カーライフ
更新日:2019.03.26 / 掲載日:2019.01.29

車に当て逃げされたら警察や任意保険会社に相談を!対処法や罰則を解説

車の運転をする光景

当て逃げをされた時には、正しい対処法で処理をすることが大切です。「犯人は見つからないかもしれない」と、そのまま放置してはいけません。
その場でできるだけの証拠を押さえて、警察署や任意保険会社などに相談するようにしましょう。今回は、知らないうちに当て逃げをされた場合と目の前で当て逃げをされた場合に分けて対応方法をご紹介します。いざという時のために、参考にしてみてください。

駐車場などで知らないうちに当て逃げされた場合の対処法

まずは、知らない間に駐車場などで当て逃げされてしまった場合の対処法をご紹介します。当て逃げされたと気が付いたら、できるだけ早く対応をするようにしましょう。

駐車場の管理者に報告する

駐車場など管理されている敷地内で当て逃げに遭った場合、場内の防犯カメラや出入口の防犯カメラに映像が残っている可能性があります。
そのため、駐車場の管理者に被害を報告し、映像が残っていないか相談してみましょう。映像が残っていればそれを証拠として、警察に被害を報告することが可能です。

任意保険に加入している場合は「車両保険」をチェック

当て逃げをした相手が特定できた場合には、相手の「対物賠償保険」で賠償してもらうことができます。しかし、相手が特定できない場合には、この方法は使えません。
そんな時には、自分の任意保険の保障内容をチェックしましょう。車両保険に加入している場合、自動車の修理費用を保険でまかなえる場合があります。
自動車保険に加入する時の金額設定やオプション設定によって保障内容が異なるため、現在の保険契約について確認してみましょう。

目の前で当て逃げに遭った場合の対処法

続いて、車を運転している最中や駐車している車に乗っている状態で当て逃げに遭った時の対処法をご紹介します。犯人を特定するためにも、その場でできるだけ情報を押さえることが大切です。

ナンバーや車種をできるだけ記録する

当て逃げをした車に逃げられてしまうと、その後に犯人を特定する情報を得ることが難しくなります。そのため、当て逃げをされた時点で、できる限りナンバーや車種などを記録するようにしましょう。
スマートフォンなどのカメラで撮影したりドライブレコーダーを活用したりするのもおすすめです。

情報を持ち所轄の警察署に相談を

当て逃げをされたらできるだけ早く、所轄の警察署で相談をしましょう。証拠がある場合はそれを提示することで、調査してもらいやすくなります。また、警察で事故証明書を発行してもらうことで、犯人が見つかった時に適切な対応をしてもらえます。
当て逃げは、「道路交通法違反」や「危険防止等処義務違反」の対象となるケースが多いです。そのまま放置せずに、警察で調査してもらうことが必要です。

保険会社に相談する

当て逃げに遭った時にどのような対応をすべきか迷ったら、加入している任意保険会社に相談してみるのも一つの方法です。
多くの事故に携わってきた経験から、今するべき対処を教えてもらえます。場合によっては、任意保険内で受けられる保障も紹介してもらえることもあります。

当て逃げの罰則や防止方法

最後に、当て逃げの罰則や当て逃げを防ぐ方法をご紹介します。当て逃げをするとどのような罰則があるのが、確認しておきましょう。

当て逃げの罰則は「危険防止等措置義務違反」。違反点数は何点?

当て逃げの罰則はケースにもよりますが、物損事故の「危険防止等措置義務違反」として扱われることが多いです。違反点数5点に加えて1年の懲役、または10万円以下の罰金が課せられます。
また、当て逃げは安全運転に反していることから「安全運転義務違反」が加わることも。その場合は、さらに違反点数2点となります。車をぶつけてしまったその場で処理をせず当て逃げをすることで、罪が重くなってしまうことは言うまでもありません。

当て逃げには時効があるの?

当て逃げにも時効があります。民法724条によると、被害者側が損害や加害者を知った時から3年と記載されています。損害や加害者を知った時点より日数を計算していく点がポイント。
とはいえ、被害の申告が遅くなればなるほど犯人を特定することが難しくなるので、できるだけ早く警察署で相談することが大切です。

当て逃げを防止するには

当て逃げを予防することは、なかなか難しいものです。しかし、自分でできる対策がいくつかあるのでご紹介します。まずは、防犯カメラがある駐車場や人通りの多い場所に駐車するようにすることです。周囲の目があれば、当て逃げをすることが難しくなります。
また、万が一当て逃げをされた時のために、ドライブレコーダーなどの録画機器を設置することも一つの手段です。犯人が分からないまま、泣き寝入りする確率を減らすことができます。

今回は、当て逃げをされた時の対処法や当て逃げの罰則、当て逃げを防止する方法などをまとめてご紹介しました。どれだけ気を付けていても、いつ何時当て逃げに遭うか分かりません。
だからこそ、正しい対処法を知っておくことで迅速な対応ができます。また、当て逃げをされた時には「犯人は見つからないかも」と諦めるのではなく、警察署や任意保険会社に相談することが大切です。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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