カーライフ
更新日:2020.04.03 / 掲載日:2020.04.03

車の名義変更はどうやるの?委任状で代行する場合の手順や書き方を詳しく解説!

車の名義変更はどうやるの?委任状で代行する場合の手順や書き方を詳しく解説!

グーネット編集チーム

自動車関連の手続きはディーラーなどで代行してもらえますが、それなりの手数料がかかるため可能な限り自分で済ませたいものです。しかし、どの手続きも基本的に公的機関でおこなわれるため、平日昼間にお勤めされている方は仕事を休む必要があります。

そんなときに便利なのが「委任状」です。委任状を用意すれば、自分以外の人が代わりに手続きができます。今回は車の名義変更を、委任状で代行する場合の手順や書き方について詳しく解説します。

車の名義変更をおこなう必要性とは?

車の名義変更をおこなう必要性とは?

グーネット編集チーム

車の名義変更は、車を譲り受ける際や亡くなった方の車を相続する際に必要な手続きです。わざわざ名義変更をしなくても車に乗ることはできますが、以下のような点から名義変更をすることをおすすめします。

保険料が安くなることがある

家族間で親から子へ車を譲る場合、所有者以外(親)にも保険を適用させると保険料が上がってしまう場合があります。名義変更によって所有者だけを適用範囲に変更すれば、保険料を安くできるでしょう。

車の乗り換えがスムーズにできる

他人名義の車を売却するには、住民票や委任状などの書類を揃える必要があります。自分名義であれば必要な書類は自分で用意できますが、他人名義の場合は必要書類を集めるのに手間がかかります。

いざ車を売ろうとしたときに、「車の所有者が忙しくて書類が揃わない」といったケースも考えられるので、事前に名義変更しておくとスムーズです。

トラブルを事前に防ぐ

他人名義のまま車に乗っていると、税金や保険料などを「どちらがどのくらい払うか」でトラブルになる可能性があります。他人名義といっても大半は家族の車だと思いますが、家族でもお金の問題でもめる可能性は十分に考えられます。家族間でトラブルにならないためにも、車の所有者を名義変更で明らかにしておいたほうがいいでしょう。

自動車手続き関連で委任状が必要な場合とは?

自動車の所有者以外が自動車関連の手続きをおこなう際に必要になるのが、委任状です。本人が指定した代理人、つまり「手続きを委任された人」のみが窓口で各種申請をおこなえる仕組みです。届出の内容によって委任状の用紙が異なるため、それぞれに合ったものを選びましょう。

名義変更は基本的には本人がするものですが、手続きを受け付ける運輸支局は平日の9時~16時までとなっているところがほとんどです。仕事の都合で本人が手続きに行けない場合は、委任状を利用して、代理人に行ってもらうことができるのです。

委任状の用紙は各窓口またはインターネットからダウンロードできます。なお、委任状は委任する側とされる側、どちらも直筆で書かれていることが原則です。

車の名義変更に必要な委任状の書き方

車の名義変更に必要な委任状の書き方

グーネット編集チーム

車の名義変更で委任状が必要になった場合は、以下のように記載欄を埋めていきましょう。

受任者の情報を記載する

受任者とは、申請手続きをおこなう人(代理人)のことです。受任者の欄には代理人の住所と氏名を記載してください。

申請の種類を記載する

この欄には、申請の種類を記載します。申請の種類は、「移転登録」「変更登録」「抹消登録」の3つから当てはまるものを選択してください。

自動車登録番号または車台番号を記載する

車検証に書かれている自動車登録番号、もしくは車体番号を記載してください。

委任者の情報を記載する

委任者(車の所有者)の住所や氏名などの情報を記載してください。

車の名義変更の手順とは?

委任状について詳しくわかったところで、具体的に車の名義変更の手順を見ていきましょう。

1.事前準備

実際に手続きをおこなう前に、まずは事前に必要な書類を準備しましょう。必要な書類は状況によって異なるため、自分の手続きに必要な書類をリスト化しておくといいでしょう。なお、書類の中には取得まで日数がかかるものもあるため、手続きに間に合うよう余裕をもって準備しておきましょう。

2.書類を提出する

必要な書類が揃ったら、自分の住所を管轄する運輸支局の窓口に提出しましょう。軽自動車は運輸支局ではなく「軽自動車検査協会」の窓口に提出となるので注意してください。不備がなければ書類が受理されて、車検証が交付されます。

3.税金の申告をする

無事に車検証を受け取ったら、運輸支局内の自動車税事務所の税申告窓口に「自動車申告書」と「車検証」を提出してください。なお、自動車取得税の支払いがあれば、この場で支払うことができます。

4.その他

基本的には上記の3つで名義変更は完了ですが、ナンバーを変更する場合はナンバー返納窓口にナンバープレートを返納してください。返納が済んだら、新しいナンバーの交付を受けます。交付されたナンバープレートを車に取り付けて封印をおこなえば、名義変更は完了です。

まとめ

今回は車の名義変更を委任状で代行する場合の手順や、委任状の書き方をご紹介しました。
名義変更をしなくても車に乗ることはできますが、保険料が安くなったり、新しく車を乗り換える際手続きがスムーズになったりするので、名義変更は済ませておくべきでしょう。

仕事が忙しく自分で手続きに行けない場合は、この記事を参考にして、委任状で代行をお願いし、名義変更をおこなってみてはいかがでしょうか。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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