カーライフ
更新日:2019.04.12 / 掲載日:2019.04.12
【グー連載コラム】愛車ケア講座[車内リフレッシュ編] (2019年4月)

今どきのクルマは壊れにくくなっていますが、流石にノーケアではダメ。大切な愛車は長く乗りたいもの。消耗品の交換など定期的に愛車をケアしましょう
(掲載されている内容はグー本誌2019年5月号の内容です)
知らない間に汚れが溜まる車内 素材別攻略がポイント
POINT1 インパネ
まず手始めに行いたいのが、インパネまわり。つまり樹脂部分のクリーニングだ。使うのは水で、十分汚れは落ちる。クルマでやっかいなのが表面にシボ(シワ)加工がされていること。間に汚れが入り込みやすい。さらに最近増えているピアノブラックのようなツルツルした素材部分は、優しく拭いてやらないと表面にキズが付いてしまうので注意しよう。
きれいなタオルを濡らして軽く絞り、それで全体を拭いていく。いろいろな方向に動かしていく。
仕上げに固く絞ったタオルで拭き上げていく。ちょっと拭いただけでこの汚れである。
ここがコツ
シボの中に入り込んだ汚れをかき出すように、タテヨコ、円で手をこまめに動かしていく。ひどい場合は柔らかいブラシを使う。
POINT2 エアコン
車内を快適に保つのがエアコンだが、つねに風を吸い込んだり、吹き出したりしているので汚れが溜まりやすい部分である。汚れたままにしておくと健康にも悪いとされているほど。内部まではさすがに手が入れられないが、吹き出し口をきれいにするだけでも十分効果はある。また内気循環モードの吸い込み口は助手席の足下なので、周辺もきれいにしておこう。
手間はとてもかかるが、綿棒や割り箸を軸にしたタオルを入れてルーバーひとつずつを拭いていく。
中まで入れられる場合はできるだけ奥まで入れる。この汚れを今まで 吸っていたかと思うと、ぞっとする。
ここがコツ
外気導入の入口はワイパーの付け根部分にある。全体的に拭きつつ、枯れ葉などが溜まっていることもあるので取り除いておこう。
フィルターも点検&交換

消臭効果や殺菌効果があるフィルターも売られているのでオススメ。
エアコンにはフィルターが装着されている。グローブボックスの奥に設置されているので、点検して汚れがひどいようなら、交換しよう。
POINT3 シート
まずは全体を掃除機がけ。ステッチ部分やすき間にもノズルを入れて、ホコリなどを吸い出す。
シートというのは不思議なもので、ずっと体が密着して汗などが染み込んでもそのままだ。それだけに汚れは染み込んでいるし、悪臭の原因にもなる。やっかいなのは染み込んだ汚れをどう落とすか。もちろん表面をただ拭くだけでは中に入り込んだ汚れを取り除くことはできない。水拭きを何度もして、汚れを流し出すようにして取り除くのがポイントだ。
まずは全体を掃除機がけ。ステッチ部分やすき間にもノズルを入れて、ホコリなどを吸い出す。
水を多めにして、まずは染み込ませるように拭く。軽くベチャベ チャになるぐらいで構わない。
乾いたタオルでトントンと叩くと、汚れも一緒に出てきて、取り除かれるというわけだ。
ここがコツ
ただ拭くだけでなく、染み抜きのようにトントンと叩くことで中に入った汚れを浮き出させる。最初は水多めで水拭きするのもコツ。
消臭で仕上げ!!

ニオイが染み込みやすいシートや天井を中心にスプレーしておこう。
ひと通りきれいにしたら、消臭で仕上げ。使うのはクルマ用でも、家庭用でもかまわない。車内全体に広がるスプレータイプがベストだ。
POINT4 フロアマット
最初に叩いて汚れを出す。砂ボコリが舞うこともあるので、マスクをするなどの対策も大切。
土足のまま乗ることが多いフロアマット。当然、汚れはどんどん溜まっていく。きれいにするにしても、ガソリンスタンドで機械にかけてもらうぐらいだろうか。ちなみにやらないよりはましだが、機械にかけただけでは汚れはそれほど落ちない。やはり汚れをしっかりと落とすには手間が必要。すべて車外に取り出してしっかりとホコリを落とし、洗ってやろう。
最初に叩いて汚れを出す。砂ボコリが舞うこともあるので、マスクをするなどの対策も大切。
水をかけると毛足が開いて汚れが自然と流れ出てくる。このままブラシでこすると簡単だ。
乾燥はしっかりしないと、湿気によってマットが悪臭の原因になってしまうこともある。
ここがコツ
マットの毛足は長いため、汚れが入り込みやすい。水をかけてからブラシでこするのではなく、かけながらブラシで洗うのがコツ。