カー用品・パーツ
更新日:2026.09.03 / 掲載日:2026.09.03

新時代のボディ保護、遮熱・放熱コーティングってナニ?「HEAT GUARD」

いまや施工が当たり前と言えるほど普及しているボディコーティング。近年ではガラスコーティングやセラミックコーティングが主流だが、この7月にBUDDICAから遮熱・放熱コーティングの「HEAT GUARD(ヒートガード)」というコーティング剤が登場。この商品鼻特殊なコーティング剤を使用しており、施工すると車内温度が最大5〜6度低減するというのだが驚き。今回はその秘密を探るべく、編集部 大塚が中野社長へインタビューを実施することになった。

BUDDICA 代表取締役 中野優作氏
BUDDICA
代表取締役
中野優作氏

中古車販売事業を中心に、急成長を続ける株式会社BUDDICAの代表。今回は新たに「HEAT GUARD」の卸売事業をスタート。

グーネットマガジン 編集部 大塚
グーネットマガジン
編集部 大塚

自他共に認めるクルマ好き。2026-2027 日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員としての顔も。今回は自らレポーターを志願して、中野社長に気になることを聞いていきます!

実体験が引き金になった、社会課題へのひとつの回答

BUDDICA 代表取締役 中野優作氏

編集部 大塚「本日はお忙しい中ありがとうございます! ここ数年、夏の暑さには皆さん辟易としているかと思います。そんな状況だけに、『HEAT GUARD』のニュースを聞いたときは驚きました」

中野「こちらこそ、このたびはお声がけいただきありがとうございます! プレスリリース発信後、さまざまな方からお声がけいただき、注目度の高さを実感しています」

編集部 大塚「まずはこの商品を販売することになった背景をお伺いできますか?」

中野「BUDDICAでは主力である車両販売に加えて、クルマまわりのさまざまなビジネスに日々注目しています。そして、これは価値があると思えるものをお客様へ提供できれば、より多くの皆さんが我々のファンになってくれると考えています。また、今回の『HEAT GUARD』については、私の実体験が引き金になりました(笑)」

編集部 大塚「最近の夏の暑さは異常ですからね。実体験が引き金とは興味深いお話ですが、具体的にはどのようなお話なのでしょうか?」

中野「私はいまテスラのモデルXに乗っていまして、とにかくガラスルーフからの日差しが暑いのです。この季節はとくにそうで、乗るたびにどうにかならないかと考えていました。社外品でガラス部分をカバーするパーツも出ているのですが、それではせっかくのガラスルーフを台無しにしてしまいます。そこで、最初はフィルム施工を考えていました。もちろん自車への施工に加えて、BUDDICAでのサービスメニューという側面も含めて検討を重ねていたのですが、フィルムの透過率による車検対応や経年対応などへのアプローチを含めて、なかなか導入に至らなかったわけです。そのようなときに、この遮熱・放熱コーティングを取り扱っている会社に巡り合い、我々が独占的に販売させていただくことになりました」

国内初登場となる新しいコーティングの姿

BUDDICA 代表取締役 中野優作氏

編集部 大塚「現在コーティングの多くは、撥水や艶を主眼に置いた商品が多いと思います。この『HEAT GUARD』は、炎天下に2時間放置した車両ではクルマの車内温度が最大5度低減すると聞き、とても驚いています。私も屋外に駐車するときはサンシェードをしたり、状況が許せば窓を少し開けて駐車するなど対策しているつもりですが、まさか遮熱・放熱の機能を持ったコーティングがあるのか!と」

中野「『放熱』は蓄積した熱を赤外線として効率的に再放射して、結果的に車内温度を下げることに成功しています。外部試験データによって液剤の透明性と遮熱効果の両立が証明されたコーティング剤としては、国内初となります。付け加えますと、このセラミックコーティングの技術は、元々は軍事・航空宇宙分野の高機能素材技術だったものです。それが近年になって材料技術やナノセラミック技術の進歩によって、一般用途への展開が可能になったと言えます」

