カーライフ
更新日:2020.09.29 / 掲載日:2020.09.29

紫外線が車に与える影響は?車内への影響や対策方法についても解説!

紫外線が車に与える影響は?車内への影響や対策方法についても解説!

グーネット編集チーム

人間が紫外線の影響を受けるのと同じように、車も紫外線の影響を受けています。しかし、紫外線が車にどのような影響を与えているのかわからないという方も多いでしょう。

そこで今回は、紫外線が車に与える影響や対処方法について解説します。

紫外線が車に与える影響と対策

紫外線が車に与える影響は、さまざまです。おもに以下のような影響が考えられます。

ボディの色あせ

ボディの塗装は複数の層になっており、紫外線に当たることで上層のクリアー層から順に劣化していきます。特に赤や黒といった濃い色の塗装は劣化が目立ちやすいため、注意が必要です。

紫外線によるボディの色あせ対策としては、ガラスコーティングなどでボディの表面を保護する方法があります。

ヘッドライトの黄ばみ

有機質の樹脂製パーツやヘッドライトは、紫外線によって黄ばみや劣化が起こります。劣化が始まる前に、専用のコーティングを施しておくことで防止できます。

レザーシートの劣化

車に与える紫外線は外装だけに影響するものではありません。車内のレザーシートにおいても、紫外線によって色あせやひび割れなどの劣化が起こります。特に本革製のシートは劣化しやすいため、注意が必要です。

紫外線によるレザーシートの劣化対策としては、シートコーティングでシートそのものを保護したり、UVカットフィルムなどを使用したりして、紫外線が車内に侵入するのを防ぐのが効果的です。

車内の紫外線はガラスによって異なる?

ここからは、車内の紫外線とガラスの関係について解説します。現在は紫外線をカットしてくれるガラスも登場していますが、実際にどのくらいの効果があるのでしょうか?

車のガラスごとに紫外線強度を測定したJAFの実験では、それぞれの紫外線強度は以下の表のような結果となりました。オープンカーは2,620μw/cm2という強い紫外線を受ける一方で、スーパーUVカットガラスはすべて1μw/cm2を下回っています。

車のガラス別の紫外線強度

車のガラス別の紫外線強度

グーネット編集チーム

引用:車に乗っていれば、日焼けしない?車種により違う「車のガラス」。最新のUVカットガラスを検証しました| JAF


紫外線に当たること色が赤く変化するUVラベルを使用し、運転席の紫外線の強さを測定した実験の結果が以下の表です。オープンカーではわずか3分30秒で赤く変化しているのに対し、スーパーUVカットガラスの車種は30分後でも色が変化していません。

運転席の紫外線の強さはどう違う?

運転席の紫外線の強さはどう違う?

グーネット編集チーム

引用:車に乗っていれば、日焼けしない? 車種により違う「車のガラス」。最新のUVカットガラスを検証しました| JAF

このJAFの実験結果からもわかるように、UVカットが施されていないクリアガラスに比べて、UVカットガラスでは紫外線を防ぐ効果があることがわかります。

オープンカーは特に紫外線が強い!日焼け対策グッズを使おう!

オープンカーは特に紫外線が強い!日焼け対策グッズを使おう!

グーネット編集チーム

JAFの実験結果からわかるとおり、オープンカーは紫外線を非常に強く受けます。そのため、オープンカーに乗る際には特に紫外線対策が大切になります。
ここでは、オープンカーに乗る際におすすめの日焼け対策グッズをご紹介します。

帽子

帽子を被ることで、頭部や顔に受ける紫外線をカットできます。特に、つばの長いものは日陰を作りやすいため、おすすめです。

サングラス

サングラスは目の日焼け防止に有効です。目は紫外線を受けると異常をきたすことがあるため、優先して対策を行ないましょう。サングラスを選ぶ際は、UVカット機能があることを確認してください。

日焼け止め

日焼け止めには紫外線を防ぐ働きがあるため、日焼け止めを塗っておくことで紫外線対策をすることができます。なお、日焼け止めにはSPFとPAという表記・数値が記載されています。両者の数値が大きいほど紫外線防止効果が高ので、日焼け止めを購入する際には確認をするようにしましょう。

長袖と手袋

紫外線対策としては、肌を直接紫外線にさらさないようにすることが効果的です。ハンドルを握る腕や手の甲には大量の紫外線が当たります。オープンカーに乗る際は、できるだけ長袖を着用し、手袋を装着するのがおすすめです。暑さが気になる方は、できるだけ薄手のものを選びましょう。

まとめ

紫外線は、車の外装・内装に影響をおよぼします。紫外線によって、ボディの色あせやヘッドライトの黄ばみ、また、レザーシートの劣化などを引き起こされてしまいます。紫外線による劣化を防ぐためにも、それぞれコーティングを施すなどして紫外線対策を行なうことが大切です。

車内の紫外線はガラスの種類によって異なります。クリアガラスよりもUVカットガラスのほうが紫外線のカット率が高いことが、JAFの実験では確認されています。そのため、UVカットガラスは、車内の紫外線を防ぐものとして有効だと考えられます。

なお、オープンカーは非常に紫外線を受けやすいため、車を運転する際には紫外線対策・日焼け対策をしておきましょう。オープンカーのドライブで紫外線を防ぐためには、帽子やサングラスなどを身に着ける、日焼け止めを塗るなどして、少しでも身体に受ける紫外線を防ぐことをおすすめします。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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