カーライフ
更新日:2021.03.31 / 掲載日:2019.08.30

免許の追加(併記)する方法とは

免許の追加(併記)する方法とは

グーネット編集チーム

すでに、免許証を持っている状態で、新しく別の免許証を取得した場合、すでに持っている免許証に対して新しい免許の内容を追加することができます。「併記する」ともいい、これにより2枚の免許証を1枚の免許証で管理することができるようになります。

ただし、免許証の追加を行うためには、新たな免許証の取得後、併記の申請をする必要があります。

今回は「どこで免許追加の手続きを行えば良いのか」「免許追加時に用意すべきものは何があるのか」「免許の有効期限はどうなるのか」と疑問にお答えしながら、免許の追加を行う方法についてご紹介していきます。

免許追加の手続きをする場所

例えば、普通自動車免許を持っている状態で新しく普通自動二輪車や大型自動二輪車などの運転免許を取得し、追加をする場合、運転免許センターで所定の手続きを行う必要があります。

自動車学校を卒業して技能試験が免除になっている人も、免許センターで直接技能試験を受ける人も、免許センターで手続きできます。

また運転免許センターによっては、免許更新と免許追加の受付時間が異なる場合があります。実際に運転免許センターに行く前に確認した方が間違いありません。

免許追加時に用意するもの

免許追加時に用意するもの

グーネット編集チーム

新たに免許を追加するために、用意しなければならない持ち物が以下です。
免許更新時に必要な内容とほぼ同じです。違うのは教習所の卒業証書くらいです。

・免許証
・申請用顔写真(縦3cm×横2.4cmで、6ヶ月以内に発行したもの。)
・印鑑(実印である必要はありません)
・住民票(3ヶ月以内に発行したもの)※住所の変更がある場合のみ
・教習所の卒業証書

住民票に関しては、すでに持っている免許証に記載されている住所から住所変更があった場合のみ必要です。前の免許証から変更がなければ用意する必要はありません。

また、申請用顔写真に関しては、規定のサイズで、かつ6ヶ月以内に発行したものが必要となります。基本的に、免許センターには有料のスピード写真機が設置されているため、写真の用意がない方はそちらでの撮影も可能です。

免許追加の手順

免許追加の手順については、免許の種類や取得方法によって異なります。例えば、普通免許(原付きや小型以外)を持っている人が、普通自動二輪免許を追加する場合、「指定自動車学校を卒業して、学科試験も技能試験も免除になっている人の場合」「運転免許センターで直接、技能試験を受ける場合」の2つのパターンがあります。

免許追加の手順について、ここでは「指定自動車学校を卒業して、学科試験も技能試験も免除になっている人の場合」について説明します。

免許追加にあたっては、免許センターでのアナウンス等でわかりやすくなっているため、戸惑うことは少ないかと思われますが、基本的に下記の手順で進みます。

受付

受付で運転免許申請書および質問票を受け取り、必要事項の記入と写真を貼り付けます。
質問票は運転免許取得時や更新時に、提出が義務付けられているので、記入漏れがないようにしましょう。

申請と手数料の支払い

申請のときに現在の免許証と教習所の卒業証明書(検定合格から1年以内のもの)が必要です。
手数料の支払いは、試験手数料と交付手数料の証紙を購入し、申請書に貼り付けます。

適性検査

視力、色彩識別、聴力、運動力検査が行われます。

暗証番号の設定

適性検査に合格すると、免許に内蔵されたICチップの読み取り時に必要な、8桁の暗証番号を設定します。

写真撮影

新しい免許証に載る写真を撮影します。

免許証の交付

申請、適性検査、写真撮影が終われば、免許の交付を待つだけです。

運転免許センターで直接受験する場合は、適性検査の後、技能試験に合格する必要があります。
技能試験に合格した後の流れは、教習所を卒業した人と同じです。

免許を追加(併記)した場合有効期限はどうなるのか?

それまで所持していた免許の他に、新しく免許を追加する場合、免許を取得した時点から新たな有効期限がはじまります。免許の有効期限は、新たに免許を追加した日から過去5年間の違反歴に応じて変わります。
以下が、違反歴の有無による有効期限の違いです。

過去5年間、無違反で、かつ危険運転致死傷罪等を犯していない人は、新たな免許の有効期限は5年です。免許証には「優良」の文字が記載され、ゴールド免許になります。

過去5年間、3点以下の違反が1回だけ、この場合新たな免許の有効期限は5年です。ただし、免許証に「優良」の記載はありません。

過去5年間、1点以上の違反が2回以上、もしくは6点以上の違反があった人は、新たに免許の有効期限は3年です。

このように、免許追加のタイミングによっては、「5年」「3年」と変わります。

まとめ

今回は免許の追加(併記)についてご紹介していきました。
新しく運転免許を追加したいのであれば自動車学校を卒業して免許センターにて所定の手続きを行う、もしくは免許センターで技能試験を受験して合格する2種類の方法があります。

自動車学校を卒業した場合、必要な持ち物は免許更新時に必要なものに加えて自動車学校の卒業証書、免許センターで技能試験に合格した場合は免許更新時の持ち物のみで手続きが可能です。

免許の更新期間直前で免許の追加を行うと、短いスパンでもう一度免許センターに足を運ぶことになりますので、免許の追加手続きは免許の有効期限をよく確認した上で行うようにするといいでしょう。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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