カー用品・パーツ
更新日:2019.12.10 / 掲載日:2019.12.10
【グー連載コラム】PARTS COLLECTION (2019年12月)

平成から令和へと移り変わり、新時代の幕開けとなった2019年も残りわずか。自動車関係でも多くの事件や事故もあったが、人気のあったアイテムは何だったのかを今一度振り返ってみよう。
(掲載されている内容はグー本誌2020年1月号の内容です)
2019年はドライブレコーダーが大躍進

事故が目立った2019年はドラレコの売り上げが好調
2019年も自動車界隈ではさまざまな事があったが、やはり2019年を一言で表すならば「安全」というのがポイントだったかと思う。耳にタコができるほど聞いた“あおり運転”や“高齢者による事故”など、ネガティブな話題が連日報道された。そんな暗いイメージの多かった2019年。世間ではどのようなパーツ・グッズが売れたのかを大手カー用品店オートバックスを参考に紹介していこう。
ひとつめは、皆さんのご想像の通り「ドライブレコーダー」だ。今となってはドライブレコーダーの装着は当たり前といっても過言ではなく、2019年もっとも売れたカーアイテムではないだろうか。
そもそもドライブレコーダーが注目され始めたのは2017年に発生した東名あおり事故。その後、立て続けにあおり運転がドライブレコーダーにより録画され、その映像がテレビや動画投稿サイトなどにアップロードされることで多くの人々が関心を持ったことが要因だろう。その結果、オートバックスでも連日在庫不足となる事態が発生。また、筆者が自動車カスタマイズショップへ取材に言った時に何が1番売れているかと聞いたところ「ドライブレコーダーが1番売れている」とコメントされたこともあった。
備えあれば憂いなしという言葉があるように、万が一の時に備えて装着することが大切だ。最近ではあおり運転に備えてリヤにもドライブレコーダーを装着するドライバーが増えてきている。ちなみに「後方録画中」のステッカーもかなりの効果があるようだ。他にも360度録画できる製品も登場し、事故を記録する以外にも、ドライブの思い出を記録するという用途も増えてきている。
続いてはカー用品店の定番アイテム「スマートフォンホルダー」だ。といっても昔から人気のあるアイテムだが、最近ではスマートフォンとの連携機能を持ったカーナビやオーディオが増え、なかにはスマートフォンとの接続を前提としたカーナビも出てきている。昔以上にスマートフォンの必要性が高まったことで、理想的な置き場を設けるためのホルダーが売れているというワケだ。
ここでひとつ注意が必要なのが、運転中にスマートフォンを使用する「ながらスマホ」が2019年12月より厳罰化される。これにより運転中に携帯電話を使用(保持)していた時点で「6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金(従来は5万円以下の罰金のみ)」となり、違反点数も「3点(従来は1点)」となる。反則金も「普通車で1万8千円(従来は6千円)」と大幅にアップしている。
さらに携帯電話使用等により交通の危険を生じさせた場合は、「1年以下の懲役または30万円以下の罰金(従来は3か月以下の懲役または5万円以下の罰金)」で、違反点数は「即、免許停止となる6点(従来は2点)」だ。
スマートフォンにより便利になる一方で、スマートフォンによる事故が多発しているのも事実。今や生活の必需品となっているスマートフォンだが、運転中に使用はせず安全運転を心がけよう。
Yupiteru SN-R10
オープン価格
視野角最大163°の広角記録により撮り逃しを防ぐことができるリヤ専用ドライブレコーダー。自動で感度を調整してくれるスーパーナイトモードは昼夜問わず鮮明な映像を記録。
問◎ユピテル https://www.yupiteru.co.jp/TEL.0120-998-036
Carmate SA27 スマホルダー ロングアーム
2400円
Carmate SA27 スマホルダー ロングアーム
前方の視界を妨げないスーパーローポジションや運転時の視線の移動が少ないレギュラーポジションなど、自在なポジションが選べるスマホホルダー。取り付けも簡単で車種を選ばない。
問◎カーメイトhttps://ps.carmate.co.jpTEL.03-5926-1212