カーライフ
更新日:2019.11.21 / 掲載日:2019.11.21
車を売却・廃車にした場合は車庫証明を抹消するべき?
グーネット編集チーム
車庫証明は車を購入するときに必要になる書類ですが、その車を売却する場合や廃車にする場合に、それまで利用していた車庫証明はどうすべきなのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
車庫証明の対応について結論から言うと、車を売却する場合は抹消が不要で、車を廃車にする場合は抹消が必要になります。
車を売る(買い替える)場合は車庫証明の抹消は不要
基本的に、車を売る(買い替える)場合は車庫証明を抹消する必要はありません。
その理由は、売却した車の車庫証明は、買い取った業者や購入者が新たに車庫証明を上書き登録することになるためです。この上書き登録をした際に、以前の自分が登録していた車庫証明データは自動的に抹消されてしまいます。
なお、基本的に車を売るだけであれば、車庫証明に関するその後の手続きはありませんが、買い替える場合は新たに買い替えた車両の車庫証明をしなければなりません。
新たに買い替えた車両の販売店が車庫証明の対応をしてくれる場合が多いですが、まれに自身で対応しなければならない場合もあるので、注意するようにしましょう。
ちなみに、車を売却する場合も車庫証明を抹消しなければならないケースがあります。それは、「売却した車の状態が悪かった場合」です。買い手がつかなければ次の所有者の手に渡ることなく、廃車にされてしまう場合があります。
こうした場合、廃車になる可能性を考えて、買い取り業者から抹消登録のために車庫証明を提出するように求められる場合があります。「もしかしたら廃車になるかも…」と思った場合は車庫証明を準備しておきましょう。
車を廃車にする場合は車庫証明の抹消が必要
グーネット編集チーム
車を売る(買い替える)場合は、自身で車庫証明の抹消手続きをする必要はありませんが、廃車にした場合は早めに車庫証明の抹消の手続きをしておくのがおすすめです。
廃車の場合は車庫証明を抹消したほうが良い理由としては、車庫証明を抹消しないと、廃車にして車が存在しないにも関わらず、登録上はそこに車が保管されていることになり、その場所が新しい車の車庫証明で利用できないためです。
車を廃車にして新たに車庫証明を取るには?
車を廃車にして新たに車を購入した場合、再度車庫証明を取得する必要があります。「車庫証明の取得手続きを忘れてしまった」という方も多いと思いますので、以下で取得までの流れを解説します。
1.必要な書類を入手する
まずは車庫を管轄している警察署で車庫証明の申請に必要な書類を入手しましょう。なお、書類は県警のホームページからもダウンロードできます。
2.必要書類に記入する
1で入手した書類に記入例を見ながら記入漏れのないように記入していきます。記入漏れがあると警察署で受理されない可能性もあるので注意してください。
3.警察署にて車庫証明を申請する
車の保管場所を管轄している警察署(書類を入手した警察署)で車庫証明を申請しましょう。このとき、書類の他に印鑑と手数料が必要になるので忘れないようにしてください。
申請が済むと「納入通知書兼領収書」という後ほど車庫証明を受け取る際の引換券をもらいます。紛失しないように大切に保管しておきましょう。
4.再び警察署に行き車庫証明を受け取る
車庫証明は申請後すぐには発行されないため、申請から3~7日ほど経った後に再度警察署に出向く必要があります。先ほどの「納入通知書兼領収書」を提出し、手数料を支払って、車庫証明を受け取りましょう。
まとめ
車を手放すときは、さまざまな手続きが必要になってきます。
普段やらないことだと思いますので、売却の流れをしっかり理解し、トラブルに巻き込まれないように、準備をしっかりおこないましょう。