えられる
大きなトラブルになる前にメンテナンスで対応できていれば、不要な修理代を抑えられます。予定外の出費を避けるためにも、メンテナンスによりトラブルを回避しましょう。

以上のように、メンテナンスによるメリットはいくつかあります。ぜひ覚えておきたいところですね。

車各部のメンテナンスについて

それでは、車各部の基本的なメンテナンスについて見てまいりましょう。車の部品によっては覚えておきたい注意点もあります。ぜひ参考にしてくださいね。

エンジンオイル、フィルターの交換

エンジンオイルは車にとって血液のようなもの。オイル交換を怠ると、エンジントラブルにつながりやすいので注意が必要です。

エンジンオイルの交換は、一般的な車で5,000㎞程度を目安に行う、もしくは半年程度の交換が目安といわれています。ただし、車の使用頻度や環境が過酷な場合は、これよりも早い交換がおすすめでしょう。

また、オイルフィルターの交換も忘れてはならないメンテナンスです。オイルフィルターは、不純物をとりのぞく重要な部品。汚れがたまってしまうと、不純物をとりのぞく機能が低下してしまいます。オイル内に不純物を入れないためにも、フィルターについても定期的な交換が必要です。

オイルフィルターの交換目安は、オイル交換の2回に1回、もしくは15,000㎞程度といわれます。オイル交換と同じく、定期的なメンテナンスを心がけたいところです。

タイヤの空気圧点検、交換とローテーション

タイヤについてのメンテナンスを見てみましょう。タイヤは命を乗せている部品といわれるほど、安全面に直結する部品です。とくにメンテナンス意識を持っておきたい部品といえます。

日々のメンテナンスとしては、空気圧チェックとタイヤ溝の確認がおすすめです。空気圧が低かったり高すぎたりすると、バーストにつながる恐れもあります。ガソリンスタンドでも空気圧チェックはできるので、定期的にチェックしておきたいですね。

タイヤの溝は少なくなるとスリップにつながります。タイヤに備えられているスリップサインマークを定期的にチェックしましょう。スリップサインが出ている場合、保安基準違反となりますのでスリップサインは出る前にタイヤ交換したいところです。また、タイヤの装着箇所を入れ替えるローテーションも積極的に活用しましょう。

また、ほとんどのタイヤでは新品から30,000㎞~50,000㎞走行すると交換時期になるともいわれ、グリップ力の良いタイヤではもっと早く寿命が訪れることも。ご自分の車のタイヤ寿命を詳しく知りたいときは、専門ショップに相談してみましょう。

ウォッシャー液の補充

ガラスを綺麗に保つために必要なウォッシャー液。ウォッシャー液がなくなると、ガラスの汚れが綺麗に拭きとれません。また、ガラスとワイパーの摩擦が増してしまい、ガラスへの傷の原因になったり、ワイパーゴムの劣化にもつながります。

必要なときにウォッシャー液が出ない! そんなトラブルを招かないように、定期的にメンテナンスしておきましょう。

ウォッシャー液は、エンジンルーム内のタンクに入っています。目視で残量が確認できる形状がほとんどなので、少なくなったら補充しましょう。作業は簡単なので自分でもできますし、カーショップやガソリンスタンドでも補充してもらえます。

また、ウォッシャー液の種類もさまざまです。最低限の洗浄効果を持つ安価なものや、油膜をとり撥水効果を発揮する高価なものまで。ご自分の希望に合わせたウォッシャー液を選びたいですね。

ワイパーゴムの交換

ガラスを綺麗に保ってクリアな視界を確保するには、ワイパーのメンテナンスも必要。ワイパーがしっかり機能してくれないと、視界不良につながり大変危険です。

ワイパーのメンテナンスは、ガラス面の汚れを拭きとるゴム部分と、ゴムが装着されているブレード部分について行います。メンテナンスや交換時期については、ガラス面の汚れが少し落ちにくくなってきたり、ワイパー作動時におかしな摩擦音がするようになったとき。

基本的にはゴムやブレードの交換を行います。交換作業は意外と簡単で、カーショップなどで部品を購入し、自分でチャレンジしてみても良いでしょう。もちろん、プロに頼むという選択肢もあります。

たかがワイパー、されどワイパー。視界不良で危険な状況になる前に、早めのメンテナンスを心がけたいところです。

冷却水の補充、交換

エンジンが高温になりすぎるのを防いでくれる冷却水。クーラント液とも呼ばれます。エンジン内部を通る冷却水は、熱を放出させたあとにラジエーターという装置で冷却され、再びエンジン内部を通るのです。

冷却水が不足すると、エンジンが高温になりすぎてオーバーヒートの可能性があります。エンジンルームを開ければ、すぐに冷却水のタンクが見つかるはず。残量メモリをチェックして少なければ補充の必要があります。

知識のある方なら簡単に補充もできるでしょう。しかし気をつけなければならないのが、冷却水にも種類があるという点です。異なった冷却水を混ぜてしまうと、正しい性能が発揮されない可能性も。

