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更新日:2025.01.17 / 掲載日:2025.01.17
EVユーザーの切なる願い!「バッテリー劣化」よりも改善してほしい事は… ゼンリン調査
各種地図、地図データベースをコンテンツとして提供するゼンリンは1月15日、EVユーザー400名を対象とした「利用実態やニーズ」に関する調査結果を公表した。

2023年10月に、「2030年までの30万口設置」を目標とする新指針が発表されるなど、EV普及に向けて充電インフラ拡充への機運が高まるなか、同社は、EVを保有しているユーザー400名を対象に「EVの利用実態把握およびニーズ調査」を目的としたWEBアンケートを実施し、その結果を公表した。

まず、EVの充電頻度を質問したところ、「週2~3回程度」が25.3%で最多となり、次いで「週に1回程度」が24%、「月に1~3回」が18.8%となった。そのほかの結果から、少なくとも週に1回以上充電を行うと回答した割合が全体の75.3%を占め、頻繁に充電を行うユーザーが多いことが分かった。
また、EVを充電したことがある場所・施設を質問すると、「自動車販売店」が69%と最も多く、「大型商業施設」が66%、「高速道路SA・PA」が61%という結果に。ガソリン車と異なる利点として、自宅で補充できるEVだが、「自宅」の回答割合は40%と低い結果となり、多くのユーザーが目的地やその経路上の充電スタンドで充電を行うことが判明した。

充電する際に不満を感じる点を質問したところ、最も不満とされるのは47%で「充電スタンド数が少ない」という結果になった。また、「充電スタンドが適切な場所にない」という回答も多く、適切な場所に適切な数のEV充電スタンドを設置することが、EVユーザーの利便性向上、EV普及への貢献に繋がると考えられる。

最後に、必要/不必要だと感じるEV関連コンテンツについて質問すると、「利用可能時間」「満空情報」といった利用状況をリアルタイムで明らかにするコンテンツが上位に。
ガソリンスタンドのように手軽に充電できる環境が整っていない現状において、スポット探しや待機時間などが利便性向上に向けた大きな課題となっており、リアルタイム情報がわかるコンテンツの拡充が重要だとわかる結果となった。
同社は、これからも電欠不安のない快適なEV生活を支えるべく、網羅的な地図情報提供・活用を推進していくとしている。
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査機関:ゼンリン調べ(調査担当:クロスマーケティング社)
実施期間:2024年9月6日~10日
調査対象:BEV・PHEVの運転経験および自宅外での充電経験がある方
回答数:400
ゼンリン提供 EV充電ソリューション詳細URL:
https://www.zenrin.co.jp/product/category/automotive/electric/index.html
ゼンリン 公式HP:
https://www.zenrin.co.jp/index.html
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