特別仕様車と限定車の違いとは

特別仕様車や限定車は、既に販売されている車種に、
付加価値をつけて販売したお得な車です。

車の性能はそのままで、
標準装備にない追加のオプションを付けてグレードアップしたり、
逆に標準装備のオプションのグレードを下げてマイナーチェンジをしたり、
通常手に入らない限定カラーを発売したり、
有名なデザイナーとコラボしたデザインのモデルを販売したりします。
スペシャルエディション、限定モデルと表現されることもあります。

特別仕様車や限定車が販売される背景には、メーカーの様々な戦略があります。

新しく車を販売して年数が経過し、話題づくりや売り上げをあげるために販売する場合や、
人気モデルの場合は、販売台数や販売年数を記念した記念モデルを販売することもあります。

市場調査も兼ねて、車のボディカラーを今までにないカラーにして売れ行きを確認するものや、
話題づくりのために、有名モデルや有名ブランドとタイアップした特別限定モデル、
売り上げアップのために季節に合ったオプションを充実させた季節限定のもの、
各地域のディーラーによる地域限定車など、種類は様々です。

話題づくりや販売促進のために販売されることが多いため、
お買い得なモデルであることが多く、人気車種の台数限定のものは、
早い段階で売り切れることが多いようです。

特別仕様車と限定車の違いというのは、メーカーによっても定義が異なるようです。

マツダ株式会社では、公式ホームページで、
「限定車」は限定台数や期間を設けて生産しているモデルで、
「特別仕様車」は台数や期間を設けずに生産しているモデルとしています。


しかし、本田技研では公式ホームページでは、
「特別仕様車とは販売期間や台数を限定して発売されるモデル」としています。
さらに「特別限定車」を販売しているメーカーも多数あります。


このようにメーカーごとに言葉の定義が異なりますが、
大きな違いは、販売期間や台数が限られているかそうでないかの違いのようです。

特別仕様車と限定車の厳密な実際の購入にあたっては、
販売台数や期間が限定されているかどうかを確認し、
ベストな時期で欲しいモデルの車を購入するようにしましょう。