カーライフ [2019.04.08 UP]

臨月のときは運転して大丈夫なの?

臨月のときは運転して大丈夫なの?

グーネット編集チーム

女性にとって、妊娠・出産は、自身の人生に関わる重大イベントの一つだと言えるでしょう。特に臨月には、お腹が大きくせり出してきます。普段とは体調や体型が異なることもあり、特に注意する必要があります。

妊婦さんの足としても活躍してくれるクルマですが、そもそも臨月のときには、クルマの運転をしても大丈夫なのでしょうか。法律面や安全面から見て可能なのかどうか、実際に運転する場合の注意点などを紹介します。

そもそも臨月のときに運転していいの?

まずは「臨月のときに運転してもよいのかどうか」という基本的な疑問を解消していきましょう。気になるのが「法律面」ですが、日本においては、妊娠時期に関わらず「妊婦さんが運転してはいけない」と定めた法律は存在していません。つまり、どの時期の妊婦さんであっても、普通自動車運転免許を保有しており、各種条件をクリアできていれば、運転することは可能となっています。

妊娠中の運転でもっとも気になるのが「シートベルト」についてです。「クルマに乗車している最中の、身の安全を確保するため」という目的はわかっていても、大きなお腹にベルトを巻き付けるのは、「お腹を圧迫するようで不安」と語る方も少なくありません。

道路交通法では、クルマを運転する人や乗車する人に対して、シートベルトの着用を義務付けています。しかし妊婦さんの場合には、現実的にベルトをするのが難しい場合や、ベルトを装着することで療養上または健康保持上、問題が発生するような場合には、着用義務が免除されます。

とはいえ近年主流の3点ベルトの場合、ベルトがお腹のふくらみにかからないよう位置を定め、適切に使用すれば、身体への負担はほとんどないと言われています。万が一事故に巻き込まれてしまったとき、自分自身と赤ちゃんの身を守ってくれるのが、シートベルトです。できればしっかりと着用するのが望ましいです。

臨月に運転を控えるべき理由は?

臨月に運転を控えるべきと言われる理由は、法律面からではなく、主に安全面や健康面から、できるだけ避けた方が無難だと言われています。妊娠中、特に臨月の運転が危険だとされる理由は、主に以下の3つです。

注意力や集中力の低下

妊娠中は、ホルモンバランスが大きく変化する時期。そしてさまざまなマイナートラブルから、睡眠不足に陥りやすい時期でもあります。注意力や集中力が低下したり、運転中に眠くなってしまったりと、運転に支障をきたすことも考えられます。

妊婦さんは疲れやすい

特に妊娠後期を迎えるころになると、大きくふくらみ、重くなったお腹は、妊婦さんの身体に非常に大きな影響を与えてしまいます。「ごく普通の生活をするのも大変!」と語る妊婦さんも、決して少なくないのです。このような状況の中、クルマを運転しようとすると、さらに疲労度が増してしまうと考えられます。また運転中の些細な揺れや振動が気になり、さらに負担を大きくしてしまうでしょう。

いつ出産が始まるか、誰にもわからない

臨月とは、「出産に向けて具体的な準備をスタートする時期」です。この時期を迎えたら、いつお産が始まっても、不思議ではありません。そしてそのタイミングは、誰にもわからないという特徴があります。もしもクルマを運転中に破水してしまったら、焦ってしまう妊婦さんも多いことでしょう。事故を防ぐため、そして出産を万全の体制で迎えるためにも、臨月の運転は、できるだけ避けた方がよいとされています。

臨月の妊婦さんがクルマを運転する際の注意点とは?

臨月の妊婦さんがクルマを運転する際の注意点とは?

