カー用品・パーツ
更新日:2019.02.12 / 掲載日:2019.02.12
【グー連載コラム】LATEST TIRE NEWS 快適なドライブをサポートするタイヤ講座

快適なドライブをサポートするタイヤ情報を毎月お届けする本企画。
今回のテーマは「東京オートサロンで見つけた最先端のタイヤ」です。
(掲載されている内容はグー本誌2019年3月号の内容です)
気になるタイヤが目白押し! 東京オートサロンで見つけた最先端のタイヤ
2019年のオートサロン 全天候型タイヤに注目
今年のタイヤのトレンドと気になるタイヤを探しに、東京オートサロンに行ってきたので紹介しよう。
まず気になったのは、まあこれは今年からというよりも数年前からすでに始まっているが、東南アジア製タイヤメーカーのブースがいくつも見られたこと。いかにも走りそうな、あるいはどこかで見たことのあるようなトレッドデザインのスポーツタイヤが展示されていた。しかも、安い価格設定だから驚く。
性能については何とも言えないが、東南アジア…主に中国製タイヤの台頭が印象的だった。
考えてみれば、中国一国で2018年の自動車販売台数が2310万台。ニュースでは中国の新車販売台数が28年ぶりに前年割れ、なんて書かれていたが、それでも2300万台強のクルマが売られ、相応のタイヤが消費されているわけだから、多くのタイヤメーカーができても不思議ではない。
あらためて東南アジアのタイヤメーカーの勢いを感じた。
それからオートサロンで発表された、グッドイヤーの「ウェザーレディ」というSUV用オールシーズンタイヤも気になったタイヤの一つ。これで乗用車用オールシーズンタイヤのベクター4シーズンとともに、ラインアップの充実が図られたわけ。このタイヤも注目すべきタイヤだが、ベクター4シーズンが登場して以来、オールシーズンタイヤとヨーロッパウインタータイヤの動きが活発になっていて、ちょっと冬のタイヤシーンに変化が起きつつあるように思えた。
ショーには出展されていなかったと思うが、ファルケンの「ユーロウインターHS449」、ミシュランのオールシーズンタイヤ「クロスクライメイト」など、スタッドレスタイヤ以外の選択肢がぐっと広がっている。場の空気というのだろうか、冬用タイヤ=スタッドレスという時代から、もう少しドライ路面で使いやすいオールシーズンやウインタータイヤが出てくるようなムードが感じられた。
そしてもう一つ、東京オートサロンで気になったのがヨコハマのアドバンコンセプト。ネオバ登場から10年。コンセプトモデルが次期ネオバとしてリアリティを持って来るくらいの時間が経過している。ヨコハマによれば、コンセプトモデルのまま出てくることはないようだが、センターのウエーブした2本の太溝や、大きなブロックにスパッと入ったサイプなどあっても不思議じゃないと思う。
今年か来年か、もう少し後になるのか、チラチラと新型スポーツカー登場の噂もあり、そんなクルマを見据えた元気のいいスポーツタイヤも出てきてほしいものである。
YOKOHAMA ADVAN NEOVA CONCEPT
問◎横浜ゴム TEL.0120-667-520https://www.y-yokohama.com/
AD08が発売されてから10年が経ち、ついに次期ネオバとして公開されたコンセプトモデル。特徴的なトレッドパターンを踏襲しているが、これがそのまま次期モデルになるかは不明。
YOKOHAMA G.T.SPECIAL CLASSIC
145/80R10から165/80R15(予定)
問◎横浜ゴム TEL.0120-667-520https://www.y-yokohama.com/
ヨコハマが過去に販売していた「GTスペシャル 350」の完全復刻モデル。クラシックカーに相応しいトレッドパターンが特徴で、現代技術により最適な性能と安全を提供してくれる。
GOODYEAR ASSURANCE WEATHER READY
215/65R16から235/55R20
問◎グッドイヤー TEL.0120-609-188https://www.goodyear.co.jp/
シティSUVに求められる静粛性や乗り心地を犠牲にすることなく、突然の雪でも走行を可能にする全天候型タイヤ。雪が降るような低温時でも高いグリップ力を発揮する。