カーライフ
更新日:2025.12.21 / 掲載日:2025.12.21

「ISOFIX」ってなんだ? いまさら聞けない、パパママドライバーの必須アイテム

 子育て真っ最中のドライバーにとって、「ISOFIX(アイソフィックス)」は今や無くてはならない要素のひとつ。一方で子供がいないドライバーや、これから子育て期に入るという方にとっては耳馴染みの薄い言葉かもしれません。

 この記事では、そんなISOFIXについて解説! 機能などの基礎知識から、ISOFIX対応の愛車候補を探すコツまでお伝えします。

 

3分半でまるっと解説! ISOFIXとは

 ISOFIXについてサクッと手軽に知りたいというアナタには、解説動画もオススメ! 用語の解説からISOFIXタイプのチャイルドシートの取付方法まで、3分半で解説していますので、こちらもぜひご覧ください!

 

そもそものハナシ、「ISOFIX」ってナニ?

ISOFIX固定用金具が設置されている箇所は、タグの有無で確認できる。メーカーによっては「ISOFIX」の文字入りタグを使用している車種もある
ISOFIX固定用金具が設置されている箇所は、タグの有無で確認できる。メーカーによっては「ISOFIX」の文字入りタグを使用している車種もある

 ISOFIXとは、チャイルドシートを専用の金具でクルマの座席に直接固定する方法のこと。チャイルドシートの誤使用(取付ミス)が多発していたことを受け、国際標準化機構(ISO)が策定した国際標準規格です。2012年7月以降に発売されたクルマは、ISOFIX固定用金具を装備することが義務付けられています。

 簡単な手順でチャイルドシートを設置できることから、義務化されてからは加速的にシェアが拡大しました。

「シートベルト固定タイプ」とは何が違う?

シートベルト固定タイプのチャイルドシート(写真左)と、ISOFIXタイプのチャイルドシート
シートベルト固定タイプのチャイルドシート(写真左)と、ISOFIXタイプのチャイルドシート

 チャイルドシートの設置といえば、シートベルトを使った「シートベルト固定タイプ」を思い浮かべる方も多いはず。両者の違いとはどんなところにあるのでしょうか。

シートベルト固定タイプ

 シートベルト固定タイプはその名の通り、シートベルトを使ってチャイルドシートを固定させる仕様。業務用バンや特殊な座席シートを除くほぼすべての車種で取り付けられ、ISOFIXタイプに比べて価格がリーズナブルな点がメリットです。

チャイルドシート取付け状況調査結果(チャイルドシート使用状況全国調査(2025)/警察庁/日本自動車連盟[JAF])
チャイルドシート取付け状況調査結果(参考:チャイルドシート使用状況全国調査(2025)/警察庁/日本自動車連盟[JAF])

 その反面、取付方法が複雑なためにミスが起こりやすいというデメリットも。警察庁・日本自動車連盟(JAF)が2025年に行った全国調査では、およそ4人に1人の割合となる25.2%の人が取付ミス(ミスユース)をしているという結果も報告されています。正しく取付できれば安全性に問題はないので、取扱説明書で手順を確認しながら取り付けましょう。

参考資料チャイルドシート使用状況全国調査(2025)/警察庁/日本自動車連盟(JAF)

ISOFIXタイプ

ISOFIXタイプのチャイルドシートは金具を差し込んで固定する。カチッという音が鳴るまで差し込んだか、耳で確認することも重要だ
ISOFIXタイプのチャイルドシートは金具を差し込んで固定する。カチッという音が鳴るまで差し込んだか、耳で確認することも重要だ

 ISOFIXタイプは、チャイルドシートに付いた金属製のバーコネクターを座席の金具に差し込んで固定します。シートベルト固定タイプに比べて高価ですが簡単な手順で取付ができ、チャイルドシートのインジケーターを見れば正しく固定できているかどうかを一目で確認できるのがメリットに挙げられます。

 前述した通り、ISOFIX固定用金具が義務化される以前に発売されたクルマなど、非対応の車種がある点には注意が必要です。

適合車種や「新たな安全基準」にも注意

 チャイルドシートはシートベルト固定タイプ、ISOFIXタイプのどちらにも関わらず、製品ごとに適合車種がある点にも注意が必要です。チャイルドシートを新たに購入する場合は、メーカーサイトや店頭で確認しておきましょう。

 また、チャイルドシートの安全基準については従来の「R44」から更に強化された「R129(i-Size、アイサイズ)」が2023年9月から完全適用されています。より安全性の高いチャイルドシートが欲しいという方は、こちらもチェックしておきましょう。

>> 「R129」の効果は? 検証動画の紹介記事はこちら

ISOFIX対応の新車を買うには?

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 ISOFIXは義務化から10年以上が経過しており、現在販売されている国産車、正規販売されている輸入車はすべて対応車となっています。気になる方は、試乗の際などに見せてもらうと良いでしょう。

 一部の並行輸入車については規格が異なる場合もあり、日本製のISOFIXチャイルドシートがそのまま使えないこともあるようです。購入前に販売店へ問い合わせして確認しておきましょう。

グーネットでISOFIX対応の中古車を探すコツ

 では、グーネットでISOFIX対応の中古車を探したい場合はどうすればよいでしょうか。カンタンに検索できるコツを紹介します。

「絞り込み」で効果的に検索!

 それは、中古車検索のときに「絞り込み」で年式を「2013年~」に設定すること。これだけでISOFIX対応車に絞り込んで中古車を探せちゃいます!

 ウェブの場合はトップ画面の「他条件を選択する」をクリックし、年式を設定すればOK。

 グーネットアプリの場合は、はじめに希望のメーカーやボディタイプ、エリアなどで検索した後、「絞り込み」のボタンをタップして年式を設定してください。走行距離など他にも希望の条件があれば、まとめて設定しましょう!

絞り込み検索
年式を「2012年~」と設定すると義務化が始まる前の車両も含まれてしまう。なので「2013年~」と設定すると確実

 ISOFIX対応のクルマは義務化が始まる2012年7月以前から販売されていますが、車種によって搭載の有無が異なるので、特定の車種にこだわりが無ければ、この検索方法がオススメです。

気になることは「トーク」機能でラクラク問い合わせ

 希望のクルマは見つかったけど、「欲しいクルマが2013年より古い年式だった」「狙いの1台が見つかったが、ISOFIX対応かどうかが分からない」なんてこともあるはず。そんなときは、そのクルマを販売しているショップに聞いてみるのがイチバン! すぐに使える「トーク機能」がオススメです。

トーク機能
ISOFIXに限らず、気になることはトーク機能で問い合わせ。電話も無料で使えます

 チャット形式で販売店に連絡できる機能で、面倒なメールアドレス登録は不要。しかも履歴が残るので、問い合わせした内容を後日振り返ることもできます。ISOFIXのことはもちろん、気になることを気軽に質問しましょう!

グーネットアプリで「家族のクルマ」を探そう!

 子供とのドライブに必需品のチャイルドシートは、ISOFIXタイプの物ならミスユースが少なく安全に取り付けられるのが便利。2012年7月以降に発売されたクルマには、専用の固定用金具が座席に装備されています。

 そんなISOFIXに対応した「家族のクルマ」を探すなら、グーネットアプリがオススメ。絞り込み検索機能を使って希望の条件のクルマを探すことができ、気になる1台で確認したい点があればトーク機能で気軽に問い合わせできます。この機会にぜひ、グーネットアプリを使って家族の思い出が増やせるクルマをお探しください!

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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