編集部 大塚「ユーザーメリットがたくさんありそうですね。車内温度が下がるということは、エアコンの稼働率を下げて燃費にも好影響を与えそうですし、ボディカラーが黒系のクルマでも効果が発揮できそうですね」

中野「遮熱に関しては、フィルムも主に近赤外線を反射しますが、表面上に熱を滞留させる性質があります。これが本製品だと熱を効率よく放射してくれます。また、このコーティングは、ボディ以外のガラス面やヘッドライト、ホイールなどにも施工できるのも魅力で、とくに私はホイールやブレーキ周りの汚れがつきにくくなることが気に入っています。とくに輸入車はブレーキ性能が高い分、ダストでホイールが真っ黒になるじゃないですか」

編集部 大塚「足まわりの汚れの固着は本当に気になりますよね。また、ガラス面への施工も嬉しいポイントかと思いました。窓内側に施工する熱反射フィルムは経年での貼り替えが面倒だとも聞きますし、万が一の事故やトラブルでガラスを割って車外へ脱出したいときなどは、フィルムが貼ってあると割れないのではと思ったりもします」

中野「商品特性についてさらに突っ込んで説明しますと、放熱性能は+10%(SGS認証取得済み)、車内の温度上昇抑制効果は平均ー2度、最大ー5度(ともに自社での実証結果)となっていまして、セラミックコーティングらしく、強い被膜を形成するので耐久性にも優れています」

編集部 大塚

編集部 大塚「よくコーティング膜の強さを硬度で表現するかと思うのですが、『HEAT GUARD』の硬度はどのくらいになりますか?」

中野「大塚さんお詳しいですね(笑)。『HEAT GUARD』の硬度は9Hとなっています(SGS認証取得済み)。参考までに一般的なコーティングは2H、高品質なコーティングで7Hですから、かなり硬い被膜を形成します」

編集部 大塚「そこまで硬いと、施工にも技術が入りそうですね。施工はBUDDICAでもお願いできるのでしょうか?」

中野「7月に発表したリリースでは全国のコーティング施工店・自動車販売店への卸売をメインに謳っていますが、我々のカーコーティング専門店『BUDDICA PHOENIX PRO(バディカ フェニックス プロ)/高松店、大阪堺』でも施工いただけます。費用は15万〜37万500円となります」

先日オープンした「カーコーティング専門店『BUDDICA PHOENIX PRO 大阪堺店」。

編集部 大塚「施工後の耐久性や接し方など、いわゆる一般的なボディコーティングの違いはありますか?」

中野「本製品がセラミックコーティングのため、通常のセラミックコーティングとの差はほとんどないと言えます。正しい施工が施されていれば、通常の洗車では落ちませんし、使用環境にもよりますが3年間の長期間性能を維持します。ただし、これは施工者目線になりますが、そのような特殊な溶剤のため、正しく施工するためには難しさもあります」

この素晴らしい効果を広げるべく、いま今後の展開を模索しています

BUDDICA 代表取締役 中野優作氏

編集部 大塚「販売に至るまで苦労されたことはありますか? お話できる範囲でかまいません(笑)」

中野「元々が軍事・航空宇宙分野の素材技術であり、それを自動車用途へ改良して発売するわけですから、我々自身もその性能が本物か見極めるために多くの時間を費やしました。実際に私が台湾の工場まで足を運んで視察したり、複数の車両を使って、日本国内で何度もテストを行い、検証を進めました」

編集部 大塚「それは楽しみですね!」

中野「『HEAT GUARD』の取り組みは、猛暑で車内が危険な温度になるといった社会課題への一つの回答になるという思いがあります。そのため、自社の施工だけにとどまらず、全国の同志を通じて多くのお客様に提供するべく、卸売という形態もとることにしました。まだまだ研究途中ですが、この素晴らしい効果をほかにも広げていけないかと、現在模索しておりますので、ぜひご期待ください!」


インタビューの後、編集部 大塚のホンダeを実際に施工することになりました。その模様を次回お届けしたいと思います!

制作●ユニット・コンパス

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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