グーネット編集チーム

臨月の妊婦さんは、できるだけクルマを運転しない方がよいと言われても、周辺環境や病院からの距離によっては、「運転せざるを得ない」ということもあるでしょう。このような場合には、妊婦さんならではの注意点を守って、安心・安全な運転を心掛けるのが一番です。

特に意識したいのは、以下の3つのポイントです。
運転前には、チェックしておきましょう。

休憩はこまめにとろう

ごく普通の日常生活を送っているだけでも、疲れやすいのが臨月の特徴です。クルマを運転するときには、この特徴をしっかりと頭に入れた上で、意識して休憩をはさむことが大切です。具体的には、30分~1時間運転したら、疲れを感じていなくても休憩をとることをオススメします。臨月になると、「トイレの近さ」で悩む方も多いものです。

トイレ休憩をして、少しゆったりと過ごしてみてください。また運転中の負荷がかかりやすい高速道路は、避けた方が無難です。

持ち物を整えておこう

運転中に陣痛や破水が起きてしまった場合、慌てず冷静に対処する必要があります。保険証や母子手帳、診察券などはセットにしてまとめておきましょう。車内に清潔なバスタオルを用意しておくと、破水が起きたときでも安心です。

シートベルトは正しい方法で着用しよう

臨月であっても、事故から身を守るためにはシートベルトは基本的に必須です。自分のためにもお腹の赤ちゃんのためにも、クルマを運転する際にはできるだけ着用するようにしましょう。3点式のベルトであれば、腰ベルトをお腹のふくらみの下、肩ベルトを胸の間から脇腹にかけて通すことで、お腹を締め付けずに着用できます。万が一衝撃があったときでも、上半身全体を支えてくれますから、お腹がつぶれてしまうようなこともありません。

またお腹が大きい妊婦さん向けに、マタニティシートベルトという便利アイテムを販売されています。こうしたアイテムを活用するのもよいでしょう。

臨月で運転を控えた方がいい身体の状況・状態とは?

たとえ臨月であっても、妊婦さんのクルマの運転は、法律上制限されているものではありません。しかし自身の体調によっては、何よりもママとお腹の赤ちゃんのために、運転を控えた方がよいケースも存在しています。

特に以下のような異変を感じたときには、勇気をもって運転を「やめる」ことも大切です。運転前には、自身の体調に以下のような予兆がないかどうか、確認してみてください。

眠くてだるい

妊婦さんにとって、「眠い」や「だるい」といったトラブルは非常に身近なものだと言えるでしょう。「いつものマイナートラブルだから」と油断するのは危険です。注意力や集中力が、普段よりもさらに欠如してしまう可能性も高いです。妊婦さんが感じる眠さやだるさは、「しっかりと休んで」という身体からのサインと言われることもあります。無理をしないで、自宅でゆっくりと過ごすことをオススメします。

お腹に痛みやハリを感じる

妊婦さんの体調の変化は、お腹の痛みやハリからスタートするケースも多くあります。今は「我慢できるレベル」であっても、それが陣痛のスタートサインということも考えられます。こちらも自宅で、様子を見るのがオススメです。

臨月のときには運転しなくてよい方法も考えてみる

前述したとおり、臨月のクルマの運転は、法律上制限されている行為ではありません。しかし身体の状況を考えると、無理は禁物です。臨月のときには、無理に運転しなくても済むよう、事前に準備を整えておくことをオススメします。

確かにクルマは便利な乗り物ですが、私たちの身の回りには、それ以外にもさまざまな乗り物が存在しています。バスやタクシーであれば、自分自身が運転する必要はありません。あらかじめ、自宅や産院から近くの駅やバス停について、リサーチしておきましょう。

またタクシー業界においては、近年「陣痛タクシー」と称して、妊娠中の女性をサポートする仕組みを充実させています。たとえば陣痛タクシーにおいては、「破水していても、妊婦さんを安心・安全に産院まで送り届けてくれる」という特徴があり、妊婦さんにとって心強い存在となっているのです。

クルマ以外の交通機関は、事前にリサーチしておかなければ、いざというときに使いづらいという特徴があります。できれば臨月を迎える前、体調が安定しやすく、まだまだ動きやすい妊娠中期に、利用できそうな公共交通機関について、チェックしておくと安心です。

陣痛タクシーサービス | タクシーなら日本交通

結論としてですが、臨月の女性がクルマの運転をすることは、警察から「違反」とみなされるわけではありませんから、安心してください。しかし自身の体調を考えると、不安なことが多いのも事実です。クルマを運転するのであれば、自身の体調や環境を考えた上で、慎重に判断してみてください。またクルマ以外の交通手段も確保しておくと、より一層安心ですね。

グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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