車のメンテナンス
更新日:2024.01.17 / 掲載日:2019.05.10
【グー連載コラム】クルマケア講座[突然のトラブル編] (2019年5月)
今どきのクルマは壊れにくくなっていますが、流石にノーケアではダメ。大切な愛車は長く乗りたいもの。消耗品の交換など定期的に愛車をケアしましょう
(掲載されている内容はグー本誌2019年6月号の内容です)
知識と準備で快適ドライブ続行 出先での困ったに対処!
【準備編】積んでおきたいモノ&見ておきたいトコロ
現在のトランクはこんな感じ。ジャッキ類とパンク修理キットだけが一般的だ。これだといざというときはなにもできない。
最近のクルマは車載工具がかなり少なくなった。以前であれば、ちょっとした整備が出先でもできるほどのものが積まれていたが、今ではジャッキ類ぐらいだろう。もちろん整備をする機会はほぼないので問題はないが、ちょっとしたトラブルも解消できなくなっているのも事実。いざというときに備えて、軍手/古タオル/ドライバーセット/養生テープぐらいでいいのであらかじめ積んでおくといいだろう。
現在のトランクはこんな感じ。ジャッキ類とパンク修理キットだけが一般的だ。これだといざというときはなにもできない。
軍手はパンク修理などの汚れやすい作業で役立つ。手が汚れれば古タオルで拭けばいい。
養生テープは跡が残らないのでいい。ぶつけてずれたバンパーの固定などに役立つ。
[困った! 1] パンク
メンテ不良は論外としても、パンクは避けられない。以前であればスペアタイヤに履き替えてしまえばよかったが、最近はパンク修理キットで直すので、いきなり使おうとすると面食らうこともある。そうならないように、事前に使い方を見ておくといい。
修理剤を注入して直すのがポイント。路肩での作業は危険なこともあるので、その際はレスキューを呼ぶ。
[困った! 2] 球切れ
LEDやHIDはその場で切れることはないが、ハロゲン球は寿命があるので切れてしまう。予備を積んでおくのがベストだが、出先での入手も比較的簡単にできる。慌てるのが交換の方法。パターンは決まっているので、落ち着いて確認すれば難しくはない。
パターン1が裏からのアクセス。フタを取るとソケットが出てくるので、外せば交換できる。
もうひとつが表からのパターン。レンズをこじったり、ツメを押すと外れて交換ができる。
[困った! 3] ウォッシャー液
汚れをすっきりと落とせて便利なウーロン茶。ただし、腐るので最少限入れるようにする。
これからの梅雨時など、雨が降って乾くとガラスが汚れている時や、冬の雪道走行で使う頻度が高いのが、ウォッシャー液。油断しているとなくなっているし、ないと意外に不便だ。出先で入手できない場合は、ウーロン茶を代わりに使うのがオススメ。
汚れをすっきりと落とせて便利なウーロン茶。ただし、腐るので最少限入れるようにする。
[困った! 4] バッテリー上がり
今も昔も多いのがバッテリー上がり。実際、JAFのロードサービス出動理由でも上位の常連だ。最近は電装品も多いのでなおさらだが、ジャンプコード(車載しておくのもいい)を使って他車からもらう場合はつなぎ方に注意が必要。右の順番を守るようにしたい。また外すのは逆の順番で行う。
トラブルに注意
トラブルに注意
最近のクルマは完全に上がると窓が開かなくなったり、充電してもエンジンがかからないことがある。そうなるとレスキューを呼ぶしかない。
ガス欠は違反!?
じつは高速道路上でのガス欠は違反で、2点加点と9000円の反則金が課せられる。理由は安全に運行する義務に違反するから。そもそも、ガス欠はせっかくのドライブが台無しになるので要注意だ。