カーライフ
更新日:2019.10.30 / 掲載日:2019.10.30

ミニバンのメリット・デメリットとは?

ミニバンのメリット・デメリットとは?

グーネット編集チーム

ミニバンの購入を検討するとき気になるのが、ボディサイズの違いによるメリット・デメリットではないでしょうか?例えば、車内の広さを優先するとボディが大きくなり運転が難しくなるといわれています。

クルマは高い買い物なので、買った後に後悔するようなことは避けたいところです。事前にメリットやデメリットを整理してよく検討しておくことで、スムーズにクルマの購入ができるでしょう。

ここでは、ミニバンのサイズ別にメリット・デメリットを解説し、あなたにピッタリなサイズのミニバンはどれなのかご紹介します。

ミニバンは3種類のサイズがある

ミニバンのサイズは大きく分けて、コンパクト、ミドル、ラージの3種類に分別されます。それぞれのサイズの違いと代表車種を見ていきましょう。

コンパクトサイズ

コンパクトサイズのミニバンは、全長が4,200mm前後と、名前の通りコンパクトカーに近いボディサイズのミニバン最小のクラスです。
代表的な車種は、ホンダ・フリード、トヨタ・シエンタなどです。

ミドルサイズ

ミドルサイズのミニバンは、全長が4,700mm弱、全幅が1,695mmの5ナンバーサイズで(3ナンバーのグレードもあります)、ミニバンとしては標準的なサイズのクラスといえます。
代表的な車種は、トヨタ・ヴォクシー、日産・セレナ、ホンダ・ステップワゴンなどです。

ラージサイズ

ラージサイズのミニバンは、全長が4,900mm前後、全幅が1,700mm以上の3ナンバーサイズで、ミニバンとしては最も大きい部類のクラスです。
代表的な車種は、トヨタ・アルファード、トヨタ・ヴェルファイア、日産・エルグランドなどとなります。

ミニバンのメリット・デメリット【サイズ別】

ミニバンのメリット・デメリット【サイズ別】

グーネット編集チーム

次に、ミニバンのサイズ別のメリット・デメリットについて、紹介します。

コンパクトサイズ

コンパクトサイズのミニバンは、他のサイズのミニバンと比べてサイズが小さくコンパクトカー並みであっても、各メーカーの車内空間を広くとる工夫によってしっかり3列目のシートが確保されています。コンパクトサイズのミニバンのエンジンの排気量は、1.5L程度が標準です。

メリット:
コンパクトなボディサイズから小回りが利きやすいため、大型車の運転に不安がある人や、狭い路地を走ることが多い人におすすめです。

デメリット:
3列目を座席として使用した場合、後ろのトランクスペースが狭くなってしまいます。トランクスペースの使用頻度が高い、大きい荷物を入れたい、という場合は、ミドルサイズやラージサイズを選択するほうがよいでしょう。

ミドルサイズ

ミドルサイズのミニバンは、コンパクトサイズのミニバンと比べると車内の空間は広く、2、3列目共に足を伸ばしてゆったりと座れるシート構成の車両が多くなります。ミドルサイズのミニバンのエンジン排気量は、1.5~2.0L程度が標準的で、ハイブリッドのモデルも存在します。

メリット:
ミドルという名の通り十分な車内空間の割にはボディサイズが大きすぎず、街中で運転に困るような心配は少ないです。「家族が多くて、3列目の使用頻度が高い」という場合は、ミドルサイズのミニバンを選ぶといいでしょう。

デメリット:
標準サイズ故にこれといって大きなデメリットはありませんが、コンパクトクラスに比べるとボディサイズが大きくなる点から小回りは効きにくいです。

ラージサイズ

ラージサイズのミニバンは、車内の空間が広く、内装も豪華な仕様になっている車両が多くなっています。また、装備も充実しており、走りの面でも妥協のない設計がされた車両も多くなっています。排気量は2.5~3.5L程度で、ミドルクラス同様ハイブリッドの選択肢もあります。

メリット:
大きなボディサイズならではの安定感や、大排気量エンジンがもたらす余裕の加速力で高速道路での走行などにおいては非常に快適です。また、内装や装備が豪華な車両が多く、高級志向な選択ができることもメリットの一つとして言えるのではないでしょうか。

デメリット:
ミニバン最大クラスだけに、街中での取り回しには少し苦労するかもしれません。また、車種によっては、豪華装備や排気量の大きさ故に価格が高いことがあるのもデメリットです。

別サイズのミニバンに乗り換える際のポイント

今のミニバンから、サイズアップもしくは、サイズダウンをして別サイズのミニバンを乗り換える場合、どのようなタイミングがいいのかなどのポイントをご紹介いたします。

サイズアップ

・子供が成長したタイミング
子供が成長と共に大きくなり、車内が狭いと感じるようなら今よりもワンサイズ上のミニバンを検討するといいでしょう。子供含め4人家族であれば基本的に2列目までしか使わないため問題になりにくいですが、5人以上の家庭で3列目も常用する場合は最低でもミドルクラス以上のサイズのミニバンがおすすめです。

・乗り心地を良くしたい場合
乗り心地に不満を感じているのなら、ボディサイズを大きくすることで改善される可能性が高いです。理論的にはクルマは大きいほど安定するといわれているため、ラージサイズのミニバンが乗り心地の面では最高だといえます。
ただし、車体が大きいとそれだけ全高も高くなりがちで、それによって、カーブなどで傾きやすく、車酔いなどが起きやすくなる可能性があることも注意が必要です。

・シートアレンジの自由度を高めたい
大きな荷物や釣竿などの長い荷物を収納する場合、シートアレンジの自由度が重要な要素になってきます。小さいボディサイズながらシートアレンジの幅が広い車種もありますが、基本的にはサイズが大きいミニバンほどシートアレンジの自由度が高い場合が多くなっています。現在利用しているミニバンでシートアレンジの自由度に不満を感じているのなら、大きいミニバンへと買い替えるのも検討してみてください。
ただ、サイズが大きくても車種によって「フルフラットになる・ならない」「シートを格納すると思いのほか床が高くなる」などといったことがあるので、念の為ディーラーで実際に見て確認することをおすすめします。

サイズダウン

・家族構成が変化したタイミング
子供が独り立ちして一緒にクルマに乗らなくなった場合など、3列目シートの必要性が低くなったときはミニバンのサイズダウンを考えるときです。
サイズがダウンすれば運転もしやすくなり、燃費や税金などの維持費も安くて済みます。

・燃費の良いミニバンに乗り換えたい場合
クルマは小さくて軽く、排気量が小さいほど燃費が良くなる傾向にあります。燃費の良いクルマを望むのなら、ワンランク小さいミニバンへの乗り換えを検討してみましょう。

・税金が安いミニバンに乗り換えたい場合
いくつかの基準がありますが、基本的にクルマは車両重量が軽く排気量が小さいほど納税額は少なくて済みます。ラージクラスなど大きなミニバンの税金はかなりのものになるので、税金の金額を下げるために小さなミニバンへの乗り換えるのもきっかけとして検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

ミニバンと一口にいっても、コンパクトカー並みのものから3ナンバーサイズのものまで様々なサイズのミニバンが存在します。

内装の豪華さや装備の面から最大クラスのラージサイズを選ぶという選択もありますが、自分の使い方をイメージし、必要な機能を満たした中でなるべく小さめのミニバンを選ぶという選択もあります。

3列目の使用頻度やシートアレンジの自由度、小回りの利きづらさをどこまで許容できるかなどをよく吟味してコストや利便性を考えた上で、理想的なサイズのミニバンを見つけ出してください。

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グーネットマガジン編集部

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