カー用品・パーツ
更新日:2022.01.07 / 掲載日:2022.01.07
ダンロップ プレミアムカー向けフラッグシップタイヤ 3月より発売
住友ゴムは1月7日、ハイパワーかつハイトルクなプレミアムカーの性能を最大限に引き出すために、高速安定性能・コーナリング性能・ウエット性能を向上させたフラッグシップタイヤDUNLOP(ダンロップ)「SP SPORT MAXX 060+(エスピースポーツマックス ゼロロクゼロ プラス)」を発表した。2022年3月1日から順次発売を開始すると発表した。全58サイズの幅広いラインアップを揃え、価格はオープンとなっている。販売地域は日本を始め、中近東・中南米・アジアなどグローバルで展開していく。
「SP SPORT MAXX 060+」主な商品特長
今回発売するタイヤは、天然由来の新材料「サステナブルシリカ分散剤」と、剛性分布を最適化した新開発の非対称パターンを採用。従来品である「SP SPORT MAXX 050+」から大幅に耐摩耗性能を向上させるとともに、高速安定性能・コーナリング性能・ウエット性能を高次元で両立したフラッグシップタイヤとなっている。
パターン剛性を最適化した新開発の非対称パターンは、プレミアムカーに求められる高速安定性とコーナリング性能の実現に寄与。路面と接する面積を従来品「SP SPORT MAXX 050+」と比べ14%広く設計し、防弾チョッキにも使われるアラミドを寄り合わせた高剛性バンドによりトレッド面の剛性を向上させ、安定した走りを実現した。
さらに、アウト側のブロックの剛性を強化することでコーナリング時もしっかりグリップすると同時に、高いランド比※を維持しながら同社製の一般品よりも広い溝幅を確保し、主溝配置と接地形状を最適化することでウエット性能も高めている。※タイヤのトレッド面において、溝を除くブロックやリブがトレッド全体のうちのどれだけを占めるかを表す数値。
また、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ社が「SP SPORT MAXX」向けに開発した天然由来の新材料「サステナブルシリカ分散剤」を新たに採用。疎水性のゴムと親水性のシリカの両方になじむ性質を持つため、ゴムとシリカの繋がりが強固になり、シリカ同士が密集するのを防ぐ。これによって、ウエット性能に寄与するシリカの配合量を増やすことが可能になり、優れたウエット性能と耐摩耗性能を実現する。
その他、サイドウォールのブランドロゴと商品名に独自の黒色デザイン技術「Nano Black (ナノブラック)」を採用し、プレミアムカーの上質さにフィットする高級感のあるデザインに仕上げた。同技術は、新開発の繊細な凹凸形状を採り入れることによって光の反射を抑え、従来よりも高い黒色の再現を可能にすることで、どの角度から見てもロゴなどの黒さが際立ち、くっきり見えるように工夫されている。
従来デザインの 「SP SPORT MAXX 050+」 Nano Black採用の 「SP SPORT MAXX 060+」