カーライフ
更新日:2024.07.12 / 掲載日:2024.07.12
事前プランニングでドライブ旅が劇的に変わる!最新ハイブリッド車で伊豆半島めぐり

[スマートモビリティ実践編]最新ハイブリッド×伊豆半島
文と写真●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグー本誌2024年7月発売号「情報を活用して、お金と時間の無駄を省く!スマートモビリティのすゝめ」記事の内容です)※ナンバープレートはすべて、はめ込み合成です。
事前にプランを立てるとドライブ旅行はどう変わるのか?東京の新宿を出発点にして、伊豆半島を巡る旅を実践してみた。旅の相棒はクラウンクロスオーバー、最新ハイブリッド車の実力も同時にチェックだ。
海と山を両方楽しむ欲張りロングドライブ
日帰りで伊豆半島をぐるり周遊するドライブ旅を計画
新宿から出発して伊豆半島を周遊するドライブ旅。まず決めたのが絶対に訪れたい場所。自然豊かな観光地、海岸でクルマが撮影できる場所、そして地元の食材が味わえる飲食店。これをマストな要素として決定した。
前ページのサイトを活用して7カ所のポイントを設定した。こうしてできたのが左のルートだ。ちなみに、有料駐車場を使うのは、クルマを離れてウォーキングを楽しむ城ヶ崎海岸のみ。あとはすべて無料である。距離は約380km、走行時間だけで7時間半になる。計画なしに無駄にうろうろしていたら、帰宅は夜中になってしまうだろう。
伊豆半島までのアクセスは東名高速を使うので、行き帰りともにここで渋滞に巻き込まれるのは避けたい。渋滞予測サイトを使って出発する時間帯を検討。6時台に東名に入れば渋滞の影響は少なくて済みそうだ。

[1]ネットでチェックした地元の名店

新幹線が通っている熱海に比べると伊東の街はぐっと静かで情緒にあふれている。地元で獲れた海の幸で作られたひものは絶品。お土産にも最高。
[2]道の駅なら駐車場も無料!

道の駅「伊東マリンタウン」は、最高の眺望が楽しめるスポットでもある。レストランや足湯、天然温泉と楽しみたくさん。駐車場も無料でうれしい。
[3]クルマだからアクセスできる絶景スポット

多くのクチコミと高得点が訪れた旅人たちの興奮を伝える城ヶ崎海岸。徒歩で1時間から2時間ほどあれば十分に楽しめる。写真や動画映えも最高!
最新のハイブリッドカーはここがスマート

より電気自動車に近くなった最新のハイブリッド。自動駐車機能を試してみたが、加速や減速が滑らかだし、終了までの時間も短い。自動運転技術は、高速道路だけでなく、日常的なシーンの使い勝手も高めている。
クルマだから見つけられた自然という最高の癒し空間

400kmもの旅で使った移動の費用は総額1万円
事前にスポットをスマホに登録していたこともあって、慌てることなくスムーズに現地を移動できた。無駄な移動がないことが、時間や燃料の節約だけでなく、精神的な安心感にも繋がることがよくわかった。心に余裕があれば、想定外のアクシデントが起きたとしても対処できる。
それにしても、旅の相棒となったクラウンクロスオーバーはいいクルマだ。「Z」グレードは2.5Lエンジンで燃料はレギュラー。燃費は高速で20km/Lを超え、一般道を合わせた平均燃費も約19km/L。道を選ばず苦労せずに低燃費が達成できた。最終的に総走行距離は400kmを超えたが、車載コンピューターによればまだ450km近く走れる計算だ。
公共交通機関では辿り着けない景色も楽しめて、使った費用は高速代も合わせて1万円ほどだった。

[4]道の駅は地域観光の拠点にも最適

漁港に隣接した「道の駅 開国下田みなと」。地域の歴史や文化がわかるミュージアムも。総合案内カウンターでは、宿泊施設やイベントも案内。
[5]美しい景色をじっくり楽しむそれが最高の贅沢

観光というと、ついどこに行く、何をやるという発想になりがちだが、絶景のなかでゆったり過ごすのは贅沢だし思い出になる。
[6]スカイラインを走って自然の雄大さを実感する

日本には全国に「スカイライン」と呼ばれる山岳地帯を通る観光道路が存在する。地域により植生や景色も異なるのでぜひ各地で走ってほしい。
[7]夕焼けと愛車をSNSに投稿旅の思い出をシェア

夕暮れ時は、「マジックアワー」と呼ばれるシャッターチャンス。思い出になる景色と愛車をセットで撮影しよう。
新ハイブリッドの実力は?

実用燃費を磨き上げる一方で、クルマとしての魅力である走りの気持ちよさを充実させたのが特徴。EV走行時間の割合も多く静かで快適。
こんなときどうする?ドライブをスマートに走り抜けるノウハウ
燃料補給は高速から遠く!
高速道路のSAやインターチェンジ周辺のガソリンスタンドは価格が高い。どうしても必要な時以外は、ネットで検索して地域の平均価格と同じかそれ以下のスタンドを探したい。]
休憩は食事や観光の時間を有効に
当たり前の話だが、通勤時間帯の道路は混む。休憩時間をどのタイミングでどのくらい取るかがセンスの見せ所。ロングドライブでは2時間に一度は最低でも休憩することを忘れずに。
渋滞をスマートに切り抜ける方法
この記事で紹介した渋滞予測サイトやリアルタイム交通情報を元に、できるだけ渋滞前か渋滞が解消するタイミングで混在するエリアを通り抜けよう。
渋滞時の車内盛り上げアイデア
避けられない渋滞はある。そこでイライラするのではなく、あらかじめ映像や音楽などを用意して車内を盛り上げたい。カラオケを歌うのも楽しいもの。
同乗者が多いほどクルマでの旅行はメリットが大きい
今回の旅と同じルートを公共交通機関で移動しようとすると、1人あたり1万5000円程度かかる計算になる。同乗者が二人、三人と増えれば当然さらにクルマ移動のメリットは増す。何よりもクルマならではの、プライベート空間がそのまま動く感覚は、公共交通機関では決して味わえない。お土産を持って各地を歩きまわるのもかなり難しいだろう。生きたお金の使い方ができるスマートモビリティを、多くの人に体験してもらいたい。