カーライフ
更新日:2018.11.05 / 掲載日:2016.08.25
ハッチバックとステーションワゴンの違い

goo-net編集チーム
近年、人気の車のボディタイプとして、
よく「ハッチバック」というタイプを耳にすることはないでしょうか?
ハッチバックという車は「なんとなくこんな形」で、
「なんとなくこの車種」というのはわかっても、ハッチバックがどんな車か詳しく説明できる方は、
多くないのではないでしょうか?
また、ハッチバックとよく混同される車の形状に「ステーションワゴン」があります。
ハッチバックとステーションワゴン、それぞれの特徴や両者の違い、
それぞれのメリット・デメリットにはどんな点が挙げられるのでしょうか?
このページで詳しく紹介していきます。
ハッチバック・ステーションワゴンそれぞれの特徴と違い
ハッチバックとは、後部のドア(ハッチ)が跳ね上がるタイプの車をいいます。
居住空間と後部の荷室空間が分かれておらず、同一の空間にあるタイプの車の事です。
例えば、セダンは後ろのトランク(荷室)と居住間が分かれていますが、
ハッチバックは同一の空間にあるので、
シートから後ろに積んである荷物を取ることができるわけです。
ステーションワゴンは、セダンの居住空間を後ろに伸ばして、
荷物をたくさん載せられるようにした形状の車のことをいいます。
「ハッチバックとどこが違うの?」と疑問に思うでしょう。
ステーションワゴンもハッチバック構造ですし、明確な定義はありません。
元々は3Boxセダンのトランク部分を延長したものがステーションワゴンと呼ばれてきましたが、
最近では、~1,500ccクラスのコンパクトカーをハッチバックとして、
それ以上の排気量の車種をステーションワゴンと呼ぶようです。
つまり、小さいハッチバック式の形状の車をハッチバック、
大きいハッチバック式の形状の車をステーションワゴンと認識しておくといいでしょう。
ハッチバックとステーションワゴンの違い
上記で説明したような、ハッチバック式のコンパクトカーをハッチバック、
大きいハッチバック式の車をステーションワゴンとしたうえでの、両者の違いを見ていきましょう。
乗り心地
両者の違いは車格の違いが最も異なる点で、ハッチバックとステーションワゴンでは、
後部座席のスペースや、車重、ホイールベースなどからも乗り心地に違いがあると言えるでしょう。
ステーションワゴンはセダンの荷室を大きくしたものなので、
室内も広く走行性能、乗り心地も上回っている傾向にあります。
しかしながら、世界的には高級コンパクトハッチバックと称される車も存在するので、
必ずしも一概には言えないでしょう。
運動性能・運転のしやすさ
コンパクトなハッチバックは小回りが利いて、
女性でも街中の取り回しや視界の良さから運転しやすいのが特徴と言えるでしょう。
ハッチバック車の中には、出力や運転性能にこだわったスポーツタイプの車や、
ビジネス向けに経済性を重視したタイプの車など、
など様々なバリエーションがから選ぶことができます。
ステーションワゴンは、通常のセダンからの派生モデルが多く、
搭載するエンジンや装備など遜色なく、運動性能や操作性にも優れたバランスの良さが特徴です。
経済性
一概には言えませんが、ハッチバックは排気量が小さく、燃費の良い車種が多く、
ボディの大きさや車重から、ステーションワゴンと比べると経済性が高い傾向にあります。
ただし、ハイブリッドステーションワゴンなど経済性を重視したモデルを選んだ場合、
維持費は低くなる傾向があります。
ハッチバックとステーションワゴンのそれぞれのメリット・デメリット
ハッチバック式のコンパクトカーをハッチバック、
大きいハッチバック式の車をステーションワゴンとしたうえでの、
両者のメリット・デメリットは以下の通りです。
ハッチバックのメリット
・価格が低く維持費のかからない車種が多い
・コンパクトで小回りが利くので街乗りに向いている
・ボディサイズ、形状から視界良い
ハッチバックのデメリット
・たくさん乗車すると、荷室スペースが狭くなる
・乗り心地があまり良いとは言えない
・安全性能が良いとはいえない
ステーションワゴンのメリット
・排気量も大きく、ボディが大きく走行が安定していて乗り心地が良い
・車格がセダンと同等で装備が充実している
・セダンに比べて荷物の出し入れがしやすい(荷物が多く積める)
ステーションワゴンのデメリット
・車種が少ないので、選択肢が限られる
・ミニバンと比べると、車高が低く室内スペースが狭い
・ハッチバックに比べると、価格が高く燃費性能は不利
以上が、ハッチバック・ステーションワゴンそれぞれの特徴と違いになります。
ハッチバック・ステーションワゴン、共に魅力的な車のひとつと言えます。
中古車等で購入を検討している方は、実車を確認しながら選ぶようにしましょう。