カー!といえばグーネットピット

無料整備工場検索&予約アプリ

グーネットピットアプリ

カー用品・パーツ
更新日:2022.03.10 / 掲載日:2022.03.10

アフターパーツの最新情報をお届け 猪爪杏奈の気になる こんなパーツあんなパーツ

Vol.18 今月のブレーキ

「走る、曲がる、止まる」というクルマの基本性能のなかでも、最も肝心な止まる。それをつかさどっているのがブレーキだ。今回はプロジェクト・ミューで制動系パーツを交換するメリットや強化品を選ぶ際の注意点を伝授してもらった。
取材協力●プロジェクト・ミュー https://www.project-mu.co.jp
(掲載されている内容はグー本誌2022年4月号の内容です)

レーシングドライバー 猪爪杏奈さん
全日本ジムカーナの選手だった父親の影響を受け、免許取得を機にサーキットデビュー。スーパー耐久レースやJAF-F4選手権で活躍する傍ら、執筆活動を行う期待のレーシングドライバー。


猪爪 ブレーキ強化というとパッド交換のイメージがありますが、社外品はどんな利点があるのですか。
 プラスαの性能を持たせているパッドが多いです。たとえば街なかでの快適性を重視した低ノイズ、低ダストタイプや荷物をたくさん載せたときにも止まれるように利きを強めたものなど、種類はさまざまです。
猪爪 純正ではモノ足りない……というニーズに応えているんですね。今はどんなタイプが人気ですか?
 街乗り用は低ダストタイプが人気です。特に欧州車は高い速度域で走ることを前提に設計されているため、純正でも摩擦力が高いパッドを採用しています。そのためダスト量が多くて困っている人が多いです。
猪爪 たしかに輸入車ってホイールがすぐに真っ黒になってしまうので、掃除が大変ですよね。
 近頃は国産モデルでも利きが強いパッドが増えているんですよ。たとえばGRヤリスやレクサスの新型モデルはそうした傾向があり、低ダストタイプのニーズが高まっています。そこで弊社では利きもよく、ダストや音鳴きも少ない『TYPE PS』を用意し、ご好評をいただいています。


「目的や走り方をプロにお伝えいただくのがパッド選びの近道。自分に合ったパッドなら安全性が高まり、運転も楽しくなりますよ」と経営企画室の森一与利さん。


猪爪 スポーツパッドといっても、ただ利けばいいってほど単純なものでもないんですね。どうやって特性を変えているんですか?
 ブレーキパッドはさまざまな材料の粉を混ぜ合わせて、高熱を加えながらプレス成形します。だいたい10〜20種類の素材を調合しています。試作品を作ってはテストを繰り返し、ねらった特性を引き出しています。
猪爪 開発の苦労は想像を絶しますね。そんなブレーキパッドですが、交換の目安を教えてください。
 パッドの厚みが5㎜を切ったら交換時期です。電気式の残量センサーが付いていれば警告灯が点灯します。機械式の場合、「キーキー」「ゴーゴー」といった音が出ます。ただ、そこまでパッドが減っている場合は、すぐに交換が必要ですよ。
猪爪 日頃から点検しておくことも肝心ということですね。
 車検時にしっかり分解整備をしておけば問題ありませんが、たまにフルードが劣化したままという方もいます。エアを噛んでいると山道の下り坂などでベーパーロック現象が起きて、ペダルが奥まで入ってしまい危険です。
猪爪 そんな状態だとスポーツパッドを入れても宝の持ち腐れですね。
 はい。またブレーキローターもパッドと同じように次第に減ってくるもの。摩耗が進みすぎると高熱による悪影響が出ることもあるので要注意です。ブレーキラインも亀裂が入っていないか点検したほうがいいでしょう。このように、パッド本来の性能を引き出すには、ローターやホースなど周辺パーツの状態が整っている必要があることも、ぜひ覚えておいていただきたいですね。

ブレーキチューンの奥深さを知り、ますますスポーツパッド交換に興味を持った様子の杏奈ちゃん。

低ダストなのに利きもいいパッド

[Project μ] TYPE PS
価格:フロント2万2000円〜/ リア2万900円〜(いずれも税込)
ストリートからスポーツ走行まで、幅広いシチュエーションに対応するノンスチールパッド。スポーツパッドに求められる制動力を確保しつつ、ダストやノイズの低減も果たす。幅広い車種に対応。



Check Point!

ホイールが汚れにくい
プロジェクト・ミューが長年培ってきたノウハウを注入し、利効きはいいのにブレーキダストは少ないという理想を実現。スチール成分が入っておらず、不快な音鳴きもしにくい。

日常ドライブが楽しくなる
よく利くのはもちろん、しっかりとしたペダルタッチで、ブレーキの利きもコントロールしやすいのも特徴。スポーツ走行だけでなく、日常走行も楽しくなるスポーツパッドなのだ。

OTHER MODEL

[Project μ] G-four 335
価格:5500円 (1ℓ・税込)
街乗りはもちろんサーキット走行にも対応する高性能ブレーキフルード。300℃を超えると液体の色が緑から透明に変化するので、交換時期も把握しやすい。

[Project μ] NS-C
価格:フロント1万4300円〜
リア1万3200円〜(いずれも税込)
環境に配慮した材質を採用。低ダスト、低ノイズを重視した設計で、ホイールを汚したくないドレスアップ車にもオススメ。レスポンスのいい利きも特徴だ。


まとめ

パステルカラーもかわいいパッドです
 プロジェクト・ミューといえばキレイなターコイズグリーンのカラー。通称、ミューグリーンとも呼ばれているそうです。ティファニーブルーっぽくて女子力も上がりませんか? もちろん見た目だけではありません。レーシングの世界で開発競争を続けてきた会社なので、性能面もお墨付き。過酷な条件下でもしっかりと止まってくれるので、ドライブ中の安全性も高まります。キレイホイールのままで愛車に乗りたいから、私はTYPE PSをオススメします!

この記事の画像を見る

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