カーライフ
更新日:2019.12.17 / 掲載日:2018.12.12
【グー連載コラム】買取サービス活用のススメ (2018年12月)
本企画では買い替えを成功させるためのお得な愛車の手放し方、“買取サービス”について考察していく。
(掲載されている内容はグー本誌2019年1月号の内容です)
【今回のテーマ】 買取店舗の業態ごとの特色とは?
買取店の選定で重要なのは ”時は金なり”の心がけ
買取が愛車を手放すときのポピュラーな手法となった昨今、どの手段を用いるかがキモとなる。ひと口に買取店といっても、店舗の業態ごとに特色があるので、それを踏まえて売却先を選定することが得するために重要なポイントといえるだろう。
ちなみに『グー買取』では、掲載店舗を、中古車買取店/中古車販売店/新車ディーラーという3つに大別しているが、それぞれの特色は上で述べた通り。いずれもメリットがあって悩みどころだが、売却に際してあなたにどんなメリットをもたらしてくれるかがカギになる。
金額も重要だが、効率的に売却できるのはどれかを考えたいところ。現所有車の価値や状態はもちろん、次の愛車をどうするかといったことも踏まえて検討するといい。また、手間がかかったわりに実入りが少なかった……ということを避けるためにも、時間的なコストを検討材料に含めるのも肝要といえる。
1.中古車買取店は専門業者のため高査定が出やすい?
中古車市場の動向変化に敏感で買取に特化して高額査定を提示
相場だけでなく地域によって異なるニーズも含め、市場動向に最も精通しているのが買取専門店だ。近年は買取だけに特化せず、自社で販売まで手がける店舗も増えた。買取だけを行う店舗でも在庫車を展示するスペースを削減するといった策を講じている。いずれの場合も流通や店舗の経営における不要なコストを抑えることで買取額を高くしてユーザーにメリットを提供している。
2.店舗ごとに特色が見られる中古車販売店
得意のジャンルなら価値を判断できる
中古車販売店に買取を依頼するときは、そのお店が得意としているジャンルを把握しておくといいだろう。なぜならあるジャンルに特化している店舗では、クルマに関するノウハウを豊富にもち、流通ルートをしっかりと確立しているからだ。例えばマニアックな輸入車、旧車や改造車など、一般的な買取店で条件が不利になりがちなクルマでも、価値をしっかりと見出してくれることがある。
3.新車購入とのセットになりがちな新車ディーラー
新車を買うときの値引き交渉で「もう一声」を下取りでフォロー
新車を買うときは、現所有車を査定して下取りしてもらうというのが一般的だ。値引きが極端に少ないクルマの場合、下取り額を基本価格よりも多く算出し、購入代金から差し引くことで実質的な値引きとすることがよくある。あくまでも新車を買うという前提ありきだが、新車ディーラーでの下取りでは、市場価値が低いクルマでも相場以上の買取額(下取り額)になることがある。