また、冷却水の減りが早い場合には漏れなどの疑いもありますので、心配な方は、迷わずプロに頼むのが安全です。プロにお願いすれば、ラジエーターや循環ホースの点検もしてくれるでしょう。

エアコンフィルターの交換

夏場に大活躍するカーエアコン。ここ数年の猛暑により、エアコンなしの夏場の運転は考えられないという方も多いはず。

エアコンを使う時期になってからトラブルに遭遇しないように、エアコン関係のメンテナンスもしておきましょう。具体的にはエアコンのフィルター交換作業となります。

エアコンフィルターが汚れすぎていると、エアコンの効きが悪くなるだけでなく、送風口から異臭を放つ場合も。エアコンフィルターの交換目安は走行10,000㎞程度が目安ともいわれますが、使用頻度が多ければ早めの交換もおすすめです。本格的な夏を迎える前に、プロに相談してみるのも良いでしょう。

エアクリーナーの交換

もしかしたら、エアクリーナーという部品名を初めて聞くという方もいらっしゃるのではないでしょうか?エアクリーナーとは、エンジンに送る空気から不純物を取り除くフィルターのことです。

エアクリーナーが汚れたり劣化してくると、エンジン出力が低下したり燃費が落ちたりとさまざまなトラブルが出てきます。車のエンジンにとっては無くてはならない大切な部品なのです。

エアクリーナーの交換時期の目安としては、走行20,000㎞~30,000㎞とされている場合が多いでしょう。走行頻度にもよりますが、心配な方はプロに相談してみるのが一番。エンジン不調を感じていたり、燃費の低下を感じる場合、もしかしたらエアクリーナーの汚れや劣化が原因かもしれません。

ヘッドライトの交換

ヘッドライトのメンテナンスもとても大切です。とくに夜間走行の多い方では、ヘッドライトの不調は危険な状況を招いてしまうかもしれません。トラブルになる前にしっかりとメンテナンスしておきましょう。

現在、車に使用されているヘッドライトは、寿命も長く高性能なものが多くなっています。頻繁に交換する必要はありませんが、定期点検などでチェックしてもらえるとベストです。
ヘッドライトはカバーのポリカーボネイトの劣化で曇ってしまい暗く見える場合もあります。この場合、自分で磨くことが可能で交換が必要ない場合もあります。

交換をする場合は部屋の電球交換と違い少し知識が必要です。保安基準適合外になる場合もあるため、できるだけプロに交換をお願いした方が良いでしょう。

バッテリーの交換

車の電気系統の中核になるバッテリー。エンジン始動やライトの点灯にも関係する部品です。バッテリーが悪くなると、エンジンすらかけられない状態になることも(いわゆる「バッテリーあがり」)。

バッテリーの寿命は一般的に2年~3年といわれています。バッテリーの保証期間を見ても、同じくらいの期間が記載されています。ただし、使用状況によっても寿命は異なります。エンジンがかかりにくくなったりライトが暗くなってきたら要注意。もしかするとバッテリーの問題かもしれません。

バッテリーが完全に機能しなくなる前にメンテナンスをお願いし、バッテリー液の補充や本体の交換をお願いしましょう。

ブレーキオイルの交換

ブレーキオイルは、ブレーキ装置を発動させる大事なオイルです。ブレーキペダルを踏んだ力を、ブレーキオイルによってブレーキ装置に伝えるのです。命に関わる部分ですので、定期的なメンテナンスが大切ですね。

ブレーキオイルの交換時期の目安は、走行10,000㎞程度といわれます。定期点検や車検などで、定期的に交換すれば問題ないでしょう。

ただし、ブレーキの効きが悪いと感じたら注意が必要です。ブレーキオイルが劣化していたり、不足していることも考えられます。これは事故に直結してしまう緊急事態の場合もあるため、すぐに運転をやめて整備工場に連絡をし点検を受けて、ブレーキが正確に作動するようにメンテナンスしてもらいましょう。

ボディの洗車

ボディの洗車も立派なメンテナンスのひとつです。定期的な洗車は、車内に侵入する異物の除去につながったり、車の問題点を発見するきっかけにもなります。

自動洗車機での洗車やワックスは便利ですが、たまには車の点検をかねて手洗いやワックスがけをしてみるのもおすすめです。もしかしたら、普段運転しているだけでは気づかなかった傷や劣化などが見つかるかもしれません。

定期的な洗車は車を美しく保つだけでなく、愛車のチェックにもつながります。洗車の習慣もぜひ身につけたいものですね。

車のメンテナンスはどこに頼めば良い?

車のメンテナンス知識について見てまいりましたが、次はメンテナンスの依頼先についてご紹介します。車のメンテナンスはどこに頼むのが良いのでしょうか?

