【約5000人に聞いた】高級車ランキング！憧れの高級車3選を紹介

　ラグジュアリーな雰囲気と高い走行性能を兼ね備えた高級車は、他の自動車にはない存在感を放ちます。人生で一度は、そんな高級車に乗ってみたいと思ったことがある人もいるのではないでしょうか。手の届きにくい価格帯の高級車ではありますが、どういった人が高級車を保有しているのか、憧れの高級車メーカーはどこなのか、全国の車保有者に対して調査を行いました。

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1.高級車とは

　高級車とは、ブランド性やクオリティーが相対的に高く、高級だと認識される傾向の高い自動車のことです。厳密な定義があるわけではなく、何をもって高級とするかは個人の価値観によって異なります。一般的には、普通車に比べて排気量が大きく、エンジン性能が優れている車が多い傾向にあります。

【参考記事】
高級車とは＞＞

2.高級車といわれる車の特徴

　アンケートの回答者に対して、高級車と呼ばれる車についてどんな特徴があると思うかを聴取しました。（回答数＝4,671）

　調査対象者の36.8%は「車両価格の高さ」を高級車の特徴と考えており、次いで22.2％の「ブランドイメージの良さ」が特徴の一つとしてとらえているようです。数値としてわかりやすい価格の高さが、高級車のイメージにつながっていると思われます。

　年代別に考える高級車の特徴については、40代以外の年代層が一定数「最新の安全装備の充実さ」を特徴として捉えている一方で、40代は「車両価格の高さ」や「ブランドイメージ」に票が集中する形となりました。

　また、同様に高級車と呼ばれる車の価格帯についても聴取しました。（回答数＝4,671）

　男女での性差はほとんど見られず、全体の42.1％が「500万円以上～1,000万円未満」の価格帯の車を高級車とみなしていました。

　年代別に見た際には、20代が他の年代と比較して「1,000万円以上～2,000万円未満」を高級車の価格帯と考える割合が多くなっていました。これは、現在の物価が過去と比較して上がってきていることにより、他の年代と比較して高価格だと感じる基準が上がっている可能性があると考えられます。

3.高級車を保有している人の特徴

　次に調査対象者に対して高級車を保有しているかどうかを聴取し、実際に高級車を保有している人の特徴について調査しました。（回答数＝4,671）

　なお、本設問における高級車の定義は、車両の支払総額が500万円以上のものとしており、それを前提に回答してもらっています。

　高級車を保有していると回答した割合は全体の10.1％となりました。やはり高級車ともなると、初期費用だけでなく維持費用もそれなりにかかるもの。そのため、金銭にある程度の余裕がある層が保有していると思われ、調査全体での割合も少なくなると考えられます。

3‐1.高級車を保有している人の年収はどれくらい？

　実際に高級車を保有している人の年収はどれくらいなのでしょうか。上記の設問で「高級車を保有している」と回答した人に対して年収についても調査しました。（回答数＝384）

　年収については一定のばらつきが見られますが、「400万円～500万円未満」の年収層が13.5％、「1,000万円～1,500万円未満」の年収層が14.1％という結果となりました。これについては、経済的余裕から来る合理性により高級車を購入する「1,000万円～1,500万円未満」の高所得層に対し、個人の趣味や嗜好性を重視して高級車を購入する中所得層がいることが要因の一つとして考えられます。

3‐2.実際にどんな高級車を保有しているのか？

　高級車を保有している方に、実際どんな車種を保有しているかをFAで聴取しました。中でも多く挙がったのはトヨタ・クラウン、トヨタ・アルファード、レクサス・RXでした。

　頻出車種については走行性能の高さだけでなく、内装・外装のデザインも洗練されておりラグジュアリーで人気のある車種に集中していることがうかがえます。また、国産車の割合が高かったことから、頻出メーカーとしてトヨタ、レクサスなどが挙げられていましたが、BMWやベンツなどの輸入車のメーカーも挙がっていました。

4.【国産車】高級車といわれて思い浮かぶメーカーランキング

　全国の車保有者に対して、高級車と言われて思い浮かぶメーカー（国産車）についてを聴取しました。（回答数＝4,671・複数回答）

　国産のメーカーで憧れのものとして最も挙げられたのはレクサスでした。レクサスは国内のメーカーでは最も身近な高級ラインを販売しているため票が集まったと考えられます。

　続いてランドクルーザーやクラウンなどを輩出するトヨタ、スカイライン・フェアレディZなどのスポーツカーで有名な日産と、日本を代表するメーカーが続く形となりました。

5.【輸入車】高級車といわれて思い浮かぶメーカーランキング

　全国の車保有者に対して、高級車と言われて思い浮かぶメーカー（輸入車）について聴取しました。（回答数＝4,671・複数回答）

　複数のメーカーが拮抗する中、最も憧れの高級車メーカーランキングとして挙げられたのはフェラーリでした。イタリアの象徴的なスポーツカーブランドであり、目を引くフェラーリレッドの車体に憧れる人も多いのかもしれません。

　また、日本に馴染み深いメルセデス・ベンツや、スポーツカーとしてポジションを獲得しているポルシェなどが続く形となりました。

6.憧れの高級車3選

　本アンケートの回答者に対して、「保有したい・憧れの高級車の車」についてフリーアンサーで調査。その中で頻出した上位3車種は以下の通りとなりました。

メルセデス・ベンツ：Sクラス

　メルセデス・ベンツ Sクラスは2025年3月発売モデルで、1,559～2,312万円の新車価格帯となっています。最高出力449馬力の出力を誇りながらメルセデス・ベンツならではの安全性能も搭載した、同ブランドの伝統的なフラッグシップモデルです。

フェラーリ：ローマ

　フェラーリローマは、洗練されたデザインに加え独自のV8ターボエンジンを搭載したきびきびとした走行性能を誇ります。2020年4月発売モデルの新車価格帯は2,676万円とハイクラスの高級車であることがうかがえます。

レクサス：LS

　レクサスブランドのフラッグシップセダンであるレクサスLSは、セダンとして十分な居住性を備えながらも、斬新なクーペシルエットを両立したデザインが特徴です。国内メーカーということもあり日本のユーザーにとって最も身近に感じられる高級車の一つといえるでしょう。

7.高級車の中古車市場とは

　これまで紹介してきた高級車ですが、購入経路はさまざまで、新車で手に入れるか中古車で手に入れるか意見が分かれるところかもしれません。全国の自動車保有者に対して高級車を購入するとしたら、新車と中古車どちらを選ぶかを調査しました。（回答者数＝4,671）

　新車で購入すると回答した割合が59.5％と全体の約6割であり、中古車で購入すると回答した割合は32.6％と全体の約3割となりました。中古車で購入すると回答した割合が一定数いるのは、欲しいグレードの車種が新車で販売していなかったり、オールドカーを好む層が一定数いるためと考えられます。

　また、中古で高級車を購入する際に重視する項目についても聴取しました。

　「価格の安さ」が28.1％と最も票を集める一方で、ほぼ同数の割合で「走行距離」を考慮する層も一定数いました。中古車の購入を検討する際には、走行距離も大きな指標となりうるため、高級車を購入する際に価格と同程度重視する項目となるのかもしれません。

※回答率（割合（％））は、小数点第2位を四捨五入して、小数点第1位までを表記しました。このため、合計が100にならない場合があります。