【グーパーツ】THE MOST RECOMMEND PARTS M4

　量産車としてはトップクラスのハイパワーを誇るBMW・M4。標準仕様で431ps、コンペティションでは450ps、そしてGTSでは500psのパワーを発揮する。BMW車の多くがターボエンジンを搭載しているが、そのなかでもM4用のS55型エンジンは、ツインターボ仕様ということもあり、チューニングのキャパシティが高い。
　ターボチューンのファーストステップとしてはマフラーやエアクリーナーを交換した吸排気系チューン。また、インタークーラーを水冷式のままで大容量・高効率タイプに変更することでパワーアップが期待できる。さらに、こうした吸排気系が純正のままであっても、コンピュータチューンによる効果が大きいため、M4のチューニングでは定番となっている。吸排気系とコンピュータのデータ変更で、GTSと同等の500psを獲得することができる。さらにハイパワーを目指すなら、大容量ターボチャージャーの装着により、700psオーバーも可能だ。
　そして、コンピュータチューンといえば、M4ではAT車のトランスミッション（DCT）のプログラムを変更することができる。もともと、M4の標準車とコンペティションやGTSなどでは、ギヤの変速タイミング（AT時の変速回転数）などのセッティングが異なっている。そこで、よりスポーティなドライビングを行うために、スポーティモデルのプログラムに変更するなどのデータ変更を行う（カスタムショップにより方法は異なる）。
　また、さらにパワーステアリングの特性やGHAS（電子制御LSD）のプログラムも制御データを変更することができるため、エンジンの仕様やドライバーの好みに合わせて、そのクルマだけの現車合わせセッティングもできる。サーキット派にはとくに人気のコンピュータチューンだ。

驚異の580馬力 チューニングを実現
エアクリーナーはグループM製。インタークーラーはVFエンジニアリング製。コンピュータはケレナーズのチューニングモジュール。純正タービン仕様ながら現状で580psを発揮する。また、DCTとGHASも専用データで制御する。

［SPECIFICATIONS］
ケレナーズスポーツ・コンピュータチューニング／Mパフォーマンス・シフトノブ／オートテクニカ・パドルシフト

豊富にあるアフターパーツの中から、選りすぐったオススメのパーツをご紹介。これを見て、世界に１台だけのクルマを目指してカスタマイズしよう。

コードテックCAM PLUG ISC! for BMW 1万円
エンジンを切る直前のアイドリングストップの状態を記憶することができ、エンジンOFFのたびに任意のアイドリング設定がキャンセルされるのを防ぐことができる。

問コードテック　TEL 03-6805-8893http://codetech.jp/

AC Schnitzer M2用エアロパーツ
フロントリップスポイラー 17万8000円／ルーフスポイラー 6万2000円／リヤスポイラー 18万円／リヤウイング 44万8000円／リヤディフューザー 26万8000円
M2（F87）に対応するエアロパーツ。フロント・サイド・リヤ・ウイングの構成により、スポーティなM2をより精悍でスタイリッシュに仕上げることが可能だ。

問アドベント　TEL.042-306-7321http://www.advent.jp

martelMARS AERO SPACER1万6000円から
新技術『エアロスリット』がホイールの回転に伴いジェット感覚のエアー気流を発生させ、輸入車特有のブレーキダストのホイールへの付着を防ぎ、高熱になるブレーキシステムをクールダウンさせる。

問マーテル　TEL.042-776-2333http://www.martel.co.jp/

問阿部商会　TEL.03-3233-2296　http://abeshokai.jp/

文／松本尊重　写真／木村博道