ディーラー

カーディーラーでも、もちろんメンテナンスを行ってもらえます。ただし、他メーカーの車を持ち込む場合は注意が必要です。

他社の車の修理やメンテナンスを受けてもらえるかは、ディーラーによってもさまざまでしょう。簡易的なメンテナンスや車検は対応できても、専門機器を使った故障診断は、基本的に自社ブランドしか行えません。部品の取り扱いもないため、複雑な修理は対応できないケースも多くあります。

自動車工場

自動車整備工場でもメンテナンスをしてもらえます。メーカー問わずさまざまな車種を整備しているため、基本的にはどのような車種でも受け付けてくれるはずです。

ただし、整備工場によって技術力や納期にかなり差がある場合も。
また、近年はメーカーごとに独自の電子制御パーツが増えているため、ディーラーやメーカーロゴの入ったモータースでなければ対応できないケースも増えているため、利用した方の感想や口コミを頼りに、お気に入りの整備工場を探したいですね。

カーショップ

カーショップでもメンテナンスをしてもらえるでしょう。さまざまな用品が並んでいるので、店内で好みの部品やメンテナンス用品を選べます。

でも、用品がたくさんありすぎて選択を迷ってしまう。中にはそのように感じる方もいらっしゃるはずです。そんなときはご自分の希望や好みを伝えて、店内スタッフにアドバイスしてもらうのがおすすめです。

ガソリンスタンド

各種メンテナンスに対応してくれるガソリンスタンドもあります。フルサービスのガソリンスタンドで、ピットがある場合はさまざまなメンテナンスや車検などを受け付けてくれるでしょう。

また、セルフガソリンスタンドでもメンテナンスや車検の受付対応をしてくれる場合もあります。その場で作業はせずに、車を預かって別の工場で作業するケースが多いようです。

車のメンテナンスを行うタイミング

車のメンテナンスは、いつ行うのがベストなのでしょうか? 実は、車の使用者には日常点検と定期点検が義務づけられています。

定期点検は、1年ごとの12ヵ月点検と2年ごとの24ヵ月点検の2種類。検査時期はフロントガラス上部に貼ってあるシールに記載されています。忘れないように実施しましょう。

また、カーショップやガソリンスタンドでは、基本的な安全点検をサービスで行っている所もあります。カー用品や給油時に利用して、ぜひ定期的なメンテナンスにつなげていきたいところです。

車検ではメンテナンスしてくれるの?

定期的にやってくる車検ではメンテナンスをしてくれないのでしょうか? 覚えておきたいのが、車検は国の保安基準に対して問題がないかを点検するもの。車検場では整備をするのではなく、あくまで保安点検をするのです。

そして、車検を依頼されたディーラーや整備工場などが、車検に合格する状態なのかを細かくチェックします(法定24か月点検)。問題点があれば、メンテナンスや整備を施して車検を受けるわけです。

法定24か月点検では安全面を細かくチェックされ、オイル類やライト類、エンジンやブレーキなど、すべての保安基準をクリアするように整備されます。

ただし、車検までの期間に余裕があるからといってメンテナンスを怠るのは非常に危険です。車検前に慌てないように、日頃から基本的なメンテナンスは行っておきたいものですね。

中古で購入した車のメンテナンスについて

中古で購入した車のメンテナンスでは覚えておきたいポイントがあります。中古車の場合、各部品がどの程度消耗しているのかが特定しづらいもの。また、前のオーナーが純正以外の部品を取り付けている場合もあります。

メンテナンス時に、それぞれの箇所の消耗具合や部品の品質をチェックしておきたいところです。もしかしたら、ギリギリ車検には通ったけど状態が良くない部品もあるかもしれません。

まずは車の現状を把握して、取り付けられている部品への理解を深めることが大切です。一度しっかりとした点検を受けて、整備士のアドバイスを受けるのも良いでしょう。

愛車をチェックする習慣づくり

車のメンテナンスはプロに任せるのが一番安心です。しかし、ご自分でも愛車をチェックする習慣をつけておけばさらに安心できますね。

・エンジンルームに目立った異常がないか
・車の下におかしな液漏れはないか
・タイヤの溝は残っているか
・消耗品の残量に問題はないか
・目立った傷や異音はないか

日常点検は義務ですが、これをしっかりと習慣化することで、車の安全性を保つのに大きな効果が期待できます。大切なのは、日頃からのメンテナンス意識ですね。

まとめ

愛車を長く乗り続けるためには、正しいメンテナンス知識がとても大切です。最後に、今回のメンテナンス記事の内容をまとめてみましょう。

①メンテナンスを行うと車の寿命が長くなる

②基本メンテナンスの一覧
・エンジンオイル、フィルターの交換
・タイヤの空気圧点検、交換とローテーション
・ウォッシャー液の補充
・ワイパーゴムの交換
・冷却水の補充、交換
・エアコンフィルターの交換
・エアクリーナーの交換
・ヘッドライトの交換
・バッテリーの交換
・ブレーキオイルの交換
・ボディの洗車

③どこに車のメンテナンスを頼む?
・ディーラー
・自動車整備工場
・カーショップ
・ガソリンスタンド

④車検はあくまで保安検査。依頼されたディーラーや整備工場がメンテナンスを行う

⑤中古車のメンテナンスは現状把握が大切

⑥日頃の愛車をチェックする習慣が大切

普段から車のメンテナンスに配慮していれば、安心安全な運転も叶うはずです。ぜひメンテナンス上手になって、素敵なカーライフを実現しましょう